SHPでのひとコマ③

シャイニングハーツパーティー（SHP）では、手作りした楽器を来場者の方たちにお配りしています。

この楽器には運営ボランティアスタッフの皆さんからの想いがしっかりとつまっています。

・体が不自由な人でも持ちやすいように

・すぐに音が出やすいように

・小さい子でも使いやすいように

そして何より、全員がこのコンサートの参加者になれるように。

　

毎回手作りプレゼントはどれにするか、どんなものがいいか、第1回目のミーティングから考え、決定し、作成していきます。

当日、楽しそうに手作り楽器を持ち、音を出している来場者の方を見ていると、作ってきてよかったな、と実感します。

 

 

昨年度は盲目のバイオリニストの白井崇陽さんにゲストとして参加していただきました。

白井さんのご出演後に

「会場からなんだかいい楽器のリズムが聞こえてきました！」

とおっしゃっていただきました。

私たちの楽器への想いや、白井さんがご出演していただいている間の会場の様子をお伝えすると、

「良いハーモニーになっていましたよね。」

伝えていただきました。

　

どのご出演者の方も、他のホールとは違って話し声や楽器の音などが聞こえるにぎやかな会場を快く受け入れ、ご理解していただいています。

このような自由な空間での演奏を快く引き受け、ご出演いただけることはとてもありがたいことだな、と感じています。

　

舞台の上の出演者だけではなく、お越しいただいたみなさんが参加者になれるコンサート。

今年も来場者の方に喜んでいただけるよう、プレゼントの作成に励んでいます。