プロジェクト概要

日本人にとって馴染み深い蚕(シルク)を使うことで、
昆虫食をもっと身近に感じてほしい!

大豆の代わりに蚕の繭を用いて
「醤油」を再現した「シルク醤油」を開発しました。

 

▲シルクはアミノ酸の種類が豊富なせいか甘みと旨味が非常に強いです。

 

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。昆虫エネルギー研究所・代表の佐藤裕一です。

 

将来的に予測されている食糧危機に際して、解決のための切り札と言われている「昆虫食」ですが、その見た目などから敬遠する人は未だに多いのが現状です。われわれ研究所は、「昆虫食」の普及にむけ、昆虫の養殖や料理の研究を続けながら、イベント、ラジオ、テレビに出演する活動を行っています。

 

そして今回、広く一般の方々に昆虫食に触れていただくべく、大豆の代わりに蚕の繭を用いた「シルク醤油」という調味料を開発しました。日本人が大切にしている、シルクによる醬油が注目を集めることで、昆虫食に触れてもらえる“最初の入り口”になればと考えています。

 

こんにちは。昆虫エネルギー研究所・代表の佐藤裕一です。

 

 

なぜ、シルクなのか

 

日本では弥生時代から養蚕が行われており、古事記や日本書紀にもカイコの記述があるほど長い付き合いです。日本の養蚕は明治時代に隆盛期を迎え日本近代化の礎を築き、1935年ごろの日本ではカイコの餌となる桑の木が 14億本もありました。

 

「お蚕さま」という半ば神格化した呼び方が残っていたり、「1頭、2頭」と数えられるなど、カイコというのは、日本人にとって特別な昆虫なのです。

 

また、高級なシルクを作り出すことでも知られており、日本でも長野県など一部で食されている蚕は、昆虫食を「ただのゲテモノ」のようにうがった見かたで終わらせない、最適な昆虫のひとつといえます。

 

ただ、今回のシルク醤油を販売できるだけの量を醸造するには、多額の材料費が必要です。高級な繭は、1キロ10万円以上も掛かってしまいます。

 

▲高級な繭から作るシルク醤油は、その工程上どうしても個数などが限られてしまい、すぐには量産できないのが今後の課題です。

 

 

醤油発祥の地、和歌山県の認定事業
「シルク醬油プロジェクト」

素人の私達に手を貸してくれたのは
「醤油界の伝説的職人」でした

 

2013年に和歌山県で地域活性化活動を行っている「いなか伝承社」の田中さんから昆虫を使った村おこしのアイデアはないかという相談があり、「和歌山だし、昆虫を使って醤油を作れないだろうか」という話になりました。

 

しかし、昆虫を醤油にするなど簡単にできるわけもなく困っていたところ、手を貸してくださったのが、135年以上の伝統を持ち、最高の職人たちが集う湯浅醤油さんでした。社長の新古社長は二つ返事でこのプロジェクトを応援してくださり、一緒にシルク醤油開発への挑戦が始まりました。

 

その後、4回もの試作を行い、旨味や甘みの強い調味料ができあがりました。醤油とは「穀物を原料とし、醸造技術により発酵させて製造する液体調味料」のことを指すため、繭を原料としたこの商品を、我々は「シルク醤油」と名付けました。

 

▲シルク醬油は、京都の塩野屋さんの育てたこだわりの繭で試作しています。

 

 

湯浅醤油・新古敏朗からのメッセージ

 

 

みなさんこんにちは、湯浅醤油・社長の新古敏朗です。

 

湯浅醤油は、日本醤油発祥の地といわれる和歌山県湯浅町で135年の伝統を持ち、最高の職人たちが「世界一の醤油をつくりたい」をビジョンに、醬油作りに励んでいます。「つくる・伝える・貢献する」を理念とし、地域社会の発展や伝統技術・先人の想いの伝承のために日々精進しています。


今回の我々の新しい挑戦には、日本人が世界に誇るべき豊かな発酵食文化と養蚕技術を残してくれた先人たちもきっと喜んでくれると信じています。醤油発祥の地・和歌山から世界に発信できる「シルク醤油」を開発し、シルクロードを渡って日本の伝統を世界に伝えたいです。そして、次世代を担う子どもたちに日本の伝統産業を誇らしく思う気持ち=気づきを提供し、美しい日本を伝えていきたいと思っています。

 

 

シルク醤油の味

 

▲シルク醬油パッケージのラフデザインです。デザインは変更となる可能性もございます。

 


シルク醤油は甘みと旨味が強く、奥深く優しい味わいの濃口醬油のような液体調味料です。

 

さらに、さまざまな栄養もたっぷり含まれており、シルクの中心繊維のフィブロインというタンパク質は、肌のコラーゲンと深く関係のあるグリシンやアラニンを主とした18種類のアミノ酸で構成されています。※1

 

また、今回の原料の一部は塩野屋さんの育てた人工飼料には餌付きにくい都浅黄(みやこあさぎ)という黄色い繭を作る品種を使用します。白い繭に比べて、黄色い繭はセリシンというタンパク質が非常に多いといわれています。

 

※1 非常に効能の高いシルクですが、発酵によってその成分がどのように変化するのか、栄養成分の分析を行い、分析の結果を管理栄養士に今後解説してもらうことを予定しております。

 

セリシンの中に色素の成分が多く含まれる、都浅黄という黄色い繭を使用します。

 

 

シルク醬油が、昆虫食を普及する
第一歩となることを信じて。

和歌山の振興から先端産業まで絡む
壮大な未来図を描いて――。


この「シルク醤油」に留まらず、和歌山県と絹をもっと結びつけていくことも考えています。今は農家の高齢化に伴い、養蚕をやっている農家がどんどん減っています。その一方で、絹織物だけにとどまらず、化粧品、食品、さらには医療品としてのシルクの需要が世界的に高まっており、マーケットが大きく発展する可能性も秘めているのです。

 

だからこそ、この潮流を昆虫食とも絡めて、地域の発展の大きなムーブメントにできたら面白いとも考えていたりもします。

 

そのすべてのスタートアップとなるのが、「シルク醤油プロジェクト」です。クラウドファンディングを成功させることができれば、今後の成分分析や開発の費用に充てることが可能になります。どうか皆様、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

応援者さまからのメッセージ

 

ムシモアゼルギリコさん

ごく一般的な大豆から作る「しょうゆ」をイメージしていると、びっくりしてしまいそうな個性的な味わい。塩分強めでナンプラーやしょっつる系を思わせる風味豊かな調味料ですね。ニラやパクチー、春菊など個性の強い野菜とあわせると、相性最高です。

 

これまで「繭」は、いわゆる「シルクパウダー」を加えたお菓子などは食べたことがありましたが、それらは無味無臭で存在感ゼロ。それと比べると、「ザ・アミノ酸」といった雰囲気のうまみが、繭由来なのでしょうか。これまでは捨てられていた部分でこんな調味料が生まれるとは、素晴らしいことですね。

 

ほそいあやさん

シルク醤油、冷や奴にかけて食べました。まろやかで、九州のほうの刺身醤油のような甘さがありますね。マユを発酵させたらこんなに甘くなるとは驚き。アミノ酸のうまみがすごい。お豆腐にかけるとまた絶妙で、他の薬味がいらなかったです。

 

シンプルな食材に使うのが良いと思いました。焼き海苔につけて食べるだけでも特別なおつまみになりそうです。

 

内山昭一・昆虫料理研究家


シルクは主にフィブロインとセリシンという2種類のタンパク質で構成され、グリシンとアラニンというアミノ酸が多く含まれている。これらのアミノ酸は独特の旨味と甘味を持っている。シルク醤油は市販のキッコーマン醤油と比べて薄味で旨味が濃いのが特徴である。出汁醤油として煮物や和え物など和食の味付けに向いている。ナッツの香りとまろやかな味わいは刺身などにもよく合う。素材の美味しさを引き立てる新しい調味料として様々な用途に使える可能性を秘めている。今後の展開に大いに期待したい。

 

 

メディア掲載情報

 

■新聞

・産経新聞(新聞)

 

・朝日新聞

 

■WEBニュース

・産経WEST 2017年7月14日

ゴキブリは素揚げ、カメムシはパクチーの香り…「昆虫食」の“奥深い世界”、新たにシルク醤油も

・ITmedia NEWS 2017年7月19日[産経新聞転載]

広まるか「昆虫食」 ゴキブリは素揚げ、蚕の繭は「醤油」に!? 

 

・BUZZAP! 2017年6月25日

「関西虫食いフェスティバル」を主催した佐藤裕一氏インタビュー前編、新しい昆虫食の可能性「シルク醤油」とは?

 

 

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