半世紀の歴史の中で協力隊員の経験者はすでに4万人を超えています。
2年間の協力隊の経験がその後の人生にどのような影響を及ぼしたのか、これは本を出版する上での大切なテーマでした。

 

最近では協力隊OBOGもテレビや雑誌等でよく取り上げられるようになり、これはと思う方の情報を募ったところ、200名以上の名前が挙がりました。
しかし全員を紹介することは不可能、ではどのような基準でOBOGを紹介するか、関係者の間で議論が行われました。

 

単に有名だから、テレビに出ていたからというのではなく、既存の価値観にとらわれることがなく、自らが大切だと感じている自分の物差しを持ってその後の人生を生きている人を紹介したいということになり、50周年ということもあり、50人のOBOGを取り上げて紹介することになりました。
キーワードは「持続する情熱」、当時はまだ本のタイトルは決まっていませんでしたが、これは記念誌全体を貫くテーマでもあり、結局そのまま本のタイトルとなりました。

 

隊員の職種は100種類を超えます。当然、帰国後の進路も皆様々です。
しかし協力隊の経験者に共通しているのは「自分にとって、本当の幸せはとは何か」ということを皆真剣に考えていることではないでしょうか。
これまで幸せだと思っていたのは必ずしも正しいとは限らない、協力隊活動を通して誰しもがそんな経験をされたのではないかと思います。
協力隊OGOG、50人の物語は「情熱ライフ探訪記」として紹介しています。
協力隊員の成果を、任期の2年間のみならず、その後の人生を含めて顕彰しようという試みです。
ぜひ、皆様も協力隊の成果について一緒に考えていただければ幸いです。

 

ウナギの産卵場所を世界で初めて特定した東大の塚本教授(右)を支え、
ウナギを探して世界中を駆け巡る青山OB(『持続する情熱』より)

 

 

また、取材を進める中で出版社の方から、「協力隊経験者の方と話をしていると、日本の一般家庭とは別の価値観を持っているのではないかと感じる」という話をいただきました。普通、日本では  家のローン」と「子どもの教育」が家庭の関心の中心であるが、隊員経験者のカップルは全く別のものが関心事になっているように感じるという意見をいただき、協力隊に関わる5組の家族も併せて紹介することになりました。

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