支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 98人
- 残り
- 21日
プロジェクト本文
▼自己紹介&プロジェクトを立ち上げたきっかけ
石川県輪島市門前町で杉本木工々房を営む、杉本豊と申します。
私は昨年の4月に東京の練馬区から能登に家族で移住し、輪島市門前町に工房をかまえました。病気で仕事をやめられた地元の建具職人さんの作業場を、自分で修復して工房にしました。商店街に賑わいを取り戻したいとの思いで、店舗部分にはストリートピアノを設置。地元木材の能登ひば(アテ)を使った製品の開発など、新たな挑戦も始めました。
そんな矢先、今回の能登半島地震が発生しました。無惨にも全壊した店舗兼自宅、大規模半壊した作業場を見たときは言葉もありませんでした。事業の継続は困難となり、いったんは廃業を考えました。しかし地元の方や全国のお客様から「応援するからぜひ工房を続けてほしい」とのありがたいお声を多数いただきました。
「僕たちは能登が大好き。だからここから絶対離れたくない」。地震でかつてない不安と恐怖を感じ、避難所で不便な生活を続けていた子供たちの声も、私の決断を後押ししてくれました。「何としても再び、この門前町で工房を再開し、能登の復興とこれからの発展に貢献したい」。そんな思いからこの度クラウドファンディングにて、杉本木工々房の作業場再開のための資金を募らせていただくことにいたしました。どうかご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。
▼まな板削り直しサービスとは
杉本木工々房は「直せるものは直して末長く使う」をモットーに、私が10年前に東京・練馬で立ち上げました。メイン事業のまな板削り直しサービスは、ネット申し込みにより全国のお客様にご活用いただいてきました。 最近はプラスチックのまな板を使う方も増えていますが、木のまな板には包丁あたりや切り心地の良さ、天然の殺菌作用や香りといったプラスチックのまな板にはない魅力があります。「まな板は木に限る」と、プロの料理人から一般の方まで愛用されている方が多くいらっしゃいます。
ただ木のまな板は長年、使っていると、どうしても黒ずんだり、傷が増えていったりします。でもそんなまな板も、適切に削り直しをすることで、何度も新品同様の状態に蘇らせて末長く使うことができるのです。 独自の技術で丁寧に仕上げる当工房のまな板削りサービスは「新品同様になって感激しました」「木のまな板の良さを再認識しました」と、全国のお客様から喜んでいただいています。古くなったものを使い捨てにせず、いつまでも大切に愛用するお客様から、私自身がまな板削り直しは日本が誇る素晴らしい文化だと痛感しています。
今までにお客様から寄せられたメッセージやご感想が載っている、まな板削り直し掲示板はこちらです
https://yutayutachin.bbs.fc2.com/
▼私が輪島市門前町に移住した理由
私が東京練馬区にいた時、子どもたちが通っていた幼稚園の園長さんがたまたま門前町の出身でした。もともと田舎暮らしへの憧れがあったこともあり、10年前からちょくちょく、能登の園長さんの実家に通うようになりました。通ううちに地元の知人もどんどん増え、心温かい能登の人たちが大好きになりました。何より「こんな豊かな自然のなかで、子供たちをのびのび育てたい」との思いが募り、能登への移住を決断しました。
移住後も、門前町のみなさんは私たち家族を大歓迎してくださいました。そのやさしさと気遣いに改めて感激しました。門前町ではみなさん顔見知りで、家の鍵などかけません。私の家の玄関には、毎日のようにどなたかが野菜やおかずを置いてくれていました。子供たちも工房前の田んぼでの田植えや稲刈り、太鼓の練習など、東京では絶対にできない体験に目を輝かせていました。
あんな豊かで心躍る暮らしを与えてくれた門前町のみなさんには、心から感謝しています。今は私自身、先が見えない不安のなか、少しでも復興の一助になれればとの思いから、慣れない道路復旧や震災瓦礫処理の仕事をしております。でもいずれは再び工房でまな板削りや木工製作の仕事に打ち込みたい。地域のみなさんとともに、再びあの豊かな暮らしを取り戻したい。そんな思いで日々、自分自身を奮い立たせています。
全壊した自宅兼店舗
自宅居間部分
大規模半壊した工房(門前町高根尾)
自宅兼店舗の罹災証明(全壊)
▼プロジェクトの内容・今後のビジョン
まずは作業場でまな板削り直しを再開するための作業場の確保や修復費用として、200万円の支援をお願いしたいです。
本クラウドファンディングはALL-IN形式で行われます。目標金額に満たない場合もクラウドファンディングは成立となり、集まった金額に応じて当初プロジェクトに沿った内容を実行いたします。目標金額を超えて集まった場合は別途活動報告などを通じて使途のご案内をいたします。刻々と変わる状況に鑑みて、ページ内記載のプロジェクト内容が変更、遅延する場合もございますが、支援金の返金は行われませんのでご理解のほどお願い致します。一方で、完全に中止となった場合は返金致します。
【自己紹介】
昭和48年横浜市生まれ、東京都練馬区育ちの50歳
中学生と小学生の男の子を待つシングルファーザー
20歳からピアノ調律師として働き、40歳の頃にもともと趣味だった木工を生かし杉本木工々房を開業
令和5年4月 輪島市門前町へ移住
令和6年1月1日 能登半島地震により被災
皆様のご支援、よろしくお願い申し上げます。
杉本木工々房 杉本豊
- プロジェクト実行責任者:
- 杉本 豊(杉本木工々房)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年8月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
工房の再建に向けた準備、用地の獲得等
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 用地の獲得が未知数
- プロジェクトを実施する上でのリスクについて
- 用地の獲得が未知数
- リターンを実施する上でのリスクについて
- 実際に工房が再開出来た場合には即日開始いたします。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
杉本木工々房ホームページ http://www.sugimotomokkou.jp/manaitakezuri
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