農村部の心のケアで実施するキーパーソンミーティングの様子

ご支援をいただき１０日がたちました。

たくさんのご支援を本当にありがとうございます。

山の頂までもう少しです。

引き続きご支援をよろしくお願いいたします。

 

キーパーソンミーティングの様子

 

農村部の巡回診療で行っている心のケア活動のキーパーソンミーティングについて現在の状況を少しお話しします。

 

キーパーソンミーティングは、我々が活動している地域のヘルスセンターにおいて、ヘルスワーカー、村長、宗教関係者、助産師など、地域の“キーパーソン”を集めて、精神疾患について、理解してもらうためのレクチャーや意見交換を行う活動です。このミーティングのおかげで、精神保健という理解されづらい活動が、比較的スムーズに地域に受け入れられるようになりました。

 

村でのキーパーソンミーティングの様子

 

SUMHが活動しているシェムリアップ州アンコールチュム保健区、およびクララーン保健区における全35カ所のヘルスセンター（参加人数が多い時は、近くの寺院の集会スペース）において、住民向け精神保健レクチャーを実施しすることを目標にしています。

 

 

平成27年度は、計8回の実施、平成28年度は15回、平成29年度は12回を予定しています。１回の参加者は、20人程度が見込まれています。

 

また、実際に活動がどのくらい効果があるのか等を知るために、レクチャーの前後で、精神疾患に関する知識、および精神病患者に対する意識について測定を行っています。前後を比較することで、精神保健のレクチャーが全体として有効であったか、どの点が理解しづらかったのか等も分析を行い活動の振り返りをしてより住民のニードに合わせた活動にしていく予定です 。

(ニュースレター44  西尾彰泰理事記事より)

 

皆さんのご支援にて、巡回診療で行うのは、

現地の農村住む心のケアを必要とする人々や家族が地域で幸せに生きるための

大切な活動です。

 

ご支援をよろしくお願いいたします。