支援総額
目標金額 400,000円
- 支援者
- 49人
- 募集終了日
- 2016年3月28日
シリア難民支援の現場より〜レポート①〜
こんにちは。
皆様のあたたかいご支援のお陰で、プロジェクト公開開始から10日間で目標額の70%を越えることができました。ご支援、ご協力本当にありがとうございます!
少しずつですがこの場を借りて、今まで関わってきたシリアの方々の様子をレポートしていこうと思います。今日ご紹介する家族は2013年にヨルダンの首都アンマンに都市難民として暮らすシリア人家族です。
家族構成は母(写真左)、長男20歳(写真中央)、次男14歳、長女9歳(写真右)の4人家族で、父親は2005年に病死。写真は日本から持参した洋服を届けた時の様子。
ホムス出身でヨルダンには2012/5/22に入国。現在は東アンマンでアパートを借りて暮らしている。アパートの家賃は光熱費込みで120JD(約16,800円)。家具やテレビなどはヨルダン人などから寄付してもらった。
ヨルダン入国時に難民登録し、UNHCR(国連難民高等弁務官)からは2ヶ月前に200JD(約28,000円)支給を受けたがそれ以降の現金支給はなく、特定のスーパーでのみ購入できる食品クーポン券の支給を受けている(家庭によるがクーポン券は10,000円/月前後)。※このクーポンは2016年現在支給額が大幅に減少している。
長男は自閉症で、シリアにいる時に政府軍から暴行を受け、その時のトラウマからヨルダン入国当時は攻撃的な性格になり、母親は彼から目が離せなかったと言う。まわりに頼れる人もほとんどいないため、長男を置いて仕事に出掛けることができず(母親はシリアでは働いてたとのこと)、次男が学校に行かずにレストランで働いて家族を支えている。次男(14歳)の給料は1ヶ月約130~140JDだが不法就労であるためいつまで働けるかわからない。
一時期精神的に不安定だった長男は、ヨルダンのメディカルセンターで2週間に1度診察を受けており、現在は抗精神薬内服しコントロールできているとのこと。私たちが訪問したときは笑顔で迎え入れてくれた。しかし、通訳で同行したシリア人男性を、
「君は秘密警察だろ?秘密警察だろ?そうだろ?」
と何度も何度も確認する発言があり、シリアで受けた暴行(詳細は不明)のトラウマが今でも尾をひいていた。
写真右の長女(9歳)は現在アンマンで学校に通っており、国連(UNHCR)への難民登録を行っているため学費は無料で、教科書なども支給されて貰えているようだ。
今の生活はどうか?と彼女に訊ねると、
「ヨルダンに残りたいわ。シリアには戻りたくない。ホムスの学校も壊されてしまったもの...」
と答えた。ほとんどの難民はシリアへの帰還を切望していた。彼女も平和な暮らしが取り戻せたら、もちろんまたシリアに戻りたいと望んでいるだろう。
このプロジェクトを通して、故郷に帰りたいと願うシリアの方々に、少しでも心の支えとなるようなメッセージを届けたいと思っております。
引き続き、ご支援、ご協力お願い致します!!!
リターン
3,000円
シリアから感謝の気持ちセット
●『みんなで作るシリア展』ポストカード
●ズフラート(シリアで愛飲されているハーブティー)のティーバック一包
●サンクスレター
- 支援者
- 28人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年6月
10,000円
シリアから完成CDと名産品セット
●3000円のリターンの内容
●今回のプロジェクトで製作したCD1枚
●シリアの名産品、アレッポの無添加石鹸
●シリア伝統刺繍を通じた女性支援活動『イブラワハイト』の刺繍入りくるみボタン(デザインはお任せ下さい)
- 支援者
- 17人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年6月
30,000円
シリアからスイーツとCDプレミアセット
●10000円のリターンの内容
●シンガーYaeさんのサイン入りCD
●CDのクレジット欄にお名前を掲載
●シリアカフェ手作りアラブ菓子(マアムウルもしくはバクラワの予定です)
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年6月