シリア難民を支援する環を広げたい!難民の声を映像で発信

シリア難民を支援する環を広げたい!難民の声を映像で発信

支援総額

1,040,000

目標金額 800,000円

支援者
64人
募集終了日
2014年9月19日

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2014年08月17日 18:07

複雑な問題

みなさん、こんにちは!今回は、私たちのプロジェクトメンバーである今野さんがご自身がヨルダンに行った時のことをレポートしてくださいました。

東日本大震災との対比など、参考になる情報も多いです。是非読んでみてください。また、この夏には私たちのプロジェクトメンバーがヨルダンに行き、実際にインタビューや映像撮影を行う予定にしております。こちらの様子も、随時アップデートしていく予定です!

 

【1.ヨルダンと日本の状況は同じ?】
2014年3月、3年ぶりに中東の地へ行きました。渡航先はシリアではなくヨルダンです。空港からダウンタウンに向かう途中には外資系のショッピングセンターが建設されていたり、市内に近づくにつれて活気立つ光景を目の当たりにしたりして、本当にシリア難民がこの国におり、大変な状況で暮らしているかと疑問を持つ様子でした。しかし、その華やかな一面とは裏腹に、シリア難民支援をおこなっているサダーカ(http://www.sadaqasyria.jp/)を始めとした組織・機関がこれまで報告しているようなシリア難民の生活の現実が、そこにはありました。

このような状況は、ヨルダンにおけるシリア難民に限ったことではないのかもしれません。例を挙げるとすれば、この日本でも同じことが起きているのではないでしょうか。

東日本大震災によって東北地方が甚大なる被害を受けました。ところが、その状況をマスメディアに報道されることは少なくなってきました。また、現地へ赴くボランティアの数も減っているのです。さらに東京や名古屋、大阪などの都市部に住んでいるだけでは東北地方の様子はほとんど分からない状況になっています。もしかしたら日本へ観光で訪れる外国人は、震災の影響について分からないかも知れません。

しかし、それでも震災を受けた東北地方の人たちは過酷な生活を強いられている現実があります。この状況は、ヨルダンも同じではないでしょうか?ヨルダンにシリア難民が暮らしていますが、その状況は「ヨルダンに観光に行っただけでは

分からない」のです。

 

【2.現地に行かなければ「現実」は見えない】
今回の渡航でわかったことがあります。それは、シリア難民がアンマン市内に住みはじめていることに対して、気にしていない人々がヨルダンにもいることです。その人たちは、自分たちの生活圏内にシリア難民は関わらないから、関係がないと考えているようなのです。

上記にあげた、日本での震災の事例をもちいて説明してみます。日本の都市部では、震災は東北地方で起きた、遠い場所での出来事、テレビのなかの出来事、少しは気にはなるけれどマスメディアは取り上げない、自分たちの生活とは関係ない、と考えている人が少なからずいると思います。これと同じではないでしょうか。

ところが、日本で震災ボランティアにいった方々が口を揃えていうことが2つあります。ひとつは「現地に行ってみて、東北地方が「復興」にはほど遠い状況である」ということ、もうひとつは「自分の意識の低さ」です。これらの気づきは、実際に現地に行くことで改めて分かる「現実」なのです。

私も今回の渡航で「現実」を知りました。私はシリアやヨルダンなどの中東情勢を日本で集め、現地の様子を知っているつもりでした。しかし、シリア難民の直接の「声」という「現実」には、それまで集めた情報とは比較にならないくらいの重みがありました。新聞やテレビ、各メディアが発信している「文字」ではなく、現実の「声」がそこにはあるのです。

 

【3.複雑な問題への解決方法】
シリア難民を取り巻く状況はじつに複雑です。「これさえすれば問題は解決するよ!」というような処方箋的な解決方法はないのです。医療、社会福祉、教育、行政などすべての分野が同時並行的に関わらければシリア難民の問題は解決しないと考えます。複雑な問題への解決方法は、複雑になるということです。

では「自分は何ができるのか」ということを考えるようになりました。シリア難民の「声」を聞き、自分も何かしなきゃと思い立った際に何が出来るでしょうか?自分ができること、とても限られています。いきなり現地に行っても何もできませんでした。

そうは言っても、自分の心の中で何かを決心するだけでは、何も変わりません。何かを変えるためには「行動」にうつす必要があります。自分が今すぐにできる、ちいさな行動です。たとえば募金、署名、フォーラムへの参加、周りの人への呼びかけなど、ほんの些細な「行動」です。それらの小さな行動は、シリア難民を取り巻く現状への、様々な分野からの解決のアプローチになるとおもいます。

 

これらのアプローチは、一見、まとまっていないように捉えられるかもしれません。しかし、シリア難民という複雑な問題が絡み合う現状へ対処するためには、このような様々なアプローチが必要であると考えます。

リターン

3,000


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①シリア伝統刺繍を通じた女性支援活動「イブラワハイト」のポストカード
 御礼メッセージを記載し送付いたします。全5種類。柄はお任せ下さい。

支援者
10人
在庫数
制限なし

10,000


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上記①に加え

②シリア難民ドキュメンタリーDVD(暫定版)を送付
③映像のエンドロールに名前が入る権利
(※制作時間を考慮し、暫定版DVDについては2015年3月末までの発送を予定しております。)

支援者
43人
在庫数
制限なし

30,000


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上記①+②+③に加え

④30,000円を寄付してくれた方の応援映像をDVD(暫定版・最終版)に収録する権利
⑤アレッポ石鹸:シリアで有名な自然派石鹸
⑥トートバッグ:シリア伝統刺繍を通じた女性支援活動「イブラワハイト」の特製トートバック。色、モチーフはお任せ下さい。

支援者
7人
在庫数
制限なし

50,000


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上記①+②+③+④+⑤+⑥に加え

⑦上映会及び関係者とのディナー会:シリア難民ドキュメンタリーDVD(暫定版)の上映会と関係者との食事会にご招待いたします。

支援者
5人
在庫数
制限なし

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