バンダ村の幼稚園に通う230人の園児に給食を届けました
こんにちは。特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International事務局です。
世界の約70億人のうち、10億人近くが飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、20億人近くが、食べ過ぎが原因で肥満状態にあります。この深刻な食の不均衡を解消するために、TABLE FOR TWOは創設されました。
食堂や店舗で、ヘルシーメニューや商品をご購入いただくと、1食につき20円の寄付金が、TABLE FOR TWOを通じて開発途上国の子どもの学校給食になります。20円というのは、開発途上国の給食1食分の金額です。つまり、先進国で1食とるごとに開発途上国に1食が贈られるという仕組みです。
今回のクラウドファンディングでは、ルワンダ・バンダ村の230人の幼稚園児に、5万食の温かい給食を届けることに挑戦しました。バンダ村はルワンダの南西部、ニュングウェ国立公園の辺境の小さな村で、ルワンダで最も貧困率の高い地区の一つです。TABLE FOR TWOはバンダ村の小学校2校、幼稚園1園で給食を提供してきました。
そんなバンダ村に、2015年にアングリカン幼稚園という新しい幼稚園が開園しました。TABLE FOR TWOが2016年4月に給食プログラムを開始し、子どもたちは幼稚園に通うことで、文字や数字を覚え、お昼には温かい給食を食べることができるようになりました。このアングリカン幼稚園での給食プログラムを2017年以降も継続していくため、クラウドファンディングを立ち上げ、協力いただきました。
30日間のクラウドファンディングの期間に、178名の皆さまから、1,296,000円ものご支援をいただきました。ルワンダのバンダ村に64,800食の給食を届けることができました。
また、当初の目標金額を上回ったため、アングリカン幼稚園に通う生徒の1年分の給食費用(食材費、燃料費、調理費、運搬費など)に加えて、村内のもうひとつの幼稚園に通う約80名の園児にも1年分の給食を届けることができました。
皆さまからのあたたかいご支援に、心より御礼申し上げます。
【園児の母親からのメッセージ】
バンダ村に住む園児の母親であるJeannetteさんからメッセージが届きました。
「私の娘はアングリカン幼稚園に通っています。小学校に入る前に簡単な算数を習ったり文字を覚えることができるのは、とても嬉しいです。 親である私が娘のための朝食を用意するのは限界があるのですが、娘はアングリカン幼稚園に行けば栄養のあるおかゆ(※)を食べることができるので、助かっています。
娘は幼稚園に通い始めてから、挨拶もするようになり幼稚園で習った歌も歌うようになりました。とてもオープンになったのです。
村内のほかの親にも幼稚園のことを話しています。母親からすれば、子どもには学校に行くのではなく家で家事の手伝いをしてほしいというのが本音なので、子どもを学校や幼稚園に通わせることには消極的でした。
しかし、その母親たちもアングリカン幼稚園に子どもを入れることに決めたのです。幼稚園に通えば勉強ができるしおかゆも食べられるという話を親戚や友人から聞いたことが、彼女たちの背中を押しました。給食の効果は着実に広がっています。」
(※)おかゆ(ポリッジ):バンダ村の子どもたちが食べている、ソルガムやトウモロコシ、大豆の粉末にビタミンや砂糖を加えて煮込んだお粥です。
【おにぎりアクション、今年も開催決定!ご参加をお待ちしています】
TABLE FOR TWOでは昨年のクラウドファンディング期間に 「おにぎりアクション」を実施しました。日本の代表食「おにぎり」にまつわる写真をSNSや特設サイトで投稿すると、1枚につき100円を協賛企業・個人が参加者の代わりに寄付し、アフリカ、アジアの子どもたちに給食をプレゼントできるという取り組みです。
今年も、この「おにぎりアクション」を10月5日から11月15日まで開催することが決定しました!おにぎりの写真を特設サイト(9月28日プレサイト公開予定)または #OnigiriAction をつけてSNS(Twitter、Instagram等)に投稿すると、1枚につき給食5食に相当する寄付(100円)を協賛企業が提供し、世界の子どもたちに給食をプレゼントできる取り組みです。期間中に給食100万食を届けることを目指します。
皆さまぜひ「おにぎりアクション」に参加してください!
【継続的なご寄付もお待ちしています】
給食によって子どもたちは安心して学校に通うことができ、集中して授業を受けることができます。
子どもたちの栄養状態を改善し、教育の機会をもたらす給食を継続するには、皆さまからのご支援が欠かせません。
TABLE FOR TWOでは月額500円からのマンスリーサポーターを募っています。
皆さまからのあたたかいご支援をお待ちしています。
http://jp.tablefor2.org/donate/