伝統工芸に宿る日本の思いやりの心を動画で多くの人に伝えたい

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支援総額

1,078,000

目標金額 1,000,000円

支援者
17人
募集終了日
2019年5月31日

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2019年05月22日 10:00

【過去取材先レポート⑥】淡路瓦

▼淡路瓦の歴史

 

淡路瓦は、幾多の時代と社会の変遷のなか、400年の歴史を刻んだ伝統工芸的地場産業です。

 

 

 

その間、先人から子々孫々へと受け継がれ、知恵と美意識に磨かれた瓦の形状は、実に数千種類にも及んでいます。

 

日本の屋根を代表する淡路瓦として、その巧みな組み合わせにより、あらゆる建築物、建築様式に飽きることのない詩情と普遍美を表現し、都市の街並や田園風景にしっとりとした調和と奥深い情緒を生み出します。

 

 

▼製作工程

 

①焼き縮みを考慮して図面製作。

②型紙製作、型紙に合わせて型取り板荒地を貼り合わせて、土台を作る

③粘土を盛って顔の荒を作っていく。手作業で少しずつ成形。

④ある程度の硬さになったら磨き上げ仕上げに入ります。

⑤最終工程は目を開ける作業。屋根から見下ろすことを考慮して位置を決めていきます。

⑥数週間かけて乾燥

⑦焼成は丸一日、最高温度は約1000度になります。

⑧高温焼成のため、割れたりしていないか緊張の瞬間。

⑨完成。綺麗ないぶし銀に仕上がりました。

 

 

 

あらゆる建築物、建築様式にあきることのない自然の風合いと美の普遍美を表現し、年の街並みや田園風景にしっとりとした調和と奥深い情緒を醸し出す淡路瓦。

 

400年の伝統を受け継ぎながら、常に新しい価値を創造していくでしょう。

 

▼瓦の製造工場見学

 

職人「製造過程を見ていきましょう。2トントラックが毎日入ってきます。これが瓦の原土。これに水を配合して、練っていく。」

 

 

レポーター「昔は毎日4トントラックが入ってきていたのですか?」

 

 

職人「昔は4トントラックが3台くらいきていた。今は2トントラックが1台だけ。」

 

 

レポーター「そうですか、、」

 

 

職人「それでは工場の中に入っていきましょう。これが乾燥している段階。これがコンベアから流れてきて、機械の中に入っていきます。中をのぞいて見てください。これが一旦練ったものです。」

 

 

レポーター「おーなるほどー!潰しているんですね。これはなんですか?」

 

 

職人「ある程度の長さで切っていきます。切断しているのはピアノ線です。さらに奥に進んでいきましょう。」

 

レポーター「これは穴を開けているんですか?」

 

職人「いいえ、エアー抜きをしています。」

 

レポーター「1つ1つ手作業なんですね。」

 

職人「ものによっては機械だけでやるんですが、これはほとんど手作業です。

1日にたくさんはできないです。」

 

レポーター「これはお寺用なんですか?」

 

職人「そうこれはお寺用。」

 

レポーター「わー、可愛い!」

 

職人「これはお土産用のものです。

 

それでは実際に完成している瓦を見ていきましょう。色々な種類があります。この小さい屋根だけでも1、2、3、4、5、、7種類・・・いや、20何種類かあります。こちらも使っている瓦の数が違います。こちらはお寺用の瓦です。」

 

レポーター「20種類の組み合わせなんですね!」

 

職人「20種類以上ですね。1つの屋根を作るのも様々な瓦の組み合わせでできています。」

 

レポーター「こちら茶色なんですね。」

 

職人「これは釉薬瓦(ゆうやくがわら)です。本来焼きあがるとレンガ色になる。これに釉薬でコーティングしてこの色になります。

 

このいぶし瓦は中を割ってもこの色です。24時間焼いて、そのあと燻化(くんか)の作業があります。燻化とは、燻す、スモークのことです。他にも種類があります。」

 

レポーター「しっかりしているなー。1枚は1日で作れるんですか?」

 

職人製造から焼き上がりまで、早くて1週間かかります。そしてうちの場合は焼きあがるまでほぼ1ヶ月かかります。」

 

レポーター「そうなんですね。」

 

 

 

職人「急激な乾燥はダメ、急激に焼き上げるのもダメ。ゆっくり焼き上げます。」

 

レポーター「すごい!1つ1つがすごく綺麗!」

 

職人「最近の瓦はなかなか外れません。となりの瓦としっかりくっついている。30年40年前の瓦は台風でよく飛んでいました。今の瓦は台風ではまず飛びません。地震に弱いと言われるけど、足腰さえしっかりしていれば全く問題ないのです。」

 

レポーター「それは技術の進歩によるものですか?」

 

職人「そうですね、これは技術が進歩した結果です。」

 

レポーター「これは防災瓦と呼ばれるものです。地震の場合は、足腰が大事。例えば、肩車する場合も小さい子が大きい子を肩車したらぐらぐらするのと同じです。つまりはそれなりの土台があれば大丈夫。

 

これはイングランドのサッカーチーム、イングランドサッカー協会とベッカムにプレゼントしたものです。」

 

レポーター「瓦で作っているんですね。」

 

リターン

5,000


【10名限定】伝統工芸師さんからの直筆お手紙コース

【10名限定】伝統工芸師さんからの直筆お手紙コース

①寄木細工 ②小田原漆器 ③鎌倉彫 の伝統工芸師さんから、直筆のお手紙をお届けします。
伝統工芸師さんの温かな思いを身近に感じることができます。
(上記3名の工芸師さんから1名お選びいただけます)

申込数
3
在庫数
7
発送完了予定月
2019年8月

10,000


日本の伝統工芸品を守るための大応援コース

日本の伝統工芸品を守るための大応援コース

感謝の気持ちを込めた手紙と、伝統工芸品1品(小物)をお送りいたします。
(工芸品は①寄木細工 ②小田原漆器 ③鎌倉彫 のいずれかランダムでのお届けとなります。)

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年8月

5,000


【10名限定】伝統工芸師さんからの直筆お手紙コース

【10名限定】伝統工芸師さんからの直筆お手紙コース

①寄木細工 ②小田原漆器 ③鎌倉彫 の伝統工芸師さんから、直筆のお手紙をお届けします。
伝統工芸師さんの温かな思いを身近に感じることができます。
(上記3名の工芸師さんから1名お選びいただけます)

申込数
3
在庫数
7
発送完了予定月
2019年8月

10,000


日本の伝統工芸品を守るための大応援コース

日本の伝統工芸品を守るための大応援コース

感謝の気持ちを込めた手紙と、伝統工芸品1品(小物)をお送りいたします。
(工芸品は①寄木細工 ②小田原漆器 ③鎌倉彫 のいずれかランダムでのお届けとなります。)

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年8月
1 ~ 1/ 11

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