プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

千葉県立浦安高等学校の「探求ゼミ」に必要なICT環境を整えたい!

 

ページをご覧いただきありがとうございます。千葉県立浦安高等学校長(以下浦安高校)の若菜秀彦と申します。

 

私は30年間、浦安市内の市立中学校や市教育委員会に勤務してきましたが、一昨年度、浦安高校に着任いたしました。

 

浦安高校は浦安市内の伝統校として、多くの卒業生が浦安市役所を始めとしたさまざまな分野の第一線で活躍なさっています。

 

そして今年度より、正答のない「問い」について探究しながら自分なりの「解」を持つことで自己肯定感と学ぶ意欲を高めるために大学等と連携して「探究ゼミ」を始めました。

 

しかし、探究するためのICT環境整備が十分ではないという課題を抱えています。

 

そこで、今年度創設された、同窓生を代表とする学校支援センター「浦校プライド」と協力して、「探究ゼミ」に必要なタブレット端末を購入するためのプロジェクトを立ち上げました。皆さまの応援・ご支援をお願いいたします。

 

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「規律」の再生から「学ぶ力」の再生へ。浦安高校、第2の再生を実現に向けて

 

浦安高校は、平成になった頃には規律が乱れ、県下でも生徒指導困難校として知れ渡る状態になってしまいました。そんな状況に野球部OBが中心となって地域の方々が教職員と共に、浦高再生に立ち上がりました。

 

グラウンド整備など、環境はOBや地域の方々が担うとともに、教職員は服装点検や遅刻指導等を徹底し、明確な基準をもとにイエローカードによる生徒指導を行うなど、平成15年から始まったこれらの改革によって見る見るうちに学校は落ち着きを取り戻しました。

 

当時、市内の中学校に勤務していた私は、その目に見える変化に感嘆するとともに、あらためて浦安高校が浦安市に住む人々にとっていかに大切な学校であるかを、実感したのを覚えています。

 

こうして学校の正常化は実現しましたが、学力面では、残念ながらかつての状況とは程遠いと言わざるを得ません。毎年、受験者数は入学定員を満たすのが精一杯という現状があります。

 

私は以前から、浦安高校の生徒は真面目で素直であるという印象を持っていました。着任してからもその印象は変わりません。しかし、同時に、何事にも受け身の生徒が多いということにも気づきました。

 

教師の指示には素直に従うが、自分から考えたり自分たちで相談してものごとを決めたりする生徒が少ないのです。その原因の一つが自信の無さからくるものなのではないかと思います。

 

学校というところは、学校行事や部活動などさまざまな生徒の活動場面があります。しかし、圧倒的に多くの時間を費やしているのは授業なのです。それは小学校、中学校、高校と校種は違えども共通していると思います。

 

その授業の中でみんなに認められたり、受け入れられてきた経験が、残念ながら浦安高校の生徒には不足しているように思いました。

 

そこで、京都市立堀川高校が「探究科」を設けて大成功してたことを参考に、自分の興味や関心のある分野で、調べながら浮かんできた疑問を「問い」にして、正答のない「問い」に対する自分なりの「解」を探り出す、「探究ゼミ」を始めることを決めました。

 

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「教わる」から「学ぶ」へ。自分なりの「解」をもつ大切さを学ぶ「探究ゼミ」

 

240名の生徒が10のゼミに分かれる「探究ゼミ」は、1年生の総合的な探究の時間を使って、年間20時間行います。

 

講師は大学教員や専門家の方々などに依頼をしており、学ぶ分野は、国際関係、日本文化、観光学、心理学、社会福祉学、マネーデザイン、幼児教育、街づくり、生活社会学、物理学など多岐に渡ります。


その中で生徒たちは、オープニングガイダンスで興味のあるゼミの話を聞き、年間を通して所属するゼミを1つ決定します。そして、ゼミの中で小グループに分かれてさまざまな情報を調査・整理しながら自分たちで「問い」を決め、自分たちでその答えを求めて探究し、導き出して行くのです。

 

私は、こうした学習を通して、教わるという受け身ではなく、自ら学ぶという主体的な態度を身につけられれば、生徒の中に広がる苦手意識が消え、自信と意欲が芽生えていくと信じています。

 

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これまでの「探究ゼミ」

 

今年度、初めて実施した「探究ゼミ」で、心理学ゼミを受講したある女子生徒が突然校長室を訪ねて来て、「先生の写真を撮らせてください」という申し出をしました。

 

理由を尋ねると、その写真をさまざまな人々に見せて、「怖そう-優しそう」などいくつかの項目のアンケートに答えてもらい、本人と他者の認識の差異を研究するというのです。

 

ゼミを担当している大学の先生によれば、方法はいくつか提示したが内容はすべて本人の考えとのことでした。このような視点を持つことこそが、「探究ゼミ」の狙いなのです。

 

この他にも、生徒たちが自ら学ぶ姿勢が見られ、とても嬉しい成果が見られましたが、一方で、多くの研究がテーマを作るという部分で止まってしまい、調べ学習にとどまってしまったのが残念でなりません。

 

本来、「探究ゼミ」では「問い」を創り、その答えを求めて探究することがねらいです。ですが、今回はこの「問い」を創るために必要な情報の収集が十分できず、単なるテーマに終わってしまったのです。

 

仮に、タブレット端末を活用していれば、より多くの情報収集が可能となり、それによってより良い「問い」が創れたのではないか、また、調べるにしろ、まとめるにしろ、より論理的で確かな「解」が得られたのではないか、と思うのです。

 

現在、浦安高校にはPC環境があまり整っておらず、生徒240人に対して、パソコンはPC室の40台しかありません。

 

もちろん、インターネット以外にも本など調べるツールはありますが、「問い」創りのためには多岐にわたる分野の情報が必要であり、書籍では用意しきれません。

 

それゆえ、幅広く調べることのできるインターネットツールが必要なのです。

 

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皆様から頂いたご支援で、タブレット端末を購入し、子どもたちのより意味ある「問い」創りとより深い探究に役立てたいと考えています

 

今回のプロジェクトでは、皆様からご支援をいただいてタブレット端末を購入します。

 

「探求ゼミ」の中で、自分たちの興味・関心から浮かんだキーワードを、対話しながら探究していく環境を整えたいと考えています。

 

どんな生徒でも、独特の感性と視点を持っています。それらをより確かなものにするためにも、皆様のご支援が必要なのです。

 

「探究ゼミ」では、授業時間だけでなく放課後や夏休み等の長期休業期間も生徒は自主的に活動することになります。

 

探究する方法は、インタビューあり、映像ありとさまざまです。生徒は3~4人程度の小グループで学ぶ予定ですが、そのために40台程度のタブレツト端末を購入して、より深い探究学習を行い、学ぶ意欲を高めたいのです。

 

購入したタブレット端末は、他の授業や旅行的行事などさまざまな教育活動にも活用していきたいと思います。

 

たとえば、浦安高校独自の全校行事として「浦高よさこいソーラン発表会」があります。これは各学級がそれぞれ創作ソーランを市の文化会館で発表し競い合うものです。

 

毎年、保護者ばかりでなく、地域の方々も含め1,000人以上が入場できる大ホールが一杯になるほどです。この取り組みの学級練習でも、生徒たちがタブレット端末で映像を確認しながら創っていけるようになるのです。

 

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これまでの学校教育の中で自信を得られなかった生徒が目覚め、その意欲と主体的な態度で、社会の中でそれぞれの個性を思う存分発揮し貢献できるように

 

私は高校生という将来に関わる大切な時期に、この「探求ゼミ」を通じて「正答のない『問い』に自分なりの『解』を持つこと」が、自信と意欲と主体性を持つ上でとても重要だと考えています。

 

生徒たちは、高校生という時代に、進路など自身の将来に関わる大切な選択をたくさんしていくことになります。だからこそ今、生徒たちにこの「探求ゼミ」を通じて、「教わる」という受け身ではなく、「学ぶ」という主体的な態度を持つための自信と意欲を持ってほしいと思っています。

 

子どもたちの成長に、皆さまの力を貸していただけませんか?みなさまの温かい応援・ご支援をお願いいたします。

 


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