支援総額
目標金額 25,000,000円
- 支援者
- 2,002人
- 募集終了日
- 2025年3月31日
移動手術車プロジェクトの進捗と今後の予定について
こんにちは。たんぽぽキャットクリニック院長の椿です。
現在の進捗
車両の確保について
皆さまからの温かいご支援により、このたび移動手術車のベースとなる車両を正式に手配することができました。選んだのは トヨタ・ハイエース ロングの4WD です。
この選定にはいくつもの理由がありました。まず、日本各地を移動することを想定すると、都市部の平坦な道路だけでなく、降雪のある地域や山間部の細い道を走る必要があるため、4WDは欠かせません。また、車内に手術設備を設置すると車重が増すため、安定性と走行性能を兼ね備えた車が求められました。さらに、全国的にメンテナンス体制が整っていることも重要な条件でした。突発的な故障で活動が止まってしまうことは避けたいからです。
車両の調達は10月上旬までに完了予定です。そこから内装の改装に入ります。狭いスペースの中に、手術台・麻酔器・酸素供給システム・滅菌設備・電源などを設置し、まさに「走る小さな動物病院」としての機能を整えていきます。
「一台の車が、どこへでも動物医療を届けられる」──そう考えると、この車両の存在そのものが希望の象徴のように感じられます。
改装工事に向けた準備
現在、施工業者の方々と細部の打ち合わせを進めています。医療行為を行うためには、通常のキャンピングカーのような改装とは全く異なる基準が必要になります。
• 手術台の設置
• 酸素供給ラインと麻酔器の配置
• 滅菌機器(オートクレーブ)の搭載
• 換気・照明・空調設備の確保
• 術後の覚醒スペースや器材収納の配置
車内の空間は限られているため、「どうすれば清潔を保ちながら効率よく手術を進められるか」という点が最大の課題です。
今回の改装工事は、10月の納車後に進む予定です。配線工事や床材の選定など、医療用として衛生的に保てる仕様を選び抜き、現場で安心して使える環境を整えます。
医療機器・備品の準備状況
すでに一部の医療機器は確保ができています。手術台や麻酔器は、支援金を活用して順次導入を進めています。特に酸素供給や電源確保といった「命を預かる装置」については、信頼性の高い機材を選定しました。
また、器材だけでなく「どのように収納するか」も大切な課題です。手術器具や縫合糸、手袋といった消耗品は、数が多く種類も多岐にわたります。これらを現場で迷わず取り出せるようにするため、収納棚や引き出しの位置を一つひとつ検討しています。こうした細部の積み重ねが、現場での安全性と効率を大きく左右すると考えています。
協力体制について
このプロジェクトには、多くの獣医師、動物看護師、大学関係者、ボランティアの方々が関わってくださっています。車両が完成すれば、現場での運用はチームで行うことになります。すでに「誰がどの作業を担うのか」という役割分担や、出動時のシフト調整についても調整が必要になります。
また、現場での手術を支えるのは医療者だけではありません。捕獲や搬送を担う地域ボランティア、会場を提供してくださる自治体や団体の協力が不可欠です。移動手術車は「ひとつのチームの力」で動くものではなく、関わるすべての人々の協力の上に成り立っています。
今後の予定
第1回出動:能登へ
記念すべき第1回目の出動は、11月中に能登地域で実施する予定です。
能登は、近年さまざまな事情から猫たちの繁殖問題が深刻化している地域のひとつです。大規模な災害に見舞われたあと、動物医療へのアクセスが限られてしまい、十分な避妊去勢手術が行き届かないまま時間が経過してしまった現実があります。地元のボランティア団体からも強い要望が寄せられており、最初の出動先として選びました。
「最初の一歩を能登から踏み出す」ということには大きな意味があります。これは単なる地域支援ではなく、「移動手術車が本当に機能するかどうか」を示す実証でもあります。全国で待っている多くの猫たちのために、まずはここから動き出します。
フェーズごとの展望(初公開)
今回、初めて「フェーズごとの発展計画」を公開します。
• フェーズ1(今回のスタート)
手術台1台を備え、獣医師1〜2名体制で小規模TNR活動を中心に実施。
👉 「まず動き出すこと」を現在の最大の目標としています。
• フェーズ2
手術台を2台に増設し、複数の獣医師が同時に手術できる体制へ。外部団体や他の地域からの支援も受け入れ、より多くの頭数に対応可能となります。
• フェーズ3
医療用テントを併用し、大規模TNR活動や災害時の救護活動に対応。必要に応じて車内装備を入れ替え、検査や手術を同時展開できる柔軟な仕様へ。自治体や企業との災害協定締結も視野に入れています。
これらのフェーズは壮大な計画に見えるかもしれませんが、最初の一歩を踏み出さなければ始まりません。今回の活動で最も強調したいのは「完璧を求めて立ち止まるのではなく、まず動き出すこと」です。
運用体制の整備
能登での出動に向けて、獣医師2〜3名、動物看護師数名のチーム体制を準備しています。すでに、たんぽぽの里では、医療機器を能登まで持参してのTNR活動を数回実施しています。そこで得られた経験とスタッフ間の連携力は、移動手術車にもインストールされ、今まで以上の活動ができるように準備を進めています。
支援者の皆さまへ
皆さまのご支援が形になり、いよいよ車両が動き出そうとしています。クラウドファンディングでいただいたご支援は、車両の購入や改装費用、そして医療機器の整備に大切に使わせていただいています。一つひとつの機材や部品の裏に、皆さまの想いが込められていることを実感しています。
11月の能登での出動を皮切りに、全国の猫たちに医療を届けられるよう準備を整えてまいります。今後も進捗を活動報告で共有していきますので、ぜひ見守っていただければ幸いです。そしてもし現地でのボランティア参加や情報の拡散などでご協力いただける機会があれば、ぜひお力をお貸しください。
リターン
3,000円+システム利用料
全力応援|3千円
■お礼のメッセージ
- 申込数
- 980
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
10,000円+システム利用料
全力応援|1万円
■お礼のメッセージ
- 申込数
- 644
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
3,000円+システム利用料
全力応援|3千円
■お礼のメッセージ
- 申込数
- 980
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月
10,000円+システム利用料
全力応援|1万円
■お礼のメッセージ
- 申込数
- 644
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年5月

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