支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 76人
- 募集終了日
- 2022年8月31日
父と子で挑む!有機丹波茶を世界へ!
#環境保護
- 現在
- 295,000円
- 支援者
- 31人
- 残り
- 28日
不登校に悩む保護者の孤立をゼロに!愛媛県で大交流会を開催したい!
#子ども・教育
- 現在
- 563,000円
- 支援者
- 79人
- 残り
- 51日
【舞の樹こども食堂】全ての子ども達に温かいご飯と温かい居場所を!
#子ども・教育
- 現在
- 79,000円
- 支援者
- 10人
- 残り
- 33日
兵庫県高砂市立 米田小学校の子ども達に、もっと本を!
#子ども・教育
- 現在
- 182,000円
- 支援者
- 34人
- 残り
- 28日
【第四弾】殺されるジャージーの子牛(♂)を助ける
#動物
- 現在
- 2,120,000円
- 支援者
- 186人
- 残り
- 15日
【1/24まで】娘を高校に行かせてあげたい!どうか費用のご協力を
#子ども・教育
- 現在
- 732,500円
- 支援者
- 38人
- 残り
- 23時間
鹿児島市の吉野に書店を復活させたい
#地域文化
- 現在
- 12,000円
- 支援者
- 3人
- 残り
- 27日
プロジェクト本文
終了報告を読む
7月5日よりスタートした本クラウドファンディングですが、早くも3日目に目標金額である30万円を達成しました。
ご支援してくださいました皆さまに心より感謝申し上げます。また、温かい応援メッセージも頂き、ありがとうございます。
クラウドファンディングを開始した時は、正直不安でした。想いをお伝えできるのか、受け取ってくださるのか等、不安に思っていることが多くありました。
しかし、開始直後に皆さまからのたくさんのご支援や応援メッセージを賜り、ページに書いてある想いに共感してくださっているという実感が湧き、より一層頑張ろうという気持ちになりました。たくさんの方に支えられているからこそ、今の仕事ができているのだと改めて感じました。目標に向かって取り組めることがどれだけ幸せなことかを噛みしめています。本当にありがとうございます。
そして、より良い紙を1枚でも多くの方にお届けしたいという願いから、ネクストゴールを設置させていただくことといたしました。次の目標金額は50万円です。
ネクストゴールでいただいたご支援金については、漉き簀と漉き桁を新調するための費用として大切に活用させていただきます。今は半紙8枚サイズの漉き簀と漉き桁ですが、半紙12枚サイズも漉く予定です。このサイズを漉けるようになると、より多くの方に手漉き半紙をお届けできるようになります。
仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。
皆さまからの想いを大切にし、精一杯努めてまいりますので、残りの期間、引き続きご支援のご協力、そして、拡散・広報のご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年7月11日追記
多羅富來和紙 代表 大西満王
「紙のまち」愛媛県四国中央市で「手漉き和紙」を継承していきたい。
ページをご覧いただきありがとうございます、大西満王です。
今年の3月に愛媛大学社会共創学部産業イノベーション学科紙産業コースを卒業し、手漉き和紙職人として4月から独立しました。
|「手漉き和紙」とは
紙の原料を人の手作業により1枚、1枚、漉いたものです。「流し漉き」と呼ばれる技法で、原料と水が混ざった液を漉桁(すきけた)とそれに挟まれた漉簀(すきす)で汲み上げ、前後左右に揺する動きを、目標とする紙の厚さになるまで繰り返します。紙を漉く工程が人間の動きによってなされたものを手漉き和紙と言います。
手漉き和紙は機械抄きの紙に比べると作る時間が多くかかります。時間がかかるということは手間がかかっているということでもあります。
その分そこには、人間の思考、すなわち想いが宿っています。一つ一つの作業が人間の瞬間の判断により成り立っており、原料を煮る時間、紙を漉くときの動き、乾燥の時の刷毛の動きなど、その時その時に想いが宿っています。
このように、長い時間と作り手の想いが1枚の手漉き和紙となっています。これが最大の魅力だと僕は思っています。特に書道用紙をメインに漉いている僕は、熟考や鍛錬の末に書かれた書作品を同じ手作業により完成した手漉き和紙に書くことで、より作品に深みが出ると考えています。
生まれも育ちも愛媛県四国中央市で、「紙のまち」の住人です。高校生の時には、愛媛県立三島高校書道部に所属し、書道パフォーマンス甲子園に出場しました。
現在は、手漉き和紙職人を生業としながら、書道もしています。好きな書の古典は「温泉銘」と「西狭頌」です。
僕は、手漉き和紙職人を目指すようになってから「天地人」という言葉を強く感じるようになりました。
天の時は、四国中央市に手漉き和紙職人さんが2人しかいない、後継者がいないという時です。地の利は、四国中央市は「紙のまち」として紙漉きには最適の地であること、原料から製品の販売までを一括して四国中央市でできることです。人の和は、応援してくださる方が多いということです。
手漉きが途絶える時でも、地盤がないと再興は難しいですし、地盤があっても応援してくださる方々がいないと難しいということですが、幸いなことに人の和に恵まれて、多くの方にご協力いただき、四国中央市で手漉き和紙の仕事をすることができています。人の和、このありがたいご縁を大切にしながら取り組んでおります。
「手漉き和紙職人」は厳しい世界……。それでも挑戦したい。
僕が生まれ育ったのは、愛媛県の東端に位置する四国中央市です。市内には約180社ものパルプ・紙・紙加工製造会社があり、市区町村別パルプ・紙・紙加工品の製造品出荷額が毎年全国首位の「紙のまち」です。
宝暦年間(1751年〜63年)の頃に手漉きで紙づくりが始まったとされ、その後地場産業として大きく発展しました。
機械化が進み、昭和30年代のピーク時には約400件あったとされる手漉き和紙工房は、高齢化による廃業などで、現在は漢字用書道半紙の「藤原製紙所」さんと、名刺や葉書などの「宇田武夫製紙所」さんの2件のみとなっています。
そして、藤原さんと宇田さんには後継者がいらっしゃいません。このままだと手漉き和紙の技術も、製品もこの町から途絶えてしまいます。
僕はなんとか紙産業の基となった手漉き和紙を引き継ぎたくて、2人の職人さんに弟子入りを申し出ましたが「やるんだったら、どこかに就職して趣味程度にやるのがいい。この仕事はきつくて、やっていくのはほんまに大変だから」と僕を心配してくださる思いから他の道を勧めてくださいました。
しかし、「お札と切手以外なら何でもつくれる紙のまち」のルーツとなった手漉き和紙が四国中央市からなくなるのは、紙産業を学んだ者としても、書道を愛する者としても耐え難いものがありました。また、手漉き和紙に非常に魅力を感じていた僕は、生業としてやっていく覚悟もありました。
それで諦めきれずにいたところ、藤原さんにご紹介いただいた"えひめ伝統工芸士の石川英志さん"に弟子入りさせてもらえることになり、大学に通いながら、1年2ヵ月間、手漉き和紙の修行をさせていただきました。そしてこの春、大学卒業と同時に工房を構え、和紙職人として独立しました。
和紙職人になった経緯
僕は「三国志」をきっかけに中国の歴史が好きになり、次第に中国の文化に興味を持つようになりました。その中に出てくる「書道」に特に興味が沸いて中学一年生の時に書道教室に通い始めました。
高校では「書道部」に所属し、部の活動で「書道パフォーマンス」を経験しました。書道パフォーマンスでは地域の方々や地元の企業さんに応援していただくなど大変お世話になりました。
多くの方の前で書道パフォーマンスができ、人と人の繋がりや一瞬の大切さなど得られるものが多かったです。部活動が充実してできるのも紙産業が地元にあってこそと、将来は紙に携わる仕事に就きたいと思うようになりました。
大学では、紙についての基礎知識から最新技術までを学びました。和紙だけでなく洋紙についても学ぶことができ、紙に対する考え方の幅が広がりました。
また、卒業研究では「書道用紙における墨のにじみ特性に関する研究」に取り組みました。にじみは何が起因して発生しているのか、中国産書道用紙の材料を国産材料で代替できないかを研究しました。
卒業後は製紙会社へ就職するつもりでしたが、後継者のいない手漉き和紙がこの地域から途絶えることを危惧し、市役所に入って「手漉き和紙保存会」を立ち上げることも考えました。しかし、最終的に「ひとつの産業として残しておかないと発展はない」との考えに至り、「手漉き和紙」を自らの生業にすることを決めました。
手間隙かけて作り上げる「手漉き和紙」
手漉き和紙ができるまで
ここで、手漉き和紙の作業工程をご紹介したいと思います。手漉き書道半紙が完成するまでの流れを順番にご説明していきます。
①まず原料(楮、三椏、雁皮、木材パルプ、マニラアサ、稲ワラなど)を決めます。
どのような紙にするのかを設計し、各原料の特性を考慮しながら選定、配合していきます。
原料を1つだけにするのか、何種類か配合して紙を漉くのかは、求める紙質に応じて変えていきます。
②原料の処理をします。
楮、三椏、雁皮は靭皮と呼ばれている部分を使用します。靭皮はそのままでは紙にできないので、苛性ソーダと水を入れた釜で煮ます。煮た後は灰汁抜きをします。
さらし液や日光で漂白した後、細かなごみや傷を取り除きます。綺麗になった原料をビーターという機械で細かくほぐし、繊維にします。パルプシートになっているものは一晩水に浸漬させた後、ビーターに入れます。ここまでが漉く前までの段取りです。
③紙を漉いていきます。
処理を終えた原料を水とトロロアオイと一緒に漉き舟(すきふね)の中に入れ、馬鍬(うまぐわ)で繊維を分散させます。
簀桁(すけた)に漉簀(すきす)を挟んで、竹竿から簀桁を吊るして紙を漉きます。漉き方は流し漉きと呼ばれる方法で漉きます。1回、2回、3回と繊維が分散している液を汲み込み、揺すって1枚の紙を作ります。
漉いた紙を板の上に重ねて紙床をつくります。1日の漉く作業が終わると板と重しを乗せ一晩かけてゆっくり脱水します。軽く脱水した紙床をジャッキで圧搾して、更に水分を抜きます。
手に持ってしっかりした固さになると脱水終了です。
④紙を乾燥させます。
脱水した紙床から紙を1枚ずつ剥がしやすいように、適度に濡れるように水をかけ、水分を与えます。1枚ずつ破れないよう慎重に剥がし、ステンレス製の三角乾燥機に貼り付け、刷毛を使って皺を伸ばしながら乾燥させます。
三角乾燥機とは、ボイラーで蒸気をつくり、三角乾燥機の中に蒸気を送り込みその熱で乾かす仕組みです。3面で乾かすことができ、1周すると乾いています。
⑤紙の仕上げです。
乾燥した紙を検品し、規定の寸法に裁断します。紙裁ち包丁という紙を裁断する専用の包丁を用いて手作業で裁断します。断裁を終えると四隅を揃えて梱包します。
これで完成です。1日に約300枚漉きますが、原料に異物が混ざっていたり、穴があいたりと製品に出来ない紙もあるので、85%以上(255枚)を製品にできるように心がけています。1枚を8等分したものが、書道半紙1枚分の大きさになりますので、1日にできる半紙の量は約2,040枚となります。
大学3年生の夏「四国中央キャリア」さんでのインターンシップの際、代表の横内博之さんにお願いして、四国中央市の「藤原製紙所」さんで手漉き和紙の現場を見学させていただきました。
この動画では藤原さんが製造工程などを詳しく説明してくださっていますのでよろしかったらご覧ください。
「四国中央市のお仕事 藤原製紙所 その① 見学編」
「四国中央市のお仕事 藤原製紙所 その②体験編」
(※藤原さんの工房で、僕が紙漉き体験をさせていただいている様子です。)
「四国中央市のお仕事 藤原製紙所 その③インタビュー編」
(藤原さんへのインタビューです。)
この町に「手漉き和紙」を残していきたい…
このように手漉きで和紙を作るには、手間も時間もかかります。にもかかわらず、僕がなぜ和紙にこだわるかには理由があります。
まず、四国中央市が栄えた大きな基が手漉き和紙であったことです。手漉き和紙を製造していたからこそ、今の機械抄きの製紙業が発展しました。紙の知識、技術が紙漉きによって培われ、他の地域より迅速に機械抄きへの転換をはかることができました。
この繁栄の基となった手漉きは、ご先祖様と同じで、大切にしなければならないと思います。四国中央市のルーツ、アイデンティティだと思います。
また、市の一大行事となっている「書道パフォーマンス甲子園」や「紙まつり」、「新春競書大会」は、手漉きが四国中央市に存在しているからこそ、意義のあるイベントだと思います。書道パフォーマンス甲子園が開催された1つの理由として、書道用具の職人さんを応援しようというものがあります。
僕の夢のひとつが、手漉きの紙で「書道パフォーマンス甲子園」を行うことです。洋紙と和紙では、墨の入りかたが違うため、手漉き和紙を使用することによって、書道パフォーマンスの表現をより広げる事ができると考えています。
「紙まつり」の躍りも手漉きの動作を基にしてされています。「新春競書大会」の清書では藤原さんの紙が使われています。これらのイベントは手漉きが四国中央市にあるからこそ、この地域で行う価値があると思います。
そして、「手漉きがなくなると、紙幣と切手と収入印紙以外の紙製品なら四国中央市で全てつくられている」という四国中央市最大の強みがなくなってしまいます。地元で紙産業を学んできた僕は、機械抄きだけではなく、手漉きも大事に受け継がれているという誇りを失いたくないと思っています。
失われた技術を再生することは、 新しい技術を生み出すことより難しい
大学では、紙の設計や製造、紙質評価など紙に関係することを専門に学びました。感性を数値化し、より消費者の方に伝わりやすい品質表示の大切さも学びました。
その知識を手漉き和紙製造にも応用し、職人さんが「経験と勘」で行っていた技術を、正確にわかりやすく誰もが再現できるようにしていきたいと思っています。それは四国中央市から手漉き和紙を絶やさないために、僕ができることだと思っています。
僕は、四国中央市で手漉き和紙を存続させたいと思っています。失われた技術を再生することは新しい技術を生み出すことより難しいと言われています。今僕がやらないと、2人の職人さんの代で「伊予手漉き和紙」は途絶えてしまいます。周りの方々は「本当にやっていけるの?」と心配してくださいますが、僕は、何としてでもこの伝統技術を未来に繋ぎたいと思っています。
皆様のご支援で実行すること
和紙を漉く工房を探していると、お世話になっている方から約15年前まで稼働していた工房を教えて頂き、作業に適した工房が見つかりました。後継者がおらず廃業されたとのことで、幸いにもお借りすることができました。
工房としてより充実した稼働をするには、道具の修繕・新調が必要です。そこで、その修繕・新調費用のご支援をお願いしたいと思っています。この工房で手漉き和紙を生産することで、この伝統技術を未来に繋ぎ、残していきます。
また、国産原料にこだわった手漉き和紙を漉くための原料調達や栽培にもご支援をお願いしたいと思っています。
修繕・新調内容
漉桁・漉簀の修繕・新調は数十万円ほど掛かります。また、道具を作製される職人さんが少なく、時間も非常にかかります。予約待ちの状態になりますので、安定して資金を準備しておく必要があります。
原料調達・栽培
国産の楮や三椏、雁皮を調達するために使用させていただきます。純国産の書道用紙を目指して、より良い手漉き和紙を漉きたいと思っています。国産原料はキロ単価が外国産原料の倍以上で、且つ入手も困難です。原料を自作していく準備もしていきます。
「四国中央市に手漉き和紙があること」を知っていただくきっかけになればと考え、クラウドファンディングを始めました。自分だけで完結するのではなく、現在までの「人の和」、これからの「人の和」を繋いで、広げていければと思います。
また、今回のクラウドファンディングでは、手漉き和紙製造の土台となる部分に特にご支援を賜りたいと思っています。漉き手と同様、原料や道具の作り手も減少しています。
手漉き和紙職人が良い紙を漉くには、原料、道具は非常に重要です。原料・道具あっての紙漉きですので、特にこの部分を皆様にご協力いただきたいと思います。少しでも多くの方に手漉き和紙に関係することを知っていただければ幸いです。
応援メッセージの紹介
大西くんに紙漉きを教えた人 石川 英志
四国中央市に新しい紙漉きが誕生しました。今春、大学を卒業したばかりの大西満王くんが四国中央市新宮町で紙漉きを始めました。大西くんは書道を習い、書道に良い紙をつくりたいと思い起業しました。
工房の設備の改善や新しい道具も必要となりました。今回、クラウドファンディングでご支援を賜りたいと思います。皆様のご協力をお願い申し上げます。
四国中央市議会議員(株式会社四国中央キャリア 代表取締役)
横内 博之
「寡黙で人の良さそうな青年だなぁー!」というのが大西くんのファーストインプレッションです。
基本的には聴くスタンス中心で物腰が柔らかく、自分からは多くを語りません。ただし、一度和紙に関する話を聞き始めると印象が大きく変わります。穏やかな口調の節々に火傷しそうなくらいの熱量を持っていることが伝わってきます!これまでいろんな青年と話していますが、大西くんのようなタイプは初めてで、どんどん引き込まれていきました!
大西くんが大学卒業後すぐに独立することは一見無謀なチャレンジのようにも感じますが、目指すビジョンの素晴らしさや、熱量に僕以外の方もどんどん引き込まれ、虜になっています。「大西くんの為なら」と惜しみなく動いてしまいます。
皆さん!大西くんの目指すビジョンの素晴らしさや熱量を感じていただき、是非応援していただけますよう、宜しくお願いします。
フリーランスライター 村上 智子
大西さんの書を初めて見せていただいたとき、散っていた氣がすーっと中心に向かい、心が整っていくのを感じました。書を見てこんな感覚になったのは初めてで、これまで大西さんが積み重ねてこられた時間と、向き合ってこられた姿勢が表れたその作品に、ただ見とれるばかりでした。
ご本人はとても穏やかで謙虚で優しい方で、にじみ出る品格を前に、自分自身も良き人間であろうと思わせてくれる力があります。そして、黙々と手で紙を漉かれる姿は神々しくもあり、人が生み出すものの美しさはこういったひたむきな作業の結晶なのだということを感じました。
このクラファンでは、手漉き和紙体験で大西さんと会えたり、大西さんが漉かれた和紙や書を手にして大西さんの魅力に触れることができますが、それはきっとあなたにとって、エキサイティングな体験になると思います!
四国中央市書道連合会会長
金崎 治信(峰萃)
「日本一の紙のまち 四国中央市」その製紙技術のルーツは、「手漉き和紙」にあります。しかしながら、以前約700件あった手漉き製紙所は現在稼働している所が僅か2軒となり、過酷な労働条件から後継者も育っていない厳しい状況でした。
そのよう中で、今年、待望の若き後継者が誕生いたしました。大学で紙の研究に携わり、新しい紙づくりを学ぶことで紙産業のルーツを継承し生業とすることを決意されました。
素晴らしい和紙を漉き続けたいというその勇気と英断に併せて、地元産業を愛する取り組みに期待しております。
書道部後輩 菊池花乃
私は、メディアで三島高校書道部が書道パフォーマンスをしている姿に憧れを抱いて三島高校に入学しました。初めて大西さんが書いた作品を見たときのことは今でも鮮明に覚えています。体全体に鳥肌が立ちました。ダイナミックな作品の中にどこか繊細で美しい線。入部したてだった私の憧れでした。私は、大西さんと学年が被ることはありませんでしたが、引退してからも部活を見に来てくださったり、作品のアドバイスをいただいたりしていました。
大西さんのお話は、高校在学中にたくさんの先生からお聞きしました。書道パフォーマンスを男性がしているのを始めてみた、本当に書道が好きな生徒だと思ったとどの先生も口をそろえて言っていました。大西さんが、新宮町で工房を開いたと聞きあまり年も変わらないのに本当にすごい方だなと思いました。いずれ、大西さんが作った紙で私も書道をしたいと思っています。
工房について紹介
プロジェクトに掛ける想い
今回、ご支援いただく目標の金額として30万円を目指しています。手漉き和紙に必要な道具の修繕・新調、和紙を漉くための原料の調達資金として大切に活用させていただきたいと考えています。
250年以上もの間、この地で受け継がれてきた伊予手漉き和紙を、今の時代に僕が引き継ぐことができたら、また次世代に繋がって100年後も、200年後もこの地域で産業として続いていかせたいと思っています。
書道は、人の心を表現する芸術です。世の中はデジタル化が進んでいますが、だからこそ、紙も筆も墨も人の手で作られたもので表現することで、五感に、そして心に響くメッセージが伝えられると思っています。
僕を育ててくれた愛すべき紙の原点である「手漉き和紙」の未来を願って。
この度は当プロジェクトを最後までご覧くださり、誠にありがとうございます。
周りの方々のご協力があって、四国中央市で手漉き和紙の仕事をできるようになりました。より、多くの方々に伊予手漉き和紙を知っていただき、お使いいただけますと幸いです。
どうか、ご支援賜りますようお願い申し上げます。
【プロジェクト実行責任者】 大西満王 090-8696-3711
※クラウドファンディングの掲載にあたり、「藤原製紙所」様・「宇田武夫製紙所」様・「四国中央キャリア」様・「横内博之」様より、名称の許可を取得しております。
- プロジェクト実行責任者:
- 大西満王
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年12月23日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
多羅富來和紙(大西満王)が手漉き和紙を製造するための工房をより充実したものにするために、道具の修繕・新調を行います。また、国産原料にこだわった手漉き和紙を漉くための原料調達や栽培のための費用にも充てさせていただきます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差は自己資金で補填します。
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プロフィール
手漉き和紙職人 愛媛県四国中央市で2022年4月から手漉き和紙を生業とする。 伊予手漉き和紙を四国中央市の産業として続けていけるよう活動中。
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リターン
3,000円+システム利用料
手漉き和紙体験(おひとり様)
工房で手漉き和紙体験をしていただけます。色紙サイズの大きさの和紙をご自身で漉いて、お持ち帰りください。また、半紙8枚サイズの手漉き和紙体験もできます。(所要時間約1時間半)
《体験内容》
・色紙サイズの手漉き和紙作製(紙は後日郵送)
・半紙8枚サイズの紙漉き体験(作製は無)
・工房見学&和紙に関しての説明
(注)手漉き和紙体験は、有効期限を2022年10月1日から2023年9月30日までとさせていただきます。
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
3,000円+システム利用料
手漉き半紙20枚
僕が漉いた手漉き半紙20枚をお送りいたします。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
3,000円+システム利用料
手漉き和紙体験(おひとり様)
工房で手漉き和紙体験をしていただけます。色紙サイズの大きさの和紙をご自身で漉いて、お持ち帰りください。また、半紙8枚サイズの手漉き和紙体験もできます。(所要時間約1時間半)
《体験内容》
・色紙サイズの手漉き和紙作製(紙は後日郵送)
・半紙8枚サイズの紙漉き体験(作製は無)
・工房見学&和紙に関しての説明
(注)手漉き和紙体験は、有効期限を2022年10月1日から2023年9月30日までとさせていただきます。
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
3,000円+システム利用料
手漉き半紙20枚
僕が漉いた手漉き半紙20枚をお送りいたします。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年10月
プロフィール
手漉き和紙職人 愛媛県四国中央市で2022年4月から手漉き和紙を生業とする。 伊予手漉き和紙を四国中央市の産業として続けていけるよう活動中。