なぜ歴史を記憶するのか。

それは「対話(ダイアローグ)」のため。

このキーワードは、ナチ時代の記憶をめぐり、

ドイツの人たちと話をしているときに、

よく耳にします。

 

「私はどんな社会に生きたいか」

「人として私はこうありたい」

 

思いを言葉にして伝える。

人の思いに耳を傾ける。

考える。

 

『若者から若者への手紙 19452015』は、

そんな対話の機会を生み出してくれる本です。

 

最後の日本の戦争体験者の貴重な証言がつまっていて、

被害と加害と、さまざまな角度から歴史を見つめることができます。

 

丁寧に聞き取り調査をして集めた証言に対して、

現代の若者たちが手紙を書くという構成です。

 

この本を、世界の若者にも読んでもらえるように、

さまざまな国や民族にルーツを持つ若者たちと翻訳家が

英訳をするそうです。

 

Kokoroの教育活動を通して、

子どもたちは、日本の戦争、日本の差別にも

想像を広げます。

本書は、そんなときにぜひ紹介したい一冊です。

この翻訳プロジェクトを通して、

世界の若者とも

どんな対話が広がっていくか、楽しみです。

 

                              NPO法人ホロコースト教育資料センター(Kokoro

                                       代表 石岡史子

 

 

 

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