プロジェクト概要

目標達成のお礼とネクストゴールへ向けてのお願い

 

「『若者から若者への手紙 1945←2015』翻訳プロジェクト」は、開始から 26日で目標金額120万円を達成することができました。お力添えいただきました皆様に、心よりお礼申し上げます。

 

ご支援により、翻訳プロジェクトの総制作費175万円のうちの半分以上を担えることとなりました。


不足分は自費で補う予定でしたが、残りの1ヶ月で少しでも多く援助いただけますと、余裕を持って幅広い活動へとつなげられ、翻訳プロジェクトをより質の高いものにすることができます。

 

どうか引き続き、戦争体験者と若者の平和への願いを世界へ届ける私たちのチャレンジに、お心を寄せて応援してくださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

室田元美・北川直実・木瀬貴吉

 

 

戦争体験者と若者たちの平和への願いを綴った『若者から若者への手紙1945←2015』。この本をさまざまなルーツを持つ人たちと英語に翻訳し、電子書籍として出版するプロジェクトです。

 

 

2015年、私たちは『若者から若者への手紙 1945←2015』を出版しました。

 

こんにちは。ライターの室田元美と編集者の北川直実です。それまでも戦争のことや、社会についての本を何冊か作ってきましたが、10年前頃から東アジアの国と国の間にいろんな問題が持ち上がり、戦争の足音が近づいてきたように感じられました。

 

そのため、戦後生まれの私たちが、かつての戦争から学ぶ必要があるのではないかと思い、写真家の落合由利子さんとともに3人で取材を始めました。高齢になった戦争体験者のお話は早く聞いておかなければ二度と聞けなくなるからです。


戦争体験者から聞いた話は、戦争の愚かさや悲惨さだけでなく、体験者が戦後どのように戦争を抱えて生きてきたのか、一人ひとりに与えられた「生きること」の意味を教えてくれました。

 

今を生きる私たちへのメッセージとしていただいた「遺言」を多くの人に伝えたいと、戦後70年にあたる2015年に『若者から若者への手紙 1945←2015』を出版しました。
 

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『若者から若者への手紙 1945←2015』(写真/落合由利子、聞き書き/室田元美・北川直実、ころから刊)
 

 

過去の若者の「戦争体験」を通して、現在の若者たちが「戦争」と向き合うきっかけとなり、世代を越えた交流が生まれました。

 

『若者から若者への手紙 1945←2015』を出版するにあたって、私たちが一番大事だと思ったのが、大切な証言をどうすれば次の世代、とくに若者たちに伝え残していけるだろうかということでした。

 

そこで思いついたのが「現在の若者たちが戦争証言を読んで、同世代だった体験者に手紙を書くこと」でした。戦争体験者の方々が戦争で大事にしていたものを奪われたのも、まさに同じ10代、20代だったからです。

 

戦争で中国へ行った品川正治さん(当時21歳)は「親しい人が死んでいくのも悲しかったが、何より辛かったのは『個』がなくなることだった」と言いました。自分の意思を持つことは許されず、命令に従うことだけが兵隊にできることだったと。

「戦争を起こすのも、そうさせない努力ができるのも人間」と品川さんは言いました。このようにさまざまな戦争体験を持つ15人の証言を読んで、今の若者たち15人から手紙を書いてもらいました。

 

スマホ世代の人たちが、かつて若者だった一人ひとりの証言者に向き合い、戦争を追体験しながら、それぞれの思いをしたためた手紙からは、今の若者たちも、かつての若者と同じように、先の見えにくい今の時代を手探りで生きていることが伝わってきました。

 

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満蒙開拓団で子どもと生き別れた戦争体験を語った山谷伸子さん(本書より)

 

 

戦争や平和について、海外の人とも考えを分かち合いたい。
「『若者から若者への手紙 1945←2015』翻訳プロジェクト」が始まりました。

 

日本の書籍を海外に紹介している人が「この本は海外の人にも読んでほしい。翻訳してはどうですか?」と薦めてくださいました。

 

もしそれができれば、原爆などの話だけでなく日本の加害、被害を含むあまり知られていない戦争の実態や、戦争体験者が平和憲法のもとで戦争しない戦後をどう生きてきたのか、そして今を生きる私たちへのメッセージを、世界の人々に知ってもらえるのではないか。

 

そう思った私たちは、この本を世界でもっとも広く使われている英語に翻訳し電子書籍として出版する「『若者から若者への手紙 1945←2015』翻訳プロジェクト」を始めることにしたのです。


翻訳は、宮部みゆきさんや高樹のぶ子さんなどの小説の英訳も手がけているアメリカ人の翻訳家、岩渕デボラさんにお願いすることになりました。

 

 

『戦争するほどの理由は、この世に存在しない』。それを伝えたい。
 

岩渕デボラさんは、1970年代に高校生で初来日したとき、広島の原爆で息子さんをなくした家庭にホームステイをしました。敵国だったアメリカ人の自分を快く受け入れてくれたことに、とても驚いたそうです。そんなデボラさんが、今回英訳を引き受けてくださったことにも大きな意義を感じました。


デボラさんは「戦争については正直なところ、関心も薄く身近に感じることができませんでした。しかし軽い気持ちで引き受けた『若者から若者への手紙 1945←2015』の英訳を始めてから、私のそれまでの考えが全部変わりました」と話します。「一人ひとりの話に人間的な共通点から引きつけられ、『そうだ、そうだ。私も同じ経験をしたらきっと同じように感じるに違いない』と思いました」

 

また、「戦争の時代を生き抜いた人たちは特別な人だからではなく、生き抜くしかなかったのです。戦争体験者の心の中で戦争は終わることがなく、彼らの『戦争するほどの理由は、この世に存在しない』というゆるぎない共通意見に私は感動しています。これを英訳で世界に広めたいのです」とも話してくれました。

 

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戦争体験者の証言を英訳し、若者たちの翻訳をサポートしてくれる、岩渕デボラさん。
「現代の若者たちの手紙はいいですね。これから社会に生きていく若者たちは私たちの希望です」

 

 

さまざまな国にルーツを持つ若者たちが、英訳に参加しています。
英訳するだけではなく、立場を越えた新しい交流や対話も始まっています。

 

せっかくなら、若者たちの手紙は英語の得意な若者たちにお願いしたいと考えていると日本、韓国、中国、シンガポール、フィリピン、セネガル、ペルーなどの国にルーツを持つ大学生、大学院生、社会人の若者たちが英訳を申し出てくれました。

 

異なる視点や立場から戦争や平和を考えることの大切さ、国や民族を越えて若者たちがいっしょにプロジェクトに参加することで、単に本を英訳し出版するだけではなく何か新しいことが始まりそうな期待が大きく膨らみました。

 

英訳が決まってからは、津田塾大学の英文科で授業に取り入れられるなど大学や教育機関からの協力もいただいています。

 

また私たちも予想していなかったことですが、戦争体験者に手紙を書いた若者と、それを英訳する若者が出会って対話を重ねたり、「いずれは海外の若者たちと戦争をなくすために対話するのが夢」と話す若者もいます。

 

英訳が完成したあとも、SNSを使って若者どうしが国や民族を越えてつながったり、またミニ・シンポジウムを開催して顔の見える交流を行い、さまざまな課題について意見交換をするような場をつくっていきたいと考えています。

 

過去と向き合い、よりよい未来を創ろうとする若者たちを応援するプロジェクトになれば、こんなにうれしいことはありません。そして、一人でも多くのみなさまに実際にプロジェクトに参加し応援していただきたくて、今回、クラウドファンディングで呼びかけを行うことにしました。

 

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津田塾大学英文科大学生、大学院生、卒業生による勉強会(2018年2月、国分寺「胡桃堂喫茶店」にて)

 

千葉市で行われたピースフェアでトークをする翻訳プロジェクトの若者たち(2018年6月)

 

2019年5月、英訳完成。いよいよ電子書籍版として誕生します!
みなさまの応援で、このプロジェクトを成功させてください。


次の世代に伝えたい戦争証言とともに、なぜ戦争が起きてしまうのか、私たち一人ひとりに何ができるのか。『若者から若者への手紙 1945←2015』は、いまも世界で起きている戦争や紛争をなくすための普遍的な課題を示していると思います。

本書をさまざまなルーツを持つ人たちと英訳し世界に届けることで、若い世代が中心となって新たな関心や共感の輪がひろがり、ディスカッションが始まることを私たちは期待しています。かつての加害国、被害国の立場や考え方の違いを超え、諦めずに平和を創っていくことを、世界へ発信していきたいと思います。

戦争をしない世界を、若者たち、私たちといっしょに創っていきませんか。

 

『若者から若者への手紙 1945←2015』翻訳プロジェクトにどうかお力をお貸しください。プロジェクトの実現にはたくさんの費用がかかります。今回の目標額は、プロジェクト全体の一部ですが、英訳、編集、電子書籍化にあてさせていただきます。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。みなさまの応援なしに、このプロジェクトは実現できません。ご支援を心よりお願いいたします!

 

戦争体験者・清岡美知子さんの証言ページ英訳版より。来年5月出版に向け、英訳が徐々に仕上がっています

 

 

支援金の使用用途(  )内は実際にかかる費用

英文翻訳料・・・40万円(60万円)

英文翻訳謝礼・・4万5000円

英文編集料・・・・・10万円(20万円)

デザイン・レイアウト料・・・20万円(30万円)

リターン費用・・・20万円(30万円)

レディーフォー手数料・・・17%

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       合計120万円(175万円) 

 

 

リターンについて

 

ご協力くださる方々のお名前を刻ませていただきます。

今回のすべてのご支援者のお名前を、電子書籍に刻ませていただきます(お名前の不掲載をご希望いただくことも、もちろん可能です)。

 

Readyforだけのお礼として、写真家・落合由利子さんのポストカードをお届けします。

Readyforだけのお礼として、『若者から若者への手紙 1945←2015』の共著者である写真家・落合由利子さんのオリジナルポストカードをリターンとしてお届けします。本に未収録の写真もあります。

 

『若者から若者への手紙 1945←2015』日本語版を差し上げます。

10,000円以上ご支援の方には、翻訳の原作である『若者から若者への手紙 1945←2015』の日本語版もご用意しています。また100,000円以上ご支援の方には全員に差し上げます。

 

「平和のテーブル」へご招待します。

50,000円以上ご支援の方は、関東周辺でお菓子とお茶をいただきながら著者や翻訳した若者たちと会話を楽しむ会「平和のテーブル」へご招待させていただきます。時期はご支援くださった方々と相談のうえ開催いたします。

 


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