東日本大震災12年、被災者100人で創るミュージカルを石巻圏で！

2012年3月18日に東京・銀座で上演されたミュージカル『とびだす100通りのありがとう』の一部始終は、現在Youtubeで特別公開されておりますが、その中でインタービューに協力してくださった方々のメッセージをご紹介いたします。

 

 

【配信責任者】

NPO法人 東日本大震災を風化させない会 100 通りのありがとう

代表理事 小林清三郎

 

【問い合わせ】

thanks100arigatou@gmail.com

 

【インタビュー協力】

手代木　麻里さん

野口　　水鈴さん

 

【ナレーション】

松本和也さん（元NHKアナウンサー）

 

【配信協力】

メディガ合同会社様

 

 

（インタービューから一部抜粋）

 

Q：2011年3月11日の記憶

 

「手代木　麻里」さん

 

　その当時高校1年生で、ちょうど部活がなくて祖母と二人でいました。

双子の兄が部活から帰ってきて、何気ない話しで「何食べる？」という話しをしていたときに、いきなり大きい地震がきたので、何が起こったかもわからず、すごい揺れで物は倒れる何かが割れるという響きで、とっさにテーブルの下に隠れました。

ただその時祖母に、「いつまでそこ（テーブルの下）にいるんだ、そのままだったら津波にのまれるよ」と言われて、そのとき初めて津波がきているんだと思い少し外を見たら、黒い波みたいなのが、ズーッと入ってくるのが見えたので、これはもうただ事じゃないと思って、とりあえず持っているものだけ持って、みんなで（家の）２階にあがったという状況でした。

 

その時に火災報知器が鳴りっぱなしで、何がどうなっているんだろうと思っても見る勇気もなくて、車は流れていたり家が流れていたりする状況で、正直そういう状況になったことがなかったので、今自分がどういう状況に置かれているんだって信じられなかったです。

 

 

Q：作品の見どころは？

 

「野口　水鈴」さん

東日本大震災のときに頑張ってくれたお隣の人も出演してくれたり、子どもでも結構の上の人とかいて年齢層もが幅広く、その中でも一人ひとりの表現や豊かさなどが色として現れていて、一つひとつの歌の中でもその人の伝えたい思いが表現されているので、そこもぜひ観てほしいです。

 

Q：自分にとってのミュージカルは？

 

「野口　水鈴」さん

感謝。

自分がちょっと変われたことでも感謝していて、100通りのおかげて震災やその辛さをわかってくれた人たちが支援してくれたという面でも感謝で、こうして今でも（ここに）残ってYoutubeなどで伝えようとしていることにも感謝。

いろんなことで感謝しています。