ネクストゴールへ向けて / 保養プログラムのこれまでの歩み

ご支援頂いた皆様のおかげで、無事に目標金額まで達成することできました!

力強いサポートを、本当に有難うございました。

 

おかげさまでシンガポール保養プログラムに関しては無事に準備が進んでおります。ただ、帰国後に広野町で行われるフォローアップセッションに関しては、まだ資金が不足しているのが現状です・・。

シンガポールの保養だけで終わるのではなく、帰国してからも子どもたちの様子を継続して見守り、アートセッションや面談などを通して子どもたちが少しでも安心して過ごせる場を持ち続けることが大切だと考えています。

 

そこで、プロジェクト期間残り19日の間に、ネクストゴールに挑戦することになりました!みなさんから追加でいただいたご支援は、シンガポール帰国後に3〜4回行われるフォローアップの経費として、遠方からのセラピスト5~6名の往復交通費や会場費、画材などのアートセッションの材料費などに充てさせて頂きます。引き続き、暖かい応援を頂ければ幸いです!

 

そして今回は、これまでの保養プログラムの歩みをご紹介したいと思います。

 

保養プログラムを始めたきっかけ

 

2011年の東日本大震災後、同じ福島県内でも、福島市や郡山市等へは複数の保養の提案があったのですが、広野町は原発から22kmと非常に近い場所に位置する町でありながら、保養の提案がなかったため、トゥディ・イズ・ザ・ディでは広野町への保養プログラムの提案を検討し始めました。

 

さらに、2013年に代表の平川がシンガポールのレッドペンシル財団(アートセラピー普及の財団)の方に出会い、「アートセラピーが子どもたちのトラウマケアに有効である」ということを知りました。

また、在シンガポール日本大使館から「日本で行われている、福島の子どものためのアートセラピーを紹介してほしい」という依頼も受けました。

 

このような流れにより、国内外のネットワーク、シンガポール赤十字社の支援などを通して、保養プログラムの費用を世界中から捻出し、2014年からシンガポール現地のセラピストと協力してアートセラピーを用いた保養プログラムが始まりました。

 

 

過去4年間の保養の効果

 

これまでの4年間で、このプログラムには毎年広野町から10-20名の子どもたちが参加してくれました。

子どもたちの状態には個人差があり、回復には長い時間が必要ですが、ひと時でも海外に出て思い切り遊んだりアート表現を行うことで、心身のリフレッシュになっているようです。保護者の方からも、子どもが保養プログラムを通して以前より元気になってきてくれていると、喜びの声をもらっています。

 

また、プログラムの一つであるホームステイ体験により、帰国後に家の片づけをするようになったという声や、現地に大切なお友達が出来たりなど、普段と違う環境に身を置き、様々な人との関わりから得られる学びや成長もあるようです。

 

 

これまでの保養プログラムを通して、体内被ばく量の低減も確認されています。

川崎市・武蔵小杉の小杉中央クリニック院長、布施純郎先生の監修のもとに行った昨年のデータを例示します。子どもたちに保養前と保養後に尿を2リットル採取してもらい、新宿代々木市民測定所などでセシウム検査を行いました。

 

対象:男女 20人 (年齢:9~11歳)

 

保養前:下記の表の中央ピンクの部分が保養前の値です。数値に個人差はありますが、尿中セシウムが検出されています。

 

保養後:20人中17人で、85%の子どもに尿中セシウムの低下を認めました。尿中セシウムの低下しなかった3人は、すでに保養前から数値が低かった子どもでした。低下した17人については、下記の通り平均35%の減少が見られています。

セシウムの減少した17人の平均:保養前…0.14806→保養後…0.09564
 

 

さらにシンガポールでは子どもたちの健康をサポートするため野菜中心の食事や、EM-X GOLD(発酵飲料、EM研究機構の協賛により提供を受けています)の提供も行っており、これらも体内放射能の排出に役立った可能性があります。

このような効果から、保護者の方からも継続希望のお声を頂戴しています。

 

 

展覧会の開催

 

2015年より、シンガポールでの保養で制作された子どもたちのアート作品の展覧会をシンガポールや東京にて開催してきました。2017年には広野町での「ひろの秋祭り」にて、保護者の皆さまのご協力による巡回展示も行われました。

 

作品を通して世界の人々に子どもたちや広野のことを知ってもらえるのは、アートを使った保養プログラムならではのことだと考えています。

 

シンガポール航空シアターロビーでの展示の様子

 

「ひろの秋祭り(2017)」での展示の様子

 

保養プログラムの対外的評価

 

2017年4月13日、ニューヨークのナショナル・アーツ・クラブで開催された、ジム・ルース財団によるアニュアル・リーダーシップ・レセプションにてトゥディ・イズ・ザ・ディは「2017年度の傑出した非営利活動賞」を受賞しました。

 

 

さらに2017年には当プログラムの紹介が各地で行われ、

  • 11月9日 アメリカ「全米アートセラピー協会」のカンファレンス
  • 12月8日 ドイツ・ミュンヘンのアートアカデミー「Akademie der Bildenden Künste München」
  • 1月24日 国立シンガポール大学

にて、当プログラムについてのレクチャーがそれぞれおこなわれました。

 

また、シンガポール最大の日刊紙「Straits Times」でも、当プログラムを紹介して頂きました。セラピーを通じて変化する子どもたちの様子を受けて、他地域でも災害にあった子どもたちに同様のプログラムを提供したいという記者の言葉もありました。

 

2017年10月には、2年前から当プログラムに深い賛同と支援を下さっているLUSH Japan様が、LUSH渋谷店にてCharity Partyを開催して下さいました。

私たちもお店に立ち、訪れるお客様へ保養プログラムの紹介をさせて頂きました。

 

このようにプログラムを継続しつつ、世界各地にてアートセラピーを用いた保養の重要性と効果、原発事故後の実情を伝え続けています。

 

今年もまた、子どもたちにとって意義深い時間を届けられるよう、精一杯努めさせて頂きます。

引き続き、暖かい応援をどうぞ宜しくお願い致します。

 

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