
プロジェクト本文
◆ごあいさつ




相川地区は都心から電車で2時間弱の自然豊かな農村で、人口約300人のとても小さな集落です。高齢化率は約45%と高く、老老介護をされている世帯も多く存在しています。農業中心の地域ですが、跡継ぎ不足のために休耕田が年々拡大しています。
普段の活動では、地域の方と一緒に米や野菜を作る「相川ブランド」開発プロジェクトや、相川地区の少子高齢化や後継者不足といった課題について話し合う地域懇親会を行っています。
①「相川ブランド」開発プロジェクト
地域の方に畑と田んぼをお借りして、「相川ブランド」の無農薬野菜を一緒に作り上げるプロジェクトを進めています。すでにブランド化が実現した無農薬米「てとて」の栽培や、まだブランド化には至っていませんがサニーレタス、ラディッシュ、小松菜などを育てています。現在は新たにハーブをブランド化するためのプロジェクトに取り組んでいます。
ブランド米は実際に販売を行い、これまで日本百貨店しょくひんかんや、湯河原の旅館(The Ryokan Tokyo)へ出荷したり、ふるさと納税の返礼品として扱っていただいています。
②地域懇親会、ごはんミーティング、寺子屋
月に1回地域の方と一緒に、少子高齢化や後継者不足をはじめとする地域の問題を議論し、施策を話し合って実行しています。例えば、高齢化による休耕田増加に伴い、残っている田畑への獣害がひどくなっていましたが、それに対して「ジビエ」への活用を提案しました。実際に東大のサークル「狩人の会」のみなさんがご協力くださり、学園祭でジビエを販売。たくさんの方に楽しんでいただきました。
また、毎年8月には、相川地区の子供達に向けて、地域の小学校でむら塾のメンバーが勉強を教える「寺子屋」を実施しています。
むら塾には農業に興味がある学生もいれば、地方創生に興味がある学生もいます。そしてメンバー全員に共通しているのは、相川地区で活動を重ね、地域の方と一緒にごはんを食べたり話し合いをしたりと交流していくうちに、第二の故郷のように感じられるようになったということです。
もともとゆかりがあるわけではない私たち学生の活動を、いつも温かく受け入れてくださっている地域の方には、感謝してもしきれません。
◆富津市活性化に向けてもっとできることはないか…
そこで考えたのが「政策提言コンテスト」でした。
長くこの地域で活動をさせていただいているので、単発的な解決策ではなく、未来へつなげていけるような施策を地域のみなさまと一緒に考えることができることに、やりがいを感じています。本当の地域活性化は、地域で実際に生活されている方がどれだけ満足されているか、が重要だと考えています。
「外部から人をどれだけ呼び込めたか」といったわかりやすい指標に走ることなく、これからも対話の中で地域のニーズを汲み取りながら、私たちにできることをやっていきたいと考えています。
地区で活動をしているときに、通りかかった地域の方から温かくお声をかけていただいたときや、地域の方と一緒に丹精込めて育てた農作物を収穫するとき、とても大きな喜びを感じます。また、その野菜やお米を学園祭で販売したときにたくさんの方に喜んでいただけたり、自分たちで考えた施策が実現して地域の方に喜んでいただけたとき、活動をしていてよかったなと感じます。
だからこそ、メンバーも増え活動も定着してきた今、これまで続けてきたことだけで満足せず、富津市の抱える地域課題を解決するためにもっとできることはないかを改めて考えました。私たちむら塾だけで起こせる変化はとても小さく、アイデア面でも実現の面でも限界があります。そこで、地方創生に興味のある学生に実際に富津市に滞在してもらい、富津市の問題についてアイデアを出し合い、その施策を実現していくきっかけになるような政策提言イベントが開けないかと考えました。
今回の政策提言コンテストでは、参加学生はまずフィールドワークや富津市住民の方との交流を通じて富津市の現状を知っていきます。その後、富津市の方々や東大むら塾のメンバーを交えて地域課題への解決策を議論します。最終的に出来上がった案の発表を行い、住民の方や県・市の職員の方などから構成される審査員からのフィードバックを受けます。
この政策提言コンテストで特徴的なのは、参加学生が富津市に実際に住む方と長い時間を過ごし、富津市の現状を肌身で感じる経験をしながら地域活性化を考えていくということ、そして富津市での生活の事情を身をもって知っている地域の方がイベント全体を通じて参加する、ということです。
政策提言コンテストを行う上で、その施策に実現性を求めるなら、富津市に住むの方の視点は不可欠です。たくさんの学生に、地方との繋がりを持ち、地域活性化について住民の方とリアリティを持って議論する機会に参加してもらえたらと考えています。
また、今回の出会いや交流をこの政策提言コンテストだけで終わらせるのではなく、参加した学生が定期的に遊びにきたりできるような、今後も交流が続いていくコミュニティにしていきたいと考えています。
◆開催概要(予定)
場所:富津市市役所および富津市内の各地区
開催日時:2020年 2月8日(土)から2020年2月11日(火)
〇1日目
午前:市役所にてオリエンテーション
午後:各地区へ
・フィールドワーク①
・各地区懇親会
〇2日目
終日:各地区での活動
・フィールドワーク
・ワークショップ
・政策立案に向けての打ち合わせ
・コンサルテーション
〇3日目
午前:各地区にて活動
・ワークショップ
・政策立案会議
・コンサルテーション
午後:市役所へ
・発表準備作業
・全体交流会
〇4日目
朝:市役所にて発表準備
・発表会
・フェアウェルパーティー
参加費用:現時点では学生1人につき2万円の負担が必要となっていますが、今回のクラウドファンディングでご支援をいただくことで、全国から参加してくれる学生の負担を抑えたいと考えています。
募集:10月3日より募集開始。
「農業・農村を応援する大学生サークルネット」を通じて、および団体SNSアカウントでの募集、またむら塾ホームページに専用ページを開設し、募集いたします。合わせて、各大学にてチラシ・ポスター等で告知いたします。
※いただいたご支援が学生の参加費を除いて余った場合、および天災などやむを得ない事情のため開催が不可能となった場合には、むら塾の今後の活動費用として、大切に使わせていただきます。
※現在SNSなどを通じて参加学生を募集中ですが、万が一学生が集まらなかった場合も、むら塾のメンバーでイベントを実施いたします。
今回の政策提言コンテストから、富津市の課題を解決するためのアイデアが生まれればと考えています。そしてたくさんの学生と富津市との今後も続く繋がりをつくり、出来上がったアイデアを、若い力をもって実現していきます。
今後も富津市の皆様と一緒に、地域の課題を解決するための取り組みを続けていきたい。そのためにも今回の政策提言コンテストを何としても成功させ、今後毎年実施できるようにしたいと考えています。そしてこの富津市での取り組みを他の地域とも共有し、より多くの地区へと広めていきたいです。
どうぞ皆様の温かい応援をよろしくお願いいたします。
プロフィール
農業×地域おこしで、東大生がむらの未来を変える。
リターン
5,000円
むら塾の活動を応援!!コースA
・お礼のお手紙をお送りします。
・定期活動報告書「むら塾だより」と、政策提言コンテストの活動報告書をお送りいたします。
- 支援者
- 15人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年3月
10,000円
むら塾の活動を応援!!コースB
・お礼のお手紙をお送りします。
・定期活動報告書「むら塾だより」と、政策提言コンテストの活動報告書をお送りいたします。
・政策提言コンテスト最終日の発表会へご招待させていただきます。(ご希望の方のみ、交通費は自己負担にてお願いいたします。)
- 支援者
- 12人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年3月
10,500円
【追加しました】ブランド米「てとて」コース
・お礼のお手紙をお送りします。
・定期活動報告書「むら塾だより」と、政策提言コンテストの活動報告書をお送りいたします。
・むら塾と地域の方が一緒につくった相川地区ブランド米「てとて」450g×3袋をお送りします。
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2020年4月
10,000円
ブランド米「てとて」コースA
・お礼のお手紙をお送りします。
・定期活動報告書「むら塾だより」と、政策提言コンテストの活動報告書をお送りいたします。
・むら塾と地域の方が一緒につくった相川地区ブランド米「てとて」450g×3袋をお送りします。
- 支援者
- 10人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2020年4月
3,000円
【学生の方向け】むら塾の活動を応援!!コース
・お礼のお手紙をお送りします。
・定期活動報告書「むら塾だより」と、政策提言コンテストの活動報告書をお送りいたします。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年3月
30,000円
ブランド米「てとて」コースB
・お礼のお手紙をお送りします。
・定期活動報告書「むら塾だより」と、政策提言コンテストの活動報告書をお送りいたします。
・政策提言コンテスト最終日の発表会へご招待させていただきます。(ご希望の方のみ、交通費は自己負担にてお願いいたします。)
・むら塾と地域の方が一緒につくった相川地区ブランド米「てとて」450g×10袋をお送りします。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2020年4月
プロフィール
農業×地域おこしで、東大生がむらの未来を変える。