江戸川つむぎの家|一緒につくろう!新しい児童養護施設

江戸川つむぎの家|一緒につくろう!新しい児童養護施設

寄付総額

2,180,000

目標金額 600,000円

寄付者
119人
募集終了日
2021年1月15日

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プロジェクト本文

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第1目標達成のお礼とネクストゴールについて

 

事件を2度と繰り返さない。それが、私たち共通の思い。

 

2010(平成22)年1月、江戸川周辺の児童福祉関係者に衝撃が走りました。江戸川区内のアパートで、当時小学1年の男子児童が両親から暴行を受けた後に死亡した事件が発生。


 

残念ながら、虐待などによる子どもたちの被害は全国的にも少なくありません。特に児童福祉に携わる立場からすると「また止められなかった…」というやりきれなさをことさら強く感じます。ただ江戸川というあまりにも近い地区での事件に、当時の職員は、特別な気持ちを抱いたといいます。

 

「私たちのところに来ていれば...」

「私たちの誰かが関わっていれば…」

 

というやるせなさでいっぱいになりました。

目の前にいるこどもたちはなんとかケアし、未来をつむぎだす手伝いをすることができます。ですが、なんとかできていない現実があることを目の当たりすると、「悔しさ」「無力感」を感じずにはいられません。

 

それほど苦しい中でも、このような事件は、自身が関わる児童養護施設という仕事の役割、意義、子どもたちをともに生活する大切さ、それらをあらためて考えるきっかけとなるのも事実です。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

この事件を受け、江戸川区では、行政対応の問題点について検証。再発防止に役立てていくため、「漏れなく 最適な支援を 迅速に」をモットーに、行政・警察・病院・学校・民間など連携した取り組みを実施し、2020年4月には区管轄による児童相談所(児相)を起ち上げました。


区レベルが管轄する児相は、東京ではここ江戸川区と世田谷区が先駆けです(同年に荒川区でも設置)。そして、今、私たち社会福祉法人共生会にて、江戸川に初めて開設する児童養護施設「江戸川つむぎの家」の建設と運営がスタートしています。

 

江戸川でかつて起こったあの事件を繰り返さない。

 

社会的養護が必要な状況の子どもたちを守り、育て、彼らの将来をつむぐ。
事件で亡くなってしまったあの男の子に、顔向けできないようなことは決してしない。

 

これが、区と児相と私たち、共通の思いです。

そのために、今、皆様からのご協力が必要です。

 

 

なぜ、江戸川区に児童養護施設を新設するのか

 

児童養護施設とは、

 

通常、都道府県などが児童相談所を管轄し、対象の子どもたちをケアしその措置を決定していきます。しかし、全国でも児童虐待などの事件が増加し、他機関との連携が課題となり、その改善が必要とされてきました。

子どもへの虐待の事件で、心を痛めるようなニュースが流れています。


「約16万件」


これは2018年に全国の児童相談所に寄せられた児童虐待相談件数です。

1990(平成12)年には約1,000件だった虐待相談件数がこの28年間で20倍以上に増加しています。児童虐待の防止、被虐待児童に対する保護は切迫した社会課題です。
 

厚生労働省:平成30年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数〈速報値〉より

 

児童養護施設に入所する子どもたちの理由のトップも身体的・心理的・性的虐待、育児放棄です。

他にも経済的困窮や離婚、保護者の精神疾患など、さまざまな理由があります。子どもたちの多くが心に傷を抱えたり、周りに頼れる大人の居ない状態で施設にやってきます。

 

 

またこのコロナ禍においては、 2020年3月以降の休校、そしてそれに続く緊急事態宣言において、在宅時間が増加し、家庭内における虐待や暴力に関する相談件数の増加が心配されています。

 

件数だけの単年比較では分析ができませんが、休校措置がとられた3月の相談件数が確実に増加しています。

 

 

2010年に江戸川区で起こった虐待事件をきっかけに地域住民や関係機関が一丸となり、児童福祉に対する意識向上が叫ばれるようになりました。

 

そして、2020年4月。
23区で先駆けて、江戸川区に児童相談所が開設されました。

それを受け、社会福祉法人共生会は2021年4月、江戸川区に児童養護施設を開設する運びとなりました。今後東京都では、区ごとに児童養護施設や児童相談所が設けられ、子どもたちを支える環境が整っていく動きになっていきます。

 

社会的養護の必要な子どもたちを支えることは、児童養護施設だけでは難しく、社会全体、そして地域との連携がとても大きな力になります。

 

そういった動きの先駆けとして、私たちは江戸川区最初の児童養護施設を開設し、江戸川区や地域社会の方々と手を取り合って、施設入所の子どもたちはもちろん、地域の子どもたちのためになれるよう努めていきます。

 

 

 

隣接する葛飾区にて、77年蓄積した経験。

 

皆様、初めまして。江戸川つむぎの家準備委員会です。

 

この度、2021年4月1日より、社会福祉法人共生会(理事長:福島俊彦)を母体とし、東京都江戸川区に児童養護施設「江戸川つむぎの家」を開設することとなりました。現在、開設に向けての準備を行っている段階です。

 

子どもたちが生活する家の名前はどうしよう、雰囲気はどのようなものにしよう、家具や自転車は…。それ以外にも、来年度から一緒に働く職員と研修をおこない、着々と前に進んでいます。

 

今回のクラウドファンディングでは、この「江戸川つむぎの家」で準備する、家具・家電などの家財道具や生活備品の購入支援にあてさせていただきます。

 

「江戸川つむぎの家」完成イメージ図

 

子どもたちの生活環境を整える上で大切にしていることは、、子どもたちが安心・安全な生活を送ることができるよう、可能な限り「家庭」に近い環境を整えるということです。理事長の意思を継ぎ、建物の構造上でも子どもたちの様子を丁寧にみていけるようにしています。

 

「ただいま!」と子どもたちが帰ってきたとき、どんな家事中でも子どもたちの様子が見えるような玄関周りや、ちょっとしたドアの開閉音でも子どもたちの心の機微を感じられるような屋内扉など。子どもたちのちょっとした心の動きを少しでもキャッチできるような構造です。

 

左上:子どもたちの「わたしの家」
右:家事中も、子どもたちの帰宅の様子が分かる建築構造
左下:子どもたちの個室はバラエティ豊か!
(葛飾区「希望の家」)

 

また、子どもたちが「わたしの家」と自分の居場所を感じることができるよう、生活環境を整えていく必要があります。居室は一人ずつ、レイアウトなどは子どもたちの意向にそって安心・安全な空間づくりを心がけます。みんなが集うリビング、ダイニングは共有スペースとして各グループの子どもたちが過ごしたり、時には学校の友人を招いたりすることができます。


そこにある家具や食器、家電、玩具などすべてが子どもたちのためにあり、その生活を整えることこそ、「大切にされている」と子どもたちに伝えるメッセージになるのです。

皆様からのご支援は、そんな家具・家電などの家財道具や生活備品の購入支援にあてさせていただきます。

 

子どもたちの生活(葛飾区「希望の家」)

 

つむぎの家の子どもの定員は24名。1グループ6名で生活し、全部で4グループの子どもたちが生活をすることになります。


我々児童養護施設のケアワーカーの仕事は、子どもたちの生活を24時間、365日支えることです。入所してくる子どもたちの多くは、本来、安心・安全である家庭という場での傷を抱えています。

 

子どもたちはどこか投げやりだったり、「自分を大切にする」ということがわからなかったり、人を信用できなかったり。自分に自信がなく、他者に対しては恐怖心や迷い、不信感を持っていることが多い現状です。

 

これから、江戸川つむぎの家で子どもたちは自分の人生を歩んでいきます。


そのそばで、私たち職員は丁寧に子どもたちの人生をつむいでいきます。

その積み重ねが、子どもたちの心の軸となり「わたしの人生なんだ」という思いを持てるようになることを信じ、子どもたちにとってより良い生活の場であるために一生懸命励んで参ります。

 

スタッフ(お兄さん、お姉さん)は、家事をこなしつつ、子どもたちの様子を見守ります
(葛飾区「希望の家」)

 

皆様からのご支援は「応援してくれる人がいる」、その証明。

 

児童養護施設は、収益事業ではありません。

 

よって、行政からの措置費および、補助金以外にその不足分は社会福祉法人が自己負担する必要があり、費用の捻出は我々にとって大きな課題となっています。新しく入所してくる子どもたちのためにより良い生活環境を整えるにあたり、皆様お一人お一人のお力もお貸しください。

 

皆様の応援は、子どもたちの生活にずっと残っていきます。

 

子どもたちにとって、「応援してくれる人がいる」と実感できることが、心の支えになり、人を信用するということにも繋がります。多くの方と「共に」サポートすることで、子どもたちの心の支えを生み出していきたい。是非、たくさんのご支援をいただきたく存じます。

 

施設名の由来は、「つむぐ」という言葉です。職員や一般の方を含め、広く公募した結果決まった施設名です。つむぐという言葉はよく、糸をつむぐという言葉で耳にしたことがあると思います。比喩表現も含むと、物語をつむぐ、思いをつむぐ、歴史をつむぐ、幸せをつむぐ、人生をつむぐ、命をつむぐ・・・と、日常の中でたくさん耳にしますよね。

 

「つむぎの家」は、人と人の関係が希薄になっている今、子どもたちのために様々な人の力や思いをつむぎ、子どもたちへ届けたい。また、子どもたちが人との出会いを通し、絆をつむぎ、自分の人生を歩んでいけるようにという願いを込めました。

 

 

皆様からいただいたご支援金の使い道

 

今回のクラウドファンディングでの資金は、子どもたちの生活備品を購入費用にあてさせていただきます。具体的には、学習机などの家具、自転車、寝具、家電製品、学習用パソコンなどです。どれも子どもたちにとっては生活必需品です。毎日使用するものであり、これから江戸川つむぎの家で長く使用していくことになります。

 

※資金使途は例であり、いただいた金額を、掲載の物品に必ずしも充当するものではありません。
※子どもたちの生活に必要なものだけでなく、子どもたちを支えるために職員が必要とする物品を含みます。
※生活備品は2021年5月までに購入いたします。実際にご寄付をどのような物品に充てたかは、本新着報告にて順次報告いたします。

 

ここでの生活は、子どもたちが施設にいる間はもちろん、巣立ってからも、子どもたちの育ちを支えるものです。子ども時代の生活は、その子どもたちが大人になった時に大きな影響を与えるものであり、生活とは子ども時代を支えるに根源とされます。配慮のある生活の中で培った経験や時間は、子どもたちの将来に豊かさを育みます。

 

家庭的な環境を整え、温かい生活を毎日送ることができるようにすることは、私たちの目標です。

6人×4グループの江戸川つむぎの家では、4軒分の家具・家電と生活備品が必要です。総額合わせると3,000~4,000万円ほどになります。

 

企業様やたくさんの方のお力添えをいただいていますが、まだまだ足りません。

少しでも多くの方にご協力いただき、「#みんなで始める #ここから始まる」江戸川つむぎの家としてまいります。

 

「利用者第1優先」を実行してきた共生会

 

江戸川つむぎの家は社会福祉法人共生会が行う事業です。


当法人は、1942年葛飾区木根川で戦災遺族のために開設された授産施設、終戦後は、戦災孤児に対し保護・擁護する取り組みを始めたことから始まりました。創設者である故福島政一夫妻の「困っている人と共に生きる」という思いを大切にし、77年もの年月が経ちます。

 

児童養護の分野では、より家庭的な社会的養護の充実のため、福島一雄前理事長のリーダーシップの元、施設の小規模化、地域分散化、ショート・トワイライトステイ、家庭訪問型子育て支援、音楽療法に取り組んできました。

 

児童養護施設は東京都葛飾区にある希望の家、静岡県にある伊豆長岡学園、松風荘に加え、2021年4月からは江戸川つむぎの家が始まります。当法人の理念でもある、利用者の尊重、自立支援、安心・安全な生活、地域との連携を軸とし、これからも子どもの最善の利益のために職員一同精一杯やっていこうと思っています。

 

〈共生会の歩み〉

 

児童養護施設で暮らす子どもたちも、地域の方々や関係機関、職員から見守られています。しかし、原則18歳になると施設を退所することになります。

 

私たちは、高齢児(中学1年~高校3年生)には、年に1回高齢児合宿研修を行い、卒園後の心構えを先輩から直接聞くなど、皆で期待と不安を分かち合う時間を作ります。それでも将来に不安が消えるわけではありません。

 

 


厚生労働省の調査によると、児童養護施設出身者の高校卒業後の進学率は27.1%、また一般の家庭の高校卒業後の進学率は73.8%と、大きく差が開いているのが現状です。ですが、葛飾区の児童養護施設「希望の家」の進学率は63.0%(2012~2017年度の退所者24名のうち17名が進学)と一般家庭に差し迫るような数字となっており、自立支援への取組の成果の1つとなっています 。

 

子どもたちの未来をつむぐため、江戸川つむぎの家でも自立支援にも力をいれていきます。

 

#みんなで始める #ここから始まる

 

さまざまな事情で家族と一緒に生活できない子どもたち。そんな子どもたちに、私たちができることは何でしょうか?

 

それは、助けや支援が必要な子どもたちをいち早く見つけ、彼らを見守り、その将来をつむぐことです。これは私たちだけでは成し遂げることができません。

 

だからこそ、

#みんなで始める #ここから始まる

 

 

彼らの将来をつむぐ礎となる「江戸川つむぎの家」
彼らの生活を築くためには、皆様からのご支援が必須です。

 

つむごう、思いを。守ろう、子どもたちの未来を。

 

子どもたちの未来を守るという思いをかたちに。

ご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 

税制控除について

 

本プロジェクトを通じて寄付を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイトなどをご覧ください。

参考:寄付金控除・法人が支出した寄付金の損金算入について(国税庁)

 

・個人の場合

2000円以上の寄付をされた方は、寄付金領収書を添えて確定申告を行うことで所得税に関する優遇措置として「税額控除」か「所得控除」のうち有利な方を選択できます。※一部の住民税についても優遇措置の対象となる場合があります。

 

・法人の場合

「寄付金特別損金算入限度額」の枠が適用され、当該限度額の範囲で損金算入ができます。

 

<領収書の発行について>
寄付をされた方には、寄付金受領後、当法人より「寄付金領収書」を発行いたします。
領収書名義:READYFORアカウントにご登録の氏名を宛名として作成します。

寄付の受領日(領収日):2021年3月10日付(READYFORから当法人への入金日)となります。 
お届け方法:Email送付(受領日以降となります/発行までにお時間をいただきますが、予めご了承願います)。

 

 

ご支援上のご注意点

 

※本プロジェクトのリターンに関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの支援PRのために利用させていただく場合があります。

 

 

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プロフィール

江戸川区に初めての児童養護施設である「江戸川つむぎの家」は2021年4月に開設致します。現在、準備委員会では、子どもたちを迎え入れる準備の真っ最中です。 皆さんと手を取り合って、子どもたちの未来をつむいでいけたらと思っています。 宜しくお願い致します。

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ギフト

5,000


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5000円:「江戸川つむぎの家」を応援!

・お礼状(Email送付)
・寄付金領収書(Email送付)

申込数
52
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

10,000


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10000円:「江戸川つむぎの家」を応援!

・お礼状(Email送付)
・寄付金領収書(Email送付)
・ホームページへのお名前掲載(希望者のみ)

申込数
58
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

5,000


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プロフィール

江戸川区に初めての児童養護施設である「江戸川つむぎの家」は2021年4月に開設致します。現在、準備委員会では、子どもたちを迎え入れる準備の真っ最中です。 皆さんと手を取り合って、子どもたちの未来をつむいでいけたらと思っています。 宜しくお願い致します。

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