伝統ある鶴岡の絹産業を、シルクチーフづくりを通じて伝えたい!

支援総額

1,260,000

目標金額 1,000,000円

支援者
61人
募集終了日
2020年3月26日

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プロジェクト本文

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<第一目標達成のお礼とネクストゴール設定について>

 

鶴工シルクプロジェクトを応援してくださったみなさま!この度、私達のクラウドファンディングを後押ししてくださり、誠にありがとうございます。


皆様のおかげで、目標金額を達成することができました。集まった資金はプロジェクトの実行のために大切に使用させていただきます。

 

こんなにも多くの方から応援のコメントとご支援をいただくことができ、プロジェクトチーム一同、改めて背筋の伸びる思いです。

 

残り期間は少ないですが、ネクストゴールを設定しようと思っています!目標金額は、鶴工の前身である鶴岡染織学校から数えて今年が125周年になることをかけまして、125万円とさせてください!

 

資金はプロジェクトの完成度を高めるため、映像技術の研修会の開催に使用させていただきたいと考えています。

 

皆様、この機会に是非鶴工シルクプロジェクトの一員となって、鶴工の、鶴岡の、山形県のものづくりにいのちを吹き込みましょう!どうぞ最後までよろしくお願いいたします!

 

2020年3月24日
鶴工シルクプロジェクト 一同

 

 

鶴岡がシルクの一大産地であることを知っていましたか?

 

山形県立鶴岡工業高等学校(通称:鶴工)情報通信科3年の榎本大輝・伊藤祐哉・佐藤塁・須藤悠太・五十嵐鼓太です。

 

わたしたちは鶴工で、日々ものづくりについて学んでいます。授業の一環で行った地域課題を見つけるワークショップのなかで、地元の産業を発展させてきたシルク産業があまり知られておらず、衰退していることが話題に上がりました。

 

そこで、シルクの良さを再認識し、地域の活性化につなげる「鶴工シルクプロジェクト」を立ち上げました。私達の学びと実践を通じて、鶴岡にシルクの記憶を取り戻すきっかけにしたいと考えています。

 

 

鶴工研究発表会でのプレゼンの様子
ディスカッションの様子
本プロジェクトの構想

 

 

鶴岡の絹産業を発展させた庄内藩士たち:サムライゆかりのシルクとは?

 

わたしたちの学校のある鶴岡市や庄内地域は、松ヶ岡開墾場にある日本最大の蚕室群をきっかけに国内最北限の絹産地として発達しました。その時活躍したのが旧庄内藩士約3,000人(推定稼働延人員約50万人)です。

 

彼らは戊辰戦争後、「日本の近代化に貢献するため、荒れ地を開梱して桑を植え、養蚕業を興す」と言って、刀を鍬に持ち替えて一心不乱に荒れ地を開拓しました。彼らの努力の結果、庄内地域一帯にはそれは見事な桑畑が広がりました。

 

こうして庄内には今も藩士たちの残した絹産業が残っています。時代の変化によって規模は縮小してしまいましたが、今も養蚕から絹織物まで一貫工程が残る国内唯一の地です。庄内地域のみならず、日本全体の近代化にも貢献した「ジャパンシルク源流の地」でもあるのです。

 

 

 

ものづくり実践を通じて、地域の情報発信に取り組みたい

 

絹産業をきっかけに開校した鶴岡工業高校。2020年に創立100周年を迎えます。

 

鶴工は、鶴岡の基幹産業として興されていた絹産業を支える技術者養成を目的に、明治28年に創設された鶴岡町立鶴岡染織学校が前身となり、大正9年に染織、電気機械、木材工芸の3科からなる山形県立鶴岡工業学校として開校し、2020年に創立100周年(前身の染織学校からは125年目)を迎える山形県内屈指の歴史と伝統を誇る工業高校です。

 

染織学校校舎
旧校舎

 

 

H先生、鶴工は創立100周年を迎えるんですね。前身の鶴岡染織学校から数えると125周年になる大変歴史のある学校なんですね。

 

そこで僕たちは母校の原点に立ち返り、郷土を育んできたシルクに関連したものづくりに挑戦したいと思うのですが…

 
 



 

 

うん、素晴らしい発想だね。具体的に何をするんだい?
 

 


 

今考えているのはオリジナルのシルクチーフづくりです。     

 
 

 

 

 

 

 

シルクづくり(イメージ)
シルクづくり(イメージ)

 

 

なるほど。鶴工が染織学校の流れを組んでいることを考えると、シルクチーフづくりは素晴らしいアイディアだね。なぜこの取組を思いついたんだい?
 
 

 

きっかけは山形大学と連携して鶴工で行っている起業家育成事業のワークショップに参加したときでした。ワークショップでは地元の課題を見つけ、解決策を話し合いました。

 

いくつかあった課題の中で、わたし達はシルク産業の衰退について注目しました。ものづくりを学ぶ高校生として、鶴岡の大切なものづくりの文化が失われてしまうのは解決しなければならない問題だと思ったからです。

 
 

 

 

 

 

ワークショップで鶴岡の課題について話し合いました
ワークショップで鶴岡の課題について話し合いました

 

確かにシルクは鶴岡の産業を発展させたものだし、鶴工とのつながりも深いからね。これからも残していかなければいけない大切な文化だ。

 
 

 

実は、わたしたちはこのプロジェクトに出会ってはじめて鶴岡がシルクの産地だったことを知りました。おそらく多くの同級生もそうなのではないかと思い、実際に鶴工生にアンケートをとってみました。

 

聞いたことがないと答えた人が約半数、概要を理解している人は1割にも届きませんでした。

 

次に、日本遺産に登録されている「サムライゆかりのシルク」についても聞いてみました。

聞いたことがないと答えた方が7割近く、説明できるのは全体の2%しかいませんでした。

 

アンケートをとったのは鶴工生だけですが、わたし達と同世代の若者や子供たちの多くは鶴岡とシルクの関係を認知していないのではないかと思いました。

 
 

 

 

 

 

 

 
聞いたことがないと答えた人が約半数、概要を理解している人は1割にも届きませんでした。
聞いたことがないと答えた方が7割近く、説明できるのは全体の2%しかいませんでした。

 

 
それは残念な結果だね。せっかく取り組むのだから、多くの人に知ってもらうきっかけにしたいな…そうだ、育成プログラムに参加している講師の1人に、マンジョット・ベディ氏という映像クリエイターがいる。トヨタ自動車やSONYなどのテレビCMも作成したことがある有名な方だ。彼に映像技術を学びながら、シルクチーフづくりの過程を映像作品にしたらどうだろう?
 
 

 

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起業家支援プログラムの講師 マンジョット氏

 

 

はい、ぜひ挑戦したいです。子供たちにも知ってもらうために、鶴岡の歴史や文化、産業史等を小学校で学習する教材である『わたしたちの鶴岡市』の理解を深めるための映像教材にもできたらと考えています。

 

また、取り組みそのものを知ってもらうためのパンフレット製作を考えていました。自分たちでデザインもできます。

 
 

 

 

 

 

 

パンフレットか!活動を知ってもらうためにはいい案だね!ところで、資金が必要になるな…

 
 

 

実は、クラウドファンディングを考えています。ワークショップで説明があり、起業経験にもつながると思うので、ぜひやってみたいと思いました。

 
 

 

 

 

 

 

担当者の方からクラウドファンディングについて説明を受けている様子
iPYさんとのTV会議

 

なるほど、高校生の君たちにとっては未知の挑戦だがやりがいがあるね。地域企業や鶴岡市のサポートも連携が必要そうだ。先生も協力するから、普段の学校生活では学べない、新しい挑戦をしてみよう。
 
 

 

 

<山形大学EDGE-NEXT人材育成プログラム>

2019年2月28日(木)に山形大学国際事業化研究センターと本校が連携協定を締結し、山形大学EDGE-NEXT人材育成プログラムに参加しました。

 

山形大学国際事業化研究センター小野寺忠司センター長(左)と阿部進校長(当時)

 

【連携協定の概要】

  • 2020年の本校創立100周年を迎えるにあたり、本校開校の起源でもあるシルク産業や日本遺産に認定された鶴岡市の歴史に触れ、地域資源を活用した革新的な研究活動を推進し、地方の活性化を実現する人材を育成する。
  • 山形大学から講師を派遣し、本校を中心としながら地域と連携し、新規事業の創出を目指す。
  • 山形大学国際事業化研究センターが実施する「EDGE-NEXT人材育成プログラム(基礎編)」を映像配信し、本校生徒が受講する。

 

 

皆さまのご協力をいただき、4つの作品を製作したいと思っています。

 

今回のプロジェクトは大きく分けて次の4つで構成されています。

 

①「サムライゆかりのシルク」オリジナルチーフづくり:伝統・文化を体験


鶴工創立の原点に立ち返り、業界をリードする一流のコミュニケーションプランナー指導のもと、ブレインストーミングによるコンセプトの出し合いや、ラフ案、本デザイン、仕上がりチェックとその後の展開など、製品が完成するまでの一連のプロセスを体験します。これらの過程も映像教材化する予定です。デザインは、コミュニケーションプランナー指導のもと、山形大学EDGE-NEXT人材育成プログラムを受講している東北芸術工科大学の学生チームと協働して行います。完成したオリジナルチーフは、クラウドファンディングの返礼品として、支援者の皆様のもとにお届けするプランを準備しております。

 

「サムライゆかりのシルク」シルクチーフ ※写真はイメージです。

 

 

②シルクの魅力を伝えるシルクPV製作:クリエイティブ戦略


鶴岡工業高校の前身である鶴岡染織学校はシルクと深いかかわりを持ち、今日まで歩んできました。本校で山形大学と連携し実施している起業家育成プログラムの講師であるマンジョット・ベディ氏から映像について学び、学びの礎となったシルクの魅力をわたしたちの手で映像化し発信します。

 

映像製作作業の様子

 

​​​​③シルクの歴史や産業史を学ぶ教材づくり:伝統・文化を継承、郷土愛醸


鶴岡市の小学生が学ぶ『わたしたちの鶴岡市』では、「サムライゆかりのシルク」が若干取り上げられているにすぎず、わたしたちは小学生が学べる映像教材を作りたいと考えています。小学校の各教室に設置されている大型テレビに映し出し、理解を深めるための教材を製作します。

 

教材例
教材例

 

④成果物共有のためのパンフレット製作:情報発信

 

今回製作したシルクPVや映像教材の紹介、配信先のURL等をお知らせします。鶴岡市のすべての小中学生や関係機関等、約15000部製作予定です。パンフレットには、広告スペースを設けてあります。今回のクラウドファンディングでご支援をいただきました企業様等の広告を掲載するプランもあります。

 

パンフレット例

 

 

今回、皆様からのご支援をいただいて、上記のものづくりに挑戦するために、次のように支出し担当の先生の指導のもとで適切に管理することをお約束します。

  1. シルクチーフ製作用生地
  2. シルクチーフ型製作費
  3. シルクチーフデザイン指導料・旅費
  4. シルクPV製作指導料・旅費
  5. 映像教材製作用メディア代
  6. パンフレット印刷費
  7. その他

 

今回のわたしたちの活動を通して、今は衰退しているといわれているシルク産業をもう一度鶴岡で盛り上げ、シルクの産地として多くの人に知ってもらいたいです。この活動は今年だけではなく、後輩へと引き継ぎこれからも活動を続けていきます。

 

地域と連携した様々な活動を通して、わたしたちの地元鶴岡・庄内地域をここから盛り上げていきます。まだまだ未熟な私達ですが、ご支援のほどよろしくお願いいたします!

 

 

私達も応援しています

 

山形県立鶴岡工業高等学校
百瀨 克浩 校長

 

オリンピックイヤーである2020年、本校は創立100周年を迎えます(前身の鶴岡町立鶴岡染織学校からは125年目)。創立当初より当時の基幹産業である絹産業を担う技術者養成からスタートし、これまでの100年間、時代の進展に対応した地域産業を担う人材を輩出してまいりました。本校は100周年の大きな節目、また、新たな「令和」の時代を迎え、Society 5.0と呼ばれる超スマート社会が現実味を帯び、予測が困難で変化の激しい社会であっても、未知の状況にも自らを柔軟に変化させて適応し、未来の創り手となるために必要な資質・能力を育んでまいります。今回の生徒たちのクラウドファンディングへの挑戦も、新しい学びの一環として地域と協働し、地域の活性化を目指して実施するものです。生徒たちの挑戦にご支援とご協力をお願いいたします。

 

 

クリエイティブ・ディレクター
マンジョット・ベディ氏

 

コミュニケーションで最も大事なことは、発信者が「なぜ伝えるのか?」というWHYをきちんと理解していることです。動画を作る行為やその手法・内容はあくまでHOW/WHATであり、核となるWHYがブレているとコンテンツは説得力を失ってしまいます。皆さんが地域を想い、このプロジェクトに臨もうとするPassionはとても素晴らしいものです。そのPassionを大切にして、WHYを忘れずに取り組めば、成功すると信じています。一緒に素晴らしいものを創りましょう!

 

<マンジョット氏作品例>

 

 

 

 

担当教員の齋藤秀志先生(右)

 

2019年より、山形大学(EDGE-NEXT人材育成プログラム)と連携協定を締結し、起業家育成事業を展開しています。その一環として実施した地域活性化ワークショップにおいて、地域課題を見出し、課題解決のために鶴工シルクプロジェクトがスタートしました。起業家育成事業を通して学んだ起業家マインドを発揮して、生徒たちが主体的に活動し、地域と協働し、新しい学びに挑戦していきます。クラウドファンディングへの挑戦やクリエイティブ戦略などの新しい学びを通して、地域と連携した地域活性化プランを展開してまいります。生徒たちの挑戦にご支援とご協力をお願いいたします。

 

 

 ※本プロジェクトのリターンのうち、お名前記載に関する条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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プロフィール

 山形県立鶴岡工業高等学校の生徒によるプロジェクトチーム。「サムライゆかりのシルク」を知ることで、地域への誇りと郷土愛の醸成や、地元定着・地元就職につながり、地域の活性化を図ることを目的に活動を行います。クラウドファンディングへの挑戦やクリエイティブ戦略などの新しい学びに挑戦して、地域と連携した地域活性化プランを展開していきます。私たちと一緒に地域の未来のために行動しませんか?皆様のご支援とご協力をよろしくお願いします。

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リターン

5,000


鶴工生がデザインするサムライゆかりのシルクPRパンフレット

鶴工生がデザインするサムライゆかりのシルクPRパンフレット

・お礼のメール
・制作したパンフレット

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

10,000


鶴工生がつくるサムライゆかりのシルクチーフ

鶴工生がつくるサムライゆかりのシルクチーフ

・お礼のメール
・制作したパンフレット
・オリジナルシルクチーフ 1枚
※写真はイメージです。実際のものとは異なります。

申込数
39
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

5,000


鶴工生がデザインするサムライゆかりのシルクPRパンフレット

鶴工生がデザインするサムライゆかりのシルクPRパンフレット

・お礼のメール
・制作したパンフレット

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

10,000


鶴工生がつくるサムライゆかりのシルクチーフ

鶴工生がつくるサムライゆかりのシルクチーフ

・お礼のメール
・制作したパンフレット
・オリジナルシルクチーフ 1枚
※写真はイメージです。実際のものとは異なります。

申込数
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在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月
1 ~ 1/ 8

プロフィール

 山形県立鶴岡工業高等学校の生徒によるプロジェクトチーム。「サムライゆかりのシルク」を知ることで、地域への誇りと郷土愛の醸成や、地元定着・地元就職につながり、地域の活性化を図ることを目的に活動を行います。クラウドファンディングへの挑戦やクリエイティブ戦略などの新しい学びに挑戦して、地域と連携した地域活性化プランを展開していきます。私たちと一緒に地域の未来のために行動しませんか?皆様のご支援とご協力をよろしくお願いします。

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