浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」大成功!
昨年2018年9月10日から10月19日までと短い期間でしたが地元から全国まで多くの皆様のご支援をいただきました”浜名湖発「二ホンウナギ資源回復プロジェクト」”は本日2019年2月6日に最終報告会を開き終了しました。
大成功の報告と来年度への大きな希望を持っての報告をさせていただきます。
まずは目標金額としていました300,000-を大きく越えた368,000-のご支援をいただきました皆様に感謝申し上げます。
※産卵期を迎えた親うなぎは銀化(ぎんけ)することも見分けのポイントです(全量検査しています)黒銀のこの色をご覧ください。
私たちのプロジェクトは年々減少する二ホンウナギの稚魚(養殖ウナギとして育てる)を増やしたいと全国からご期待いただく浜名湖・浜松・湖西市の産地として親ウナギの放流を今年度で6年続けております。
いただきましたご支援金は浜名湖の漁師さん・市場の皆さんに協力をいただいて産卵期を迎えた親ウナギを買い付ける資金の一部とさせていただきました。
本日開催いたしました平成30年度 第3回浜名湖発親うなぎ放流連絡会での報告の一部を紹介させていただきます。
まずは今年の放流結果の報告です。(今年は3回の放流を実施しました)
平成30年11月 8日 オス62尾 メス220尾 合計282尾 176.2kg
平成30年11月27日 オス80尾 メス153尾 合計233尾 101.4kg
平成30年12月17日 オス167尾 メス213尾 合計380尾 142.9kg
合計 オス309尾 メス586尾 総計 895尾 420.5kgとなりました。
この放流量は平成25年度から6年の放流を行っていますが、これまでの最大の量となりました。これも買い上げ資金のご支援、応援の力のおかげです。
今年で2年目のクラウドファンディングでのご支援のお願い、そしてご理解・ご支援いただく皆様との出会いとなりましたが、本事業のご支援はさらに広がり、思いを同じくするうなぎ産地や加工、料理店団体など多くの皆様との出会いともなりました。
併せて感謝いたします。
最後に今年の残念なこと、解決してさらによい来年度にするための報告をいたします。
今年は初めてご支援をいただいた皆様を放流にお誘いし、一緒に親ウナギを見送る機会をと計画しておりました。
しかし放流の予定は11月~12月、まずは買い付けた親うなぎを集め放流日を判断しますが、年末の海は風や波が起きやすく放流日を決定できるのは2~3日前であること、放流用の船の確保などから平日午後の実施になることなどがあり、今年度は放流ご体験が叶いませんでした。
※風や波のため少なからず危険であることも懸念されました。
そこで来年度は浜名湖で開催される「うなぎまつり」での親うなぎをご覧いただくなどのイベントの開催なども検討しています。
応援をいただける皆様との出会いの可能性をさらに増やしご理解を深めたい。検討を続けてまいります。
また本日の連絡会では是非来年度(31年度)も本年と同じよう、さらなる応援をいただこうとクラウドファンディングの活用を検討しております。
次年度に続く出会いとご支援・応援を広げさせてください。
本年度の報告をいたしました。詳しくは後日浜名湖発親うなぎ放流連絡会のホームページで報告いたします。こちらもご覧ください。