貧困・格差と闘う思想家ヤニス・バルファキスの名作を翻訳出版したい!

貧困・格差と闘う思想家ヤニス・バルファキスの名作を翻訳出版したい!

支援総額

1,706,000

目標金額 1,500,000円

支援者
172人
募集終了日
2021年2月22日

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プロジェクト本文

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▼ネクストゴールにチャレンジします

クラウドファンディング開始直後から多くの方々に温かい応援のお言葉と貴重なご支援をいただき、当初の目標額を突破して、プロジェクトの達成が決定いたしました!

 

今回、みなさまからの力強い後押しを受けつつ、このプロジェクトにおけるバルファキスさんの考えをより広く深く展開するために、本書『世界牛魔人』の一部として、インタビュー作品「バルファキスが語る、パンデミック以後の世界経済のゆくえ」および「バルファキス×チョムスキー ニューヨーク対談―財政民主化への道」の2編の全文和訳を収録し、作品のアップグレードを図ることといたしました。

 

当初の目標額は、以下のプロジェクト概要文にもお示ししましたように、必要経費の一部をクラウドファンディングで公募するというものでしたが、上記の新プランを実行するにあたって予定制作費用の全額(約203万円)をネクストゴールとさせていただき、引き続きご支援を呼びかけたいと思います。これによって、予定価格を変えることなく、より質の高いボリュームとクオリティの作品をみなさまにお届けできるようになります。

 

ぜひとも、ネクストゴールへ向けてのご協力をお願いいたします。

 

ネクストゴール金額 2,032,500円 です。

 

▼自己紹介です。

㈱那須里山舎という「ひとり出版社」の代表をしております、白崎一裕です。

 

これまで様々なフリーランス・自営の仕事を経験し、アラカンからのシニア起業です。その顛末についてはこちらをご覧いただけますと幸甚です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

那須里山舎は、パートナーの白崎淳子と共に、地方から発信する出版事業として2018年秋にスタートしました。モットーは「ローカルな場所からローカルな価値を」ということですが、ここに込められた意味は、人々が日々暮らしている日常の生活(これこそが、ローカルであるということ)を大切にするためには何が必要かを考えるということを問題意識の中心にすえた本づくりをしたいということです。

 

これまでに出版してきた三冊の作品は、どれもその思いが結実したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年に入り、この出版事業に大きな壁がたちあらわれてきました。

 

まず、コロナ禍でパートナーのがんとの闘病生活が始まり、事業展開が大きな制限を受けることになりました。さらに、コロナ禍による「緊急事態宣言」があった頃、書店や図書館の完全閉鎖期間と最新刊『普通の人々の戦い』の発売・販促期間が運悪く重なり、結果として返品率が通常の五倍ほどになってしまいました。こうして事業のための資金が干上がるという事態が生じました。

 

この二つの「壁」を乗り越えて新刊出版をゴールインさせるために、みなさまからのご支援をお願いしたいと思います。

 

▼一冊の本に込められた思い―この世の「格差と貧困」をなくすためのヒントを求めて

那須里山舎の企画の柱のひとつに、いまの世の中を覆う「格差と貧困」問題を解決するための視点を提供したいという強い思いがあります。この「格差と貧困」は、それこそ冒頭に申し上げた「ローカルな暮らし」を破壊する元凶となっています。

 

この「格差と貧困」を解決するための思想的枠組みを提供してくれる強力な一冊が、今回のプロジェクトである『世界牛魔人―グローバルミノタウロス:米国、欧州、そして世界経済のゆくえ』(仮題)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

著者のヤニス・バルファキスさんはギリシャ生まれの経済学者で、アメリカやイギリスなどの大学で教鞭をとってきました。2014年までのギリシャ政府は、トロイカから押し付けられた借金返済のプレッシャーに屈し、民意に反する強い緊縮政策を実施していました。これに抵抗して闘ったのがバルファキスさんです。2015年にギリシャ経済危機の渦中で「急進左派連合」への政権交代が起きると、彼は新政権の財務大臣を担当し、貧困にあえぐギリシャの人々を救うべく欧州委員会、国際通貨基金(IMF)、そして欧州中央銀行(ECB)の三機関からなる「国際債権団」(通称トロイカ)との厳しい交渉に打って出ます。バイクにまたがり革ジャンスタイルのおよそ政治家には似つかわしくないバルファキスさんは、たちまち英雄視されることになりました。

 

残念ながら、この交渉はギリシャ側の敗北で幕を引かれ、バルファキスさんも財務大臣の辞職を強いられます。しかし彼の勢いは止まらず、2016年には草の根運動として「欧州民主主義運動2025」(DiEM25)を、また2018年にはアメリカ大統領選挙の民主党候補として大人気のバーニー・サンダースさんなどと一緒に「プログレッシブ・インターナショナル」(国際先進派運動)を立ち上げ、世界的な「反緊縮」運動のリーダーとして活躍しています。

 

 

『世界牛魔人―グローバルミノタウロス』は、このようなバルファキスさんの活動を支える思想の一つの源流ともいえる記念碑的著作です。


本書は、どうして経済危機はおき、そのツケは弱者にまわされ、格差と貧困が拡大するのかを世界史的視点であきらかにしています。その中心にあるのは「アメリカ」という国であり、「どうしてアメリカは世界経済を支配する『帝国』になったのか」という問いを鋭い論理と文学的センスあふれる表現で解き明かしています。

 

世界一位の大国となったアメリカの謎を解くことが私たちの資本主義の謎を解くことにつながるという、新「資本論」ともいえる書物です。

 

また、戦後日本とアメリカの関係にも深く切りこみ、私たち日本人の「働けど働けど貧しい」という現状の根っこにある歴史的原因を明らかにしてくれます。「格差と貧困」を根本から考え直してみたい人々に大きな力を与えてくれるでしょう。

 

▼プロジェクトの内容

今回は『世界牛魔人―グローバルミノタウロス』の全訳完全版を刊行いたします。そのためにかかる費用は下記のとおりです。

 

翻訳権取得料(著者印税前払い) 320,000

翻訳者印税 (予定定価の5%)  262,500

印刷(組版・製本込み・1500部)1,300,000

装丁デザイン料         150,000

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

合計             2,032,500 円

 

上記費用のうち、翻訳権取得料と装丁デザイン料は社内で調達することとし、残りの費用(端数を切り捨て)1,500,000円 をクラウドファンディングの目標額といたしました。

 

翻訳はアイルランド在住の翻訳家、早川健治さんです。また、経済用語などの監修者として関西学院大学教授の朴勝俊さんを予定しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

版権獲得はもちろん、現時点で翻訳原稿そのものもすでに完成しており、あとは印刷所に最終入稿する段階まで来ております

 

発売プラン(変更することもあります。特に刊行時期に関しましては、コロナウィルスの影響による遅延の可能性があります。)

  • 判型四六判 並製 400ページ
  • 刊行 2021年6月下旬予定
  • 予価 3500円(税別)
  • 初版部数 1500部

プロジェクト成功に際しては、一般向けの発売に先立ち、本プロジェクトに賛同された方々限定の先行出版記念イベントをオンラインで開催いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト終了要項

2021年6月30日までに『世界牛魔人―グローバルミノタウロス:米国、欧州、そして世界経済のゆくえ』(仮題)1500部発行をもってプロジェクト終了とさせていただきます。

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プロフィール

これまで出版社勤務、子ども支援塾経営、NGO機関紙編集、障害児支援機器輸入販売など様々な職業を経験し、60歳目前で「ひとり出版社・那須里山舎」を起業する。同時に反貧困ネットワークなど多様な市民活動に参加し、現在はベーシックインカム(基礎所得保証)と反緊縮通貨改革運動に集中している。共著に『ベーシックインカムは希望の原理か』(フェミックス)などがあり、現在、雑誌「くらしと教育をつなぐWe」に長期連載「お金リテラシー入門」を執筆中。また、とちぎボランティアネットワーク機関紙「ボランティア情報」の「市民文庫」欄を担当している。現在、ベーシックインカム・実現を探る会代表、日本ベーシックインカム学会理事、グリーン・ニューディール政策研究会アドバイザー。那須里山舎は、「ローカルな場所からローカルな価値を」 をモットーに、白崎のこれまでの多様な経験も生かした企画を発信していきたい。

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リターン

3,000


純粋応援コース

純粋応援コース

那須里山舎と『世界牛魔人ーグローバルミノタウロス』翻訳出版プロジェクトを応援してくださる方に、㈱那須里山舎より心を込めて感謝のお手紙をお送りいたします。

支援者
21人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年6月

5,000


完成書籍先取りコース

完成書籍先取りコース

出版プロジェクトを応援しつつ『世界牛魔人ーグローバルミノタウロス』を本棚に置きたいという方へ。那須里山舎から本書を一冊、発売日前にお送りします。あわせて、感謝のお手紙も同封いたします。

支援者
107人
在庫数
189
発送完了予定月
2021年6月

10,000


先行出版記念イベントコース

先行出版記念イベントコース

がっつりと応援しつつ制作チームと共に出版を祝いたいという方へ。那須里山舎より以下の三点セットをお送りいたします。
1、ご賛同者様限定先行出版記念イベントの招待状(オンライン開催を予定しておりますが、開催日程については調整中です)
2、『世界牛魔人ーグローバルミノタウロス』翻訳本一冊(発売日前)
3、那須里山舎より感謝のお手紙

支援者
23人
在庫数
22
発送完了予定月
2021年6月

30,000


マックス応援コース

マックス応援コース

最大限の応援をしていただける方に、すべてのリターンに加えて、翻訳本の巻末にお名前を掲載させていただきます。以下のセットとなります。
1、ご賛同者様のお名前を翻訳書巻末に掲載
2、ご賛同者様限定先行出版記念イベントへの招待状
3、『世界牛魔人ーグローバルミノタウロス』完成本一冊(発売日前)
4、那須里山舎より感謝のお手紙
 <*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。>

支援者
24人
在庫数
25
発送完了予定月
2021年6月

プロフィール

これまで出版社勤務、子ども支援塾経営、NGO機関紙編集、障害児支援機器輸入販売など様々な職業を経験し、60歳目前で「ひとり出版社・那須里山舎」を起業する。同時に反貧困ネットワークなど多様な市民活動に参加し、現在はベーシックインカム(基礎所得保証)と反緊縮通貨改革運動に集中している。共著に『ベーシックインカムは希望の原理か』(フェミックス)などがあり、現在、雑誌「くらしと教育をつなぐWe」に長期連載「お金リテラシー入門」を執筆中。また、とちぎボランティアネットワーク機関紙「ボランティア情報」の「市民文庫」欄を担当している。現在、ベーシックインカム・実現を探る会代表、日本ベーシックインカム学会理事、グリーン・ニューディール政策研究会アドバイザー。那須里山舎は、「ローカルな場所からローカルな価値を」 をモットーに、白崎のこれまでの多様な経験も生かした企画を発信していきたい。

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