厄介者転じて里山の恵み竹炭!
四万十に移住して1年が過ぎた頃、
使われなくなっていた炭窯をお借りして、炭焼きにも挑戦し始めました。
この集落では、今も現役で炭を焼き続けているのは今年88歳になるおじいちゃん
ただひとり。その方に習いながらなんとか一人でも炭を焼けるようになりました。
この辺りでは山の奥深く分入っていけば
炭窯の跡地をいくつも見つけることができます。
重機のなかった昔は、重たい原木をわざわざ一箇所に運んで炭を焼くよりは
『材料となる原木の多い場所に炭窯を作る→炭を焼く→原木がなくなったら移動→繰り返し・・・』の方がはるかに効率的だったんですね。
自分が最初にお借りした炭窯も山の中腹のわずかな平地に立っていて、
木を伐り倒しては斜面を利用して少しずつ滑り落とし、平たいところは一本一本引きずって・・・でなんとか原木集めをしていました。
切ったばかりの木は、水分をたっぷり含んでるので1.5メートルくらいの長さでもものすごく重いのです。
そんな時に馬搬で作業ができたらどんなによかったことか・・・。
5年前には、前述の炭焼き師匠に習って炭窯を新たに作る、という大変貴重な機会に恵まれました。
いつもお世話になっている田んぼの地主さんに声をかけて頂いたのです。
「炭窯を一緒に作らないか?」
このチャンスに炭窯の作り方を習っておかないと、その技術を受け継ぐ人が誰もいなくなってしまう。地主さんの中にはそんな思いもありました。
自分もそこに携われた事はとても貴重な財産となりました。
設計図やマニュアルなんてありません。全てはおじいちゃんの頭の中。
その土地にあるもの(赤土・石)と長年蓄積された知識と経験を使って生み出される炭窯は、何百年も続いて来た里山文化の結晶のように感じました。

このプロジェクトの加工品リターンのひとつ、竹炭はその炭窯で焼きます。
花雪と搬出した馬搬材ならぬ、馬搬竹で焼く炭です。
竹炭には次のような効果、利用方法があります。
・半永久的と言われる調湿効果
・水道水のカルキ臭や塩素を吸着し、カリウムやマグネシウムを放出するので、飲料水や炊飯の際に竹炭を入れる
・脱臭や空気の浄化
・もちろん、燃料としても
さて、炭を焼くようになって以来自分たちの暮らしは一変しました。
この時代、ホームセンターなどで工業的に作られた炭が簡単に手に入るので、手作りの炭を売るというのは労力を考えると大変なことです。
けれど、ひと窯(一回分)焼いた炭を自給用と考えると日常使いにはほんとうに十分な量ができるのです。
自分で炭を焼くようになって以来、我が家はガスコンロを撤去しました。
料理はもちろん、朝一杯のコーヒーを入れるにも火熾しから始まります。
慣れてしまえば決して不便じゃないですよ。毎日火を付ける事が楽しみです。
コーヒーを焙煎するのも、魚を焼くにも、米を炊くにも、炒める、煮る・・・なんでもかんでも全て遠赤外線!
それなりに苦労も沢山あるけれど、これも里山の贅沢、と感じます。
茶畑にとって今は厄介者扱いされている竹ですが、
沢山の竹炭を焼いて、生まれ変わった里山の恵みをお届けしたいと思っています!


※この炭は雑木で焼いた炭です。
リターン
5,000円
お礼状&花雪便り
①光猫舎からのお礼状
②花雪便り(プロジェクト実施の様子を画像と文章でまとめたレポート)
- 支援者
- 21人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月
10,000円
リトルプレス「はたらく馬と暮らす」
①馬について何も知らなかった私たちが花雪と暮らし共に働けるようになるまでを記録した小冊子。畑や山の仕事、子育て、花雪との出会い、師匠・岩間敬さんとのやり取りの貴重な記録など、“いつかは馬と暮らしてみたい”と想っている人にもきっと参考になるリトルプレスです。
②光猫舎からのお礼状
- 支援者
- 34人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月
10,000円
プロジェクトで生まれた加工品
①茶畑・里山再生プロジェクトで生まれた3種類の加工品よりお1つセレクトしていただきます。(※画像は天日干し紅茶です。)
・手揉み天日干しでの手作り紅茶
・イチョウの木を加工した記念品
・馬搬で運び出し焼いた竹炭&竹酢液
のいずれか一品
②花雪便り
③光猫舎からのお礼状
- 支援者
- 23人
- 在庫数
- 24
- 発送完了予定月
- 2019年9月
20,000円
リトルプレス「はたらく馬と暮らす」&加工品
①リトルプレス「はたらく馬と暮らす」
②茶畑・里山再生プロジェクトで生まれた3種類の加工品よりお1つセレクト(※画像は炭焼きの様子です。)
③光猫舎からのお礼状
- 支援者
- 11人
- 在庫数
- 38
- 発送完了予定月
- 2019年9月
30,000円
リトルプレス「馬と暮らす」&加工品セット
①リトルプレス「はたらく馬と暮らす」
②茶畑・里山再生プロジェクトで生まれた3種類の加工品の詰め合わせ。
・手揉み天日干しでの手作り紅茶
・イチョウの木を加工した記念品
・馬搬で運び出し焼いた竹炭&竹酢液
③光猫舎からのお礼状
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 22
- 発送完了予定月
- 2019年9月
50,000円
リトルプレス「馬と暮らす」&加工品セット&はたらく馬との日常体験!
①リトルプレス「はたらく馬と暮らす」
②茶畑・里山再生プロジェクトで生まれた3種類の加工品の詰め合わせ。
・手揉み天日干しでの手作り紅茶
・イチョウの木を加工した記念品
・馬搬で運び出し焼いた竹炭&竹酢液
③花雪のお世話や馬耕・馬搬の体験など「働く馬との日常」を1日体験!
※1組最大4名まで。1日1組でのご案内となります。
※2019年9月以降でご希望の日程を調整させて頂きます。
※現地までの交通費や宿泊は自己負担でお願いします。
※食費、保険料込み
④光猫舎からのお礼状
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 22
- 発送完了予定月
- 2019年9月
100,000円
リトルプレス「馬と暮らす」&加工品セット&はたらく馬との日常体験!
※リターン内容は50,000円のリターンと同じ内容になります。
①リトルプレス「はたらく馬と暮らす」
②茶畑・里山再生プロジェクトで生まれた3種類の加工品の詰め合わせ。
・手揉み天日干しでの手作り紅茶
・イチョウの木を加工した記念品
・馬搬で運び出し焼いた竹炭&竹酢液
③花雪のお世話や馬耕・馬搬の体験など「働く馬との日常」を1日体験!
※1組最大4名まで。1日1組でのご案内となります。
※2019年9月以降でご希望の日程を調整させて頂きます。
※現地までの交通費や宿泊は自己負担でお願いします。
※食費、保険料込み
④光猫舎からのお礼状
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 28
- 発送完了予定月
- 2019年9月