ぎゅうぎゅうに締め付けられた小さな首輪…

首が擦れ切れ、首輪から悪臭がしました。

 

 

身体中のあちこちに怪我をしてて、

 交通事故でしょうか…

後足も骨折しているようでした。

 

 

動物保護管理所には、獣医師不在なので、

痛み止めすら飲ませられないのです。

 

 

なんとか痛みだけでもとってあげれたらと、

知り合いの獣医師さんに頼んで、

薬事法に引っかからないような

漢方を処方してもらいました。

 

 

この袋を見たとき、涙が出てきました。

「2日分」

この意味は、

この子に残された時間なんだと…。

 

あの仔は、薬を混ぜた缶詰を

美味しそうに食べてくれました。
缶詰がよほど美味しかったのか、

「おかわりっ!」

と、はじめて元気そうな声を出してくれた。

 

そして・・・

この仔の最期の食事は、唐揚げと鯖煮でした。
 

 

・・・2008年6月13日 殺処分・・・

 

 

 

私は、当時のブログでこう書き綴ってました。

 

「こういう子ほど助けたいというのが、

本当の感情です。

 

レスキュー出来るのは、

あくまで譲渡できそうな子、人慣れしている健康な子。

 

老犬、猟犬、ケガや病気の子、
人間に怯えている仔・・・

私たちは、譲渡の難しい仔達に

手を差し伸べる事はできません。


冷たい・・・と思われるかもしれませんが、
今の現状では、命の選別というハードルを

高くしないと、私たち自身が潰れてしまうから。

 

感情だけでレスキュー出来たら

どんなに良いだろう・・・と思う」


おそらく、自分で「出来ない理由」を一生懸命探し、

一生懸命自分に言い聞かせていたと思います。
「仕方ない」で終わらせたかったんだと思います。

 

このときの経験と、あの子の生きていた姿は、

後に自分を変えたいと思わせる

きっかけの一つとなりました。

 

あのときの正論だと思い込んでた価値観が

実は間違いなんだよと、

無意識に自分自身の中で

気付かせてくれたのです。

 


 

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