プロジェクト概要


>>English Page<<

 

第一目標達成!ネクストゴールを設定しました!(2019.3.27追記)

多くの方から背中を押していただき、無事に第一目標達成しました。本当にありがとうございます。4月からの「ウミガメの生態調査と保護活動」に大切に使わせていただきます。
 

私たちの活動は、そのほか「ウミガメ観察会の実施」、「浜清掃と保全活動」 、「うみがめ館の運営」、「広報、啓蒙活動」等も含めると、1年で2,000万円近くかかります。募集終了日まで引き続き、ひとりでも多くの方に知っていただけるよう、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

 


ここは、屋久島。毎年4月頃になると産卵のために、黒潮に乗ってウミガメがやってきます。

 

ふ化し、海へと向かったウミガメは、30年後にまたふるさとへ戻ってくるといわれています。

 

屋久島北西部・永田浜*は、北太平洋最大のアカウミガメ(絶滅危惧種)の産卵地。日本に上陸するアカウミガメの個体数の30~40%を占めるといわれています。

 

私たち「屋久島うみがめ館」は、ウミガメが安心して産卵し、安全にふ化できるよう、34年間にわたり調査・保護を行ってきました。

 

しかし、朝から晩まで行う保護活動への体力的限界後継者不足により、昨年、解散の危機に陥りました。

 

その後なんとか人不足は解消できたものの、重くのしかかるのは資金難の壁です。解散の危機下にあった2018年は、助成や協賛を一切行わず、ご厚意による寄付や差し入れに限られる状況であったため、今年の活動資金が年間2,000万円ほど不足しています。

 

特に4月〜9月の産卵シーズンの保護活動には600万円が必要ですが、それすら危うい状況です。

 

しかしそんなことは知る由もなく、ウミガメは、今年も4月頃から産卵のため、ここ屋久島に上陸します。


ウミガメを守れるのは、私たちしかいない。でも私たちだけではできない。

 

いま、至急の助けが必要です。万全な体制で産卵期のウミガメを迎え、無事に子ガメを海へ送り出していきたい。

 

産卵のために屋久島にやってくるウミガメのために、どうかわたしたちの仲間になっていただけませんか。

*永田浜:前浜・いなか浜・四つ瀬浜

 

▲砂の中で卵がふ化し、周りの兄弟たちがふ化するのを待って、いっせいにもがいて出てきた子ガメは、よちよち歩きで一目散に海へ。波にもまれながら、沖へ沖へと泳いでいきます。

 

ウミガメが直面する危機:
美しい屋久島の海で起きていること

 

いま、屋久島の浜では、観光客の増加で、ウミガメの産卵活動が阻まれています。2000年頃から屋久島が観光地として有名になると、旅行業者などによりウミガメの見学ツアーが組まれ、ウミガメの産卵期に大勢の人が砂浜に入るようになりました。

 

屋久島永田浜は、国立公園に指定された砂浜ですが、このような悲劇がしばしば起こっています。

 

危機①:卵が埋まっている巣穴の上を踏み固められ、窒息

 

巣穴の上を踏み固められると、ふ化した子ガメが砂から出られず窒息死してしまったり、卵が踏み潰されてしまったりします。中には巣穴を掘り返す人もいて、多くの子ガメが死にました。そんな被害にあう巣穴は、6割といわれています。

 

危機②:人工の明かりを嫌うウミガメが、産卵できずに海へ帰ってしまう

 

親ウミガメは、人工の明りを嫌う性質があります。永田浜の近くにも道路が通り、交通量が増え、宿泊施設も増えました。車のライトや建物の明りがあると、ウミガメは上陸を控え、産卵をあきらめて海に帰ってしまうのです。

 

危機③:子ガメが、海にたどり着く前に体力消耗、死んでしまう

 

ふ化した子ガメは、月に照らされた海を目指す=明かりに向かっていく習性があります。その結果、人の出す明かりに混乱し、体力を消耗して海に行き着く前に、死んでしまう子ガメが多くいます。

 

うみがめ館は、保護ロープなどを貼って立ち入りを制限していますが、観光客の中にはそのロープを乗り越えて浜に侵入する人が少なくないのです。

 

 

永田浜 環境保護の流れ

1980年代:海岸で砂の採取が行われており、ウミガメが産卵する砂浜は減少

1986年:海浜の砂の採取は禁止

1988年:日本で初めてとなるウミガメ保護条例が制定

 

2002年:念願叶って、永田浜が国立公園第2種特別地域に指定されたが、砂浜の後背地は個人所有地だったため、国立公園になったのはわずか10ヘクタール

 

2005年:永田浜がラムサール条約登録湿地になる

2006年:国立公園に上陸してくるウミガメを環境省は保護動物に指定

 

永田浜は、国立公園として保護されたものの、その面積はかなり限られたもの。また、現在の条例では、侵入する人を取り締まることはできません。

 

うみがめ館、30年の活動:
人と自然の間に立ち、ウミガメを保護

 

改めまして、ページをご覧いただきありがとうございます。特定非営利法人 屋久島うみがめ館 代表理事の大牟田 一美です。

 

人と自然が共生して成り立ってきた屋久島。そこで、わたしたちは、人とウミガメを引き離すのではなく、“人とウミガメの間に生じた問題”と向き合ってきました。

 

(右)屋久島うみがめ館代表:大牟田一美
ウミガメを主役にし、永田地区の砂浜を守る活動を続け、現在68歳。

 

私たちの活動は、「ウミガメを守るためにできることすべて」。内容は多岐にわたります。

 

卵を安全な場所へ移す

 

4月から9月の昼夜、屋久島の浜(主として永田地区)にて、台風や大波で流されたり、人に踏まれそうな場所にある卵を許可を得た上で移植をしています。

 

ピンポン玉くらいの卵を100個ほど産み、また海へ。夏の間に2~5回この浜へ上陸し、産卵します。

 

まず、深さ60㎝の巣穴から卵を割れないように丁寧に掘り出し、人から踏まれず、大波などでも流されない安全な場所へ、深さ60㎝の穴を掘って卵を埋めなおします。

 

早い人で30分、場合によっては1時間もかかる時もあります。5巣の移植をすると腕が痛くなり、パンパンに張ってきます。これをウミガメの産卵シーズン中、3ケ月間継続して行い、その数はなんと15万個。とても大変な作業なのです。

 

卵の移植作業。深さ約60cmを素手で掘ります。作業に慣れないと砂が崩れたりと大変な作業

 

卵だけでなく、消波ブロックや岩場に挟まってしまったウミガメを救出することも。100キロ以上ある彼女を最大限の力を込めて引っ張り上げる…!

 

 

ふ化の状況をチェックし、出遅れていた子ガメを保護

 

産卵後の時期は、朝方の脱出巣の調査として、昨夜にどれだけ子ガメが、かえった巣があるかを調査します。

 

子ガメがふ化する時期は、朝の7時から8時頃まで子ガメの脱出巣調査、夕方6時半から10時半頃までふ化調査を行い、昼間は夜間の調査を補っています。非常にハードなので、地域の会員だけでは対応できず、全国からボランティアを募集して調査と保護活動を行っています。

 

巣穴から掘り出し、分類した後は、調査票に記録。巣穴の位置や深さなども記録します。

 

また、出遅れた子ガメは、カラスなどから食べられたり、昼間の暑さで死んでしまったりするため保護し、夕方ふ化調査に行く時に放流します。

 

ふ化調査は主に18時半頃から22時頃まで、子ガメが海に帰った巣を掘り返してどれだけ海に帰っていったかなどを調査します。脱出できずに砂の中で生きていたカメは、そのまま放流します。

 

こちらは卵の殻を破ったものの、ふ化前で巣穴に取り残されてしまった子ガメです。このようなふ化前の子ガメや、卵黄を抱えたままの子ガメは、うみがめ館の保護器で一時保護し、卵黄を吸収した後に夜間に放流します。また、殻も破られていない卵があった場合は、殻を破って中身を確認し、胚体の有無やその成長の程度を確認して、分類します。

 

▲子ガメを送り出す際は、少し寂しい気持ちにもなります。

 

 

生態調査

 

生態調査は、4月の末から8月に上陸してくるウミガメの産卵と上陸回数、上陸してきたウミガメについている“タグ”の情報から回遊・回帰を調査する標識調査、ふ化して海に帰る子ガメのふ化調査を主に行っています。また生きている個体だけでなく、死んでしまっている個体の調査や、水温や砂の温度なども測定しています。

 

生態解明の手がかりとなることを期待し、特定非営利法人屋久島うみがめ館では、屋久島でふ化した子ガメにPITタグ(体内標識:マイクロチップ)を装着しています。

2008年8月25日にいなか浜で自然脱出した子ガメ(アカウミガメ)を放流し、10年後の2018年8月27日に岩手県上閉伊郡大槌町大槌湾の定置網で混獲されました。(2008年は1,095匹のアカウミガメの子ガメにPITタグを装着) 自然界で年齢が確認されたのは世界で初めてのことで、世界のウミガメ保護にも役立つデータがこの屋久島うみがめ館のPITタグによって得ることができたのです。

 

アカウミガメの子ガメにPITタグを装着。生まれた浜に帰って来て産卵するのかなど、ウミガメの謎が解明されるかもしれません。

 

 

ウミガメが安心して産卵ができるよう砂浜をパトロール

 

砂浜に侵入している人がいないかを確認するため、産卵前の時期は、夜の9時頃から朝方までパトロールを行います。

 

ウミガメを混乱させる明かりは、ペンライトの先に赤いビニールをまき、更に黒のガムテープでその先を絞り込みます。パトロール中は、ライトは点けません。真っ暗でも目が慣れたら、見えてきます。調査中(ウミガメの大きさを測ったり、標識を装着したり、上陸する場所のチェックなど)は、ライトがカメの目に見えないように記録するときなど最小限に使用します。

 

また、ウミガメの保護活動は、砂浜だけではありません。人工的な明かりが砂浜に入ることを遮るために、松などを遮光林を植樹しています。

 

これは親ガメの上陸を促し、子ガメが海にまっすぐ帰れるためには大切なことです。そして、この遮光林が県道に伸びて車の通行の妨げにならないように管理するのも、遮光林を育てる上で重要なことです。

 

この小さないのちを守るために。

 

 

後継者不足を乗り越えたあと、
次なる試練は「資金難」


ウミガメのふ化の時期である5月から7月の間は、一晩中起きてウミガメの生態調査。さらに盗掘や大波などで流される卵の保護を行うには、体力と気力に加え睡眠不足との戦いです。2017年末に、後継者不足と体力の限界もあり、「もううみがめ館は解散か」という危機がありました。

 

しかし、この永田浜のウミガメは絶滅と隣り合わせの状況です。そのことが新聞にも掲載されると、観光客の方が産卵期の観光をキャンセルする動きがあり、町全体がウミガメの保護へと少しずつ動いていきました。

 

うみがめ館で人の採用さえできれば保護活動が継続できる、と決まったのが、2018年の12月。そして先日、うみがめ館で1名の採用が決まり、なんとか活動が継続できることになったのです。


しかし、昨年は解散に向かっており、活動の継続ができるかどうかが分からない状況であったため、2018年は、助成や協賛を一切行わず、ご厚意による寄付や差し入れに限られる状況であったため、今年の活動資金が年間2,000万円ほど不足しています。

 

ウミガメは、そんなことは関係なく、4月頃から産卵のために上陸します。そのため、まずは、産卵シーズンを乗り切るための「保護・調査費用」として、600万円が3月中に必要です。

 

わたしたちだけでは、今年の産卵シーズンを乗り越えることができません。解散の危機をまぬがれた後に立ち向かうべきは、資金不足なのです。

 

 

何年後でも、
“おかえり”と迎えられる浜でありたい

 

屋久島で生まれたばかりの子ガメは、黒潮に乗ってアメリカの西海岸、メキシコの沖合いに到達し、そこで20~30年かけて成体(産卵できる状態)になると考えられています。

 

30年後、成長したウミガメが、再び屋久島の海岸に戻ってきたときに、彼らが産卵する場が残されていない……なんてことは何としても避けなければなりません。

 

これまで32年間の活動で参加したボランティアさんたちは、小学3年生から74歳まで1,000名を超えます。みなさんとつないできた、人とウミガメの共生のかたちをこれからもつくっていきたい。

 

4月以降上陸するウミガメに安心して産卵できる砂浜を整えるため、そして、小さないのちを守るための保護活動資金です。どうかわたしたちの仲間になっていただけませんか。よろしくお願いいたします。

 

またこの浜で新しいいのちと一緒に送り出せるように、ここにあり続ける。


屋久島うみがめ館 公式ホームページ

■屋久島うみがめ館公式SNS

Facebook

Twitter

Instgram

 

 みなさまのご支援の使いみち

私たちの活動は、「ウミガメ観察会の実施」、「ウミガメの生態調査と保護活動」、「浜清掃と保全活動」 、「うみがめ館の運営」、「広報、啓蒙活動」等、1年で2,000万円近くかかります。

 

今回は、約1ヶ月という短い期間でのクラウドファンディング挑戦になりますが、4月から戻ってくるウミガメのため、直近で必要な保護活動にかかる費用として600万円を第一目標としてかかげました。

 

個体識別タグの発注や調査用具の手配など、3月には準備を開始する必要があるのです。

 

 ご支援いただいたみなさまへ感謝を込めて

遠い屋久島の地で、みなさまの温かいご支援が、ウミガメの一生を支えます。そのことを実感いただきたく、リターンをご用意いたしました。

 

できる限り、ご支援の大部分をウミガメのために使わせていただきたく、豪華なリターンではなく、その後のウミガメの保護活動の様子を追っていただけるような内容になっています。詳細はリターン欄をご覧ください。

 

 屋久島うみがめ館のメンバー


大牟田 一美 (屋久島うみがめ館 代表 / グァバ園農家) 

私が体調不良と後を引き継ぐ人がいなかった為に解散を決意し、その方向で進めてきました。しかし、環境省始め行政機関や関係団体がウミガメの保護から大きく後退していくのを目のあたりにして、解散すれば、世界から注目されている屋久島のウミガメが将来絶滅の危機に瀕することがわかり、うみがめ館の継続を決め、スタッフもぎりぎりのところで決まりました。しかし、昨年全ての寄付や事業などを断ったために収入は殆どなく、手持ちのお金を使い果たすようなことになりました。

 

調査器具などが殆ど使いものにならず全て準備しなければなりません。また、保護・啓発活動など行うために資金が必要です。うみがめ館のデータを使用してアカウミガメのレッドリストの策定を国はしているにも関わらず1円も調査・保護の費用はくれません。世界から注目される屋久島のウミガメを守っていくためにうみがめ館の継続は必須です。どうか皆様の暖かいご支援をお待ちしています。

 

 

日髙 俊郎(調査アドバイザー(次期代表候補、調査の責任者など / みかん農家)

代表がウミガメの調査や保護を夜間一生懸命している姿を見て、活動に参加して10年以上になりました。今では、ウミガメにはまり込みシーズン中は殆ど休むことなく調査などに参加しています。うみがめ館無くしては屋久島のウミガメが保護できないことも分かりました。どうか、今後も継続できるように皆様の身に余るようなご支援をお願いします。

 

 

岩川 和司 (監事、朝方の調査と移植と朝方浜に訪れる観光客対応 / 民宿いなか浜経営)

代表が残してくれた「世界でも素晴らしい浜」とアメリカの人が褒め、更に浜を残してくれありがとうと言って大きな寄付をいただくこともありました。その“いなか浜”の上で民宿を始めました。朝方、一生懸命移植をしている代表の姿に感激し、今では、朝方の調査や移植を担当し、法人の監査もしています。昨年、収入が無かったために今年の運営資金がありません。資金が無ければ今度こそ解散は免れません。どうか皆様の志をお待ちしています。ともかく、ヘルプ、ヘルプです。

 

 

浅井 沙央里(事務局スタッフ)2月17日より勤務のほかほかです

初めて本当にやりたいと思えた夢である野生生物に携わる仕事に就く事ができました。私自身まだまだ屋久島やウミガメについて分からない事ばかりではありますが、学んでいくと同時に屋久島の豊かな自然やウミガメ、野生生物達を守っていける様全力で頑張ります。ご支援を宜しくお願いします。

 

 

松原 まどか (理事 東京において活動についての情報発信など)

昨年末に理事に加わり、東京の情報発信拠点としてお手伝いをしています。世界遺産屋久島はうみがめにとって大変重要な場所であり、日本一の上陸数を誇ります。世界のうみがめ研究にとってこの屋久島での積み重ねてきた調査データは大変重要なものとなっていることを知りました。

 

この美しい浜を守り、うみがめたちにとっていつまでも安心して浜に帰ってくることができるようにとの活動を民間の団体である屋久島うみがめ館が34年にもわたりその重要で尊い役割を担ってきたことは素晴らしいことであり、心からの敬意をもって応援をしています。

 

この活動は未来につながっていかなければなりません。子ども達の生きていく未来にこの浜を残したいです。ここで産まれた赤ちゃんガメが20年、30年を生き抜いてまたこの浜にもどってくる、そのことに深い感慨を受けました。永田浜の空は東京からは想像もできない満点の素晴らしい星空です。この浜のこと、この活動のことを多くの皆様にお伝えしていきます。ご支援を宜しくお願いします。

 


最新の新着情報