皆さま, 本企画にご賛同いただきましてありがとうございます。

第一目標を達成いたしました現在, 馬のモデル購入手続きを進めております。

受注生産と輸入品ということで, 私たちの手元に届き, 皆さまにその様子をお伝えできますのは, 季節が変わり夏頃と予想しております。

共同獣医学部のHPなどを通じて, ぜひお伝えしたいと思います。

 

さて, 今回私たちは, 小動物分野モデルの早期切り替えと, 我々自身がモデル作製に挑むことを目標としてNext goalに挑戦することにいたしました。

今後とも, 皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

本企画を通して, 皆さまに産業動物や小動物に関連する獣医学教育についてご興味を持っていただけましたら幸いです。

 

今回はNext goal達成時の導入予定モデルについてご紹介いたします。

下記2モデルは, 小動物臨床分野の実習に使用予定です。

 

1) エコー(超音波)検査実習用モデル

エコー検査は, 動物に麻酔をかける必要がなく, 痛みも伴わず, かつ体の臓器の内部を検査できるのでとても有用な検査です。

皆さまは病院でエコー検査を受けられたことがありますか?

私たち人間は, 自分自身の体内が目の前の画面に映り興味深く思いますが,

動物は何をされているか分かりません。

そのため, 素早く的確に行わないといけない反面, エコー検査には技術を要します。

正常の臓器の見え方, 自分が見ている部分は体の中のどの部位なのかを理解し,

さらに自分自身で検査の仕方を工夫することで技術を高める必要があります。

従来の生体を使用した実習の場合, 学生1人あたりの練習できる時間はとても短く,

ほぼ教員のデモンストレーションを見ている実習でありました。

今回導入するモデルを使用することで, 学生1人1人が練習に多く参加でき, さらに

モデルでは腹腔内臓器の場所を照らし合わせて学ぶことができるため, 自分がどの部位を検査しているのかを詳細に理解することができます。 検査技術を向上させ, さらに実際にエコー検査を実施するときに, 頭の中で動物の体内の立体構造を描けるようになると考えます。

 

2) 気管挿管モデル

人間と同様に, 動物においても, 麻酔は気管に気管チューブを入れてそこから麻酔のガスを送り維持します。緊急的に自身で呼吸ができなくなった状態の時には, 気管チューブから酸素を送り呼吸をサポートします。

気管挿管をする時点では, 動物は一時的に麻酔にかけられたような状態, もしくは緊急的な状態にあるため, 気管挿管は正確に, かつ迅速に行う必要があります。

基本的かつ必要不可欠な手技ではありますが, 練習には動物が動かないようにする必要があるため, 生体を使って何度も実習を行うことはできません。

本モデルは実際の動物の口の内部が再現されているため, 気管挿管の練習を何度も行うことができます。これにより, 実際の現場においても落ち着いて正確かつ迅速に気管挿管が行えると考えています。

 

3) モデルやシミュレータの独自試作品製作

ヒト用のモデルやシミュレータは, 多種多様なものが製品化されていますが,

一方, 動物用のそれは, 需要も少ないため, 種類が少なく高価です。

そこで私たちが蓄えてきた知識や経験を元に, 国内の企業様と連携し, 自分たちが必要とする使いやすいものを, より安価に製作できないかと考えています。

今回このような活動にご興味を持っていただき, ぜひその試作品製作にもご協力をいただきたく思います。

 

どうぞ今後ともご理解, ご協力をよろしくお願いいたします。