「北海道百年記念塔」解体差し止め住民訴訟にご支援を!

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支援総額

10,452,000

目標金額 3,000,000円

支援者
1,400人
募集終了日
2023年1月10日

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2023年05月04日 12:35

北海道百年記念塔控訴審の現況と見通し

一審では北海道の北海道百年記念塔解体について札幌地方裁判所に①仮の差止めの申し入れ、②差止め請求と、を行いましたが、3月28日の中間判決でいずれも却下となりました。

 

このため、①については4月3日に地裁の決定に対して不服を申し立てる即時抗告を、②については4月10日に控訴を、それぞれ札幌高等裁判所に行いました。それぞれの状況です。

 

【①即時抗告】

 

即時抗告は、裁判所の決定に対して不服があるときに2週間以内に不服の申立を行うものです。

 

4月3日に即時抗告を行いました。この日から2週間以内に理由書の提示を行い、これを高裁が審査しておよそ1カ月後に決定が出ることが通例です。4月17日に理由書を出しましたので、5月17日から末日までの間に高裁の決定が出るものと思われます。

 

この理由書には、一審判断の誤りを指摘しなければなりませんが、一審と同じ論理展開では通りません。一審が、解体によって「百年記念塔を利用等することができなくなるのは、野幌森林公園を訪れた不特定多数者に対する一般的抽象的な事実上の影響にすぎず」と判断したことに対して、日常的に記念塔の存在を享受している者たちと、野幌森林公園を訪れただけの不特定多数者は同一に扱うことができないとして次のように訴えました。

 

「百年記念塔を利用等することができなくなるのは、野幌森林公園を訪れた不特定多数者に対する一般的抽象的な事実上の影響にすぎないとの原決定の理由は、仮に圏外抗告人には妥当するとしても、圏内抗告人には全くあてはまらない無意味で空疎な理由というしかなく、原決定の理由が誤っていることは明白である。原審が前記の行使すべき釈明権を行使せずに申立人らの請求を全て却下したことのつけが、ブーメランのように回りまわって原決定の基礎を崩壊させているのである」

 

通常では、高裁が被告である北海道に対して原告理由書に対する反論を求め、双方の主張を聞いて高裁が判断を下します。

 

一審では、地裁から被告へ反論を求める要請を行ったとの連絡がありましたが、現時点では高裁からの連絡はありません。この連絡は必ずしなければならないものではなく裁判官の判断によりますので、高裁と被告との間でやりとりが行われていることはありえますが、現時点で被告の反論書は来ていません。

 

高裁で即時抗告が退けられてしまえば、塔解体が進行状況を鑑みると、事実上、仮の差止め申立てに関わるルートはここで終了となり、本訴の判断に期待することとなります。

 

 

【②控訴審】

 

この裁判は行政の行為の差止めを求める抗告訴訟と呼ばれるものですが、差止めのルールを細かく規定した民法と異なり、行政訴訟法では差止め手順の規定がなく、民事保全のルールに従うとなっているのみです。行政事案について差止めを求めるケースが希なことからきた、法の不備というべき状態でですが、その分裁判官の裁量も大きくなっています。

 

4月10日に控訴を札幌高等裁判所に行いましたが、これに対する理由書提示の期限については定めがありません。裁判所に確認のところ、控訴から50日という回答がありました。5月末が理由書の期限となります。

 

ちょうどこの頃に①特別抗告の判断が示されることから、控訴理由書では①の高裁判断を踏まえた理由書作成することといたしました。

 

通常はこの理由書を被告である道に送付して反論を求めます。両方の書類が揃ったところで第1回口頭弁論が行われます。これは6月末頃と考えられます。

 

高裁では1審の書類が全て送付されています。一審の原告・被告の書類もすべて踏まえた上での審理となりますから、通常は第1回で口頭弁論は最後となり、次回に判決が言い渡されるものと考えられます。それは一般的には7月末と考えられます。

 

高裁では、我々の主張が認められ、解体工事差止めの判断が下されることとが理想ですが、一審では訴訟要件という「入口論」の審理しか行われていなかったことから、本論についても審理するように札幌地裁に審理を差し戻すことになるだろうと思います。

 

この間に百年記念塔の解体が進み、塔が失われてしまったならば、「差止め」という求めを「道の不当を明らかにする」という求めに変えて訴訟を続けます。

 

①②のいずれにおいても却下という判断が下されるならば、最高裁に上告いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リターン

2,000+システム利用料


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2,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール

支援者
581人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年2月

5,000+システム利用料


alt

5,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール

支援者
406人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年2月

10,000+システム利用料


alt

10,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール

支援者
349人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

30,000+システム利用料


alt

30,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
41人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

50,000+システム利用料


alt

50,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

100,000+システム利用料


alt

100,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

300,000+システム利用料


alt

300,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■裁判記録の提供
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

1,000,000+システム利用料


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1,000,000円コース

■支援の感謝を込めたお礼メール
■裁判経過の報告メール
■裁判記録の提供
■北海道百年記念塔の絵葉書

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

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