高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!
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支援総額

1,074,000

目標金額 800,000円

支援者
95人
募集終了日
2023年3月6日

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2023年02月13日 10:00

3匹の義兄弟猫のお話(その9)

 

桃園の誓いを結び義兄弟となったチャトラーズは、私と共に3年の月日を過ごし無事に2021年を迎えました。

 

外猫にとっての3年は長い時間ではありますが、チャトラーズの面々は特に問題なく元気に過ごしていました。

 

そんなある日、チャトラーズが暮らす駐車場にキジトラの子猫が流れてきた、という目撃情報が寄せらました。

 

しかし、毎日チャトラーズのお世話で駐車場に通っている私は、一度もキジトラの子猫を見かけたことがありません。

 

私は半信半疑ながらも、念のため捕獲機を持って駐車場へ向かうことにしました。

 

そして、駐車場に着いてチャトラーズを呼ぶと、いつもどおりにチャトラと2号が隅の方から私の元に走り寄ってきました。

 

いつもどおりにやってきたチャトラと2号
ここまでは普段の日常と変わりなかった。

 

私にとっては見慣れた普段どおりの光景で特に違和感は無かったのですが、ひとつだけ気になることがありました。

 

少し遅れてご飯を食べにやってきた流れキジが、こちらへ来るのを止めて途中にある車の下を注意深く眺めていたのです。

 

なぜ流れキジはあんな場所で止まっているんだろう…?

 

私は不思議に思い、流れキジが動きを止めた場所に近づいてみると、停まっている車の下にキジトラの子猫がうずくまっていました。

 

この子こそ、目撃情報があったキジトラの子猫に間違いありません。

 

私は流れキジをご飯で誘導して子猫から充分な距離を取った後、子猫の近くに捕獲機をセットしました。

 

子猫はお腹が空いていたのか、ものの数分で捕獲機に入ってくれました。

 

捕獲したキジトラの子猫。
​​​​​「こてつ」と名付けられ家の保護猫となる。

 

この時に捕獲したキジトラの子猫というのが、前回のクラウドファンディングの主人公だった「こてつ」です。

 

もし、あの日に流れキジが動きを止めていなかったら、私はこてつに気付かず捕獲することができなかったでしょう。

 

こう考えると、流れキジはこてつの命の恩人ということになります。

 

そして、この後はこてつの看病もあり、途端に私は忙しくなりました。

 

保護当初のこてつ。
痩せていて弱々しい子だった。

 

こうして忙しい日々を過ごすなか、またもやチャトラが首元をケガしてしまいました。

 

かつてケガした時ほど傷が深くなかったのは幸いですが、まだ暑い時期だっため化膿の恐れがあります。

 

私はケガしたチャトラをどうするべきなのか、悩むようになりました。

 

以前からチャトラーズの保護を考えていたこともあり、チャトラのケガは保護の良いタイミングなのかもしれない、と考えるようになったのです。

 

しかし、こてつを保護したことでいよいよ私の家に空きスペースはなくなり、チャトラの保護はどうしても不可能でした。

 

仮にチャトラ1匹を保護できるスペースを何とか作り出せたとしても、チャトラだけを保護して駐車場に2号と流れキジを残すわけにはいきません。

 

チャトラーズを保護する時は3匹を同じタイミングにしなければ、残った子が駐車場から他の餌場へ流れてしまうおそれがあったからです。

 

チャトラのケガした部分。
小さな傷口が次第に拡がってしまった。

 

結局、私はチャトラの保護は諦め、ケガについては投薬で凌ぐことにしました。

 

ただ、今回はチャトラが懐いている状態ですので、以前のように投薬できなくて困ることはありません。

 

私は毎日抗生物質を飲ませていたのですが、チャトラのケガはなかなか良くなりませんでした。

 

傷がかさぶたで塞がってくると痒くなるのか、爪で引っ掻いて再び傷口を広げているようなのです。

 

首の横まで黒く傷口が拡がってしまった。
痒み止めの軟膏も並行して使用することに。

 

このままでは傷がいつまでも治らず悪化する一方ですので、傷口には痒み止めの軟膏を塗ってみることにしました。

 

チャトラのケガをしてからおよそ2か月ほど投薬と塗り薬を続けた結果、ようやく傷口が目立たなくなり完治の目処が立ちました。

 

こうしてこてつの保護やチャトラのケガなど、それなりに忙しかった2021年も12月になり、1年の終わりを迎えようとしていました。

 

(つづく)


 

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