歴史の証言は「今」につながる

話題となっている「NHKスペシャルー沖縄と核」を録画で見ました。沖縄の核配備の実態を初めて明かした元米兵たちの証言が印象的でした。「時代の証言者」が最後の力を振り絞り、重い口を開いたインパクトはやはり大きいと思いました。

 

私たちが取り組んでいる広島、長崎への原爆問題でも、まだまだ埋もれた歴史的証言があるはず。それらの証言を振り返ること、被爆者1人ひとりの「平和」への思いが、「今の時代」につながると再認識しました。

 

元米兵らの証言で浮き彫りになったのは、以下のような歴史です。

・キューバ危機(1962)当時、沖縄に配備された核ミサイルは「発射準備」段階にあったこと。

・沖縄に配備された米国の核の攻撃目標は、当時の敵国・旧ソ連の同盟国、「中国」だったこと。

・当時、1300発もの核弾頭が集中し「世界最大級の核基地」となっていた沖縄は、旧ソ連から核攻撃の標的になっていたこと。

 

また、沖縄への核ミサイル配備が大きな議論になった当時、小坂外相(当時)がラスク米国務長官(当時)に「核持ち込みを事前発表しないようにできないか?(配備を発表するたび、世間が騒ぎ)なぜ止めないのかと日本政府が責められる」と発言していたことも明らかになりました。

 

その関連資料を見た琉球政府の元立法府議員が「唯一の被爆国の外務大臣か!」と怒りに震える様子が印象的でした。

 

今年7月、国連本部で画期的な「核兵器禁止条約」が採決されましたが、日本政府は条約反対の立場から交渉にさえ参加せず、多数の被爆者が怒りを表明したことを思い出しました。

 

今も昔も、日本政府が実は、核兵器廃絶と矛盾する動きに出ることを再認識しました。

 

このドキュメンタリーを見て、核廃絶の近道は、やはり純粋に平和を求める市民の声を盛り上げることだと痛感しました。

 

 

 

 

 

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