シャンティの菊池です。

昨日の厚地さんのメッセージを受けて、芸術・文化活動をご紹介します。

 

年に一度「難民子ども文化祭」というイベントを、難民キャンプ内で開催しています。2009年から始めたこの文化事業は、昨年で第9回目の開催となりました。

 

子どもたちがそれぞれの民族の伝統文化を披露します。

 

◇◆◇◆◇難民子ども文化祭◇◆◇◆◇

 

難民子ども文化祭2017

 

昨年は、メラ難民キャンプで第9回目の難民子ども文化祭を開催しました。タイ国境地帯の難民キャンプのなかでも最大規模のメラ難民キャンプには、様々な民族的・文化的な背景を持つ難民が共存しています。2017年に参加した民族・文化グループは、アラカン族、カチン族、カレニー族、カレン族、シャン族、チン族、ナガ族、パオ族、ビルマ族、ムスリム、モン族、ラフ族、リス族の全部で13のグループです。

 

文化祭に参加する子どもたちの様子

 

2017年のテーマは「私たちは家族」。さまざまな違いを超えて、私たちはともに喜びも悲しみも分かち合える一つの大きな家族だ、という意味が込められています。キャンプ内では多数派の民族も、非常に少数派である民族も、みなが対等にそれぞれの伝統文化を披露しあい、認識しあうことのできる時間です。

 

昼間の部では、歌、文化グループが混同されたチームでのゲーム、そして読書推進活動も行いました。イベントを盛り上げるのは、普段から子どもたちに読書推進活動を行っている図書館青年ボランティアの若者です。

 

大型絵本・読み聞かせの様子

 

チームワークの欠かせない競争ゲーム

 

そして夜の部では、ステージで13の文化・民族による伝統芸能が披露されました。

 

カチン族の伝統芸能

 

ミャンマー国内、そして世界の平和と共存の実現に向けて、みなで歩を進められるような機会を今後も共に作り出していきたいと思っています。

 

文化祭を支える図書館青年ボランティア

以前の新着情報でもご紹介した図書館青年ボランティアが文化祭を支えます。

 

ノー・オースティーナさん(図書館青年ボランティア)

 

私たちは、難民子ども文化祭で行う人形劇や大型絵本の読み聞かせ、そしてアクションソングなどの読書推進活動を準備してきました。これらは、普段の読書推進活動でも行っていることです。今回のイベントの主要部分は、子どもたちが彼ら彼女らの伝統や文化を知るということです。中には他の文化について知らない子どももいます。例えば、カレン族の中には自分たちの文化は知っていても、ほかの民族のことについてあまり知らない人もいるのです。このイベントでは、それぞれの民族が集い、自分たちの伝統的な衣装で文化を披露します。これを通して、子どもたちが他の民族・文化グループの伝統文化について見て知ることができるといいと思っています。

 

ソー・テー・ソエ・コウさん(図書館青年ボランティア)

 

この難民子ども文化祭を開催できてうれしく思っています。子どもたちの中には、他の民族グループについてあまり知らない子もいます。今日、子どもたちはとても喜んでいます。自分たちの伝統文化をみんなに披露でき、また異なる民族的背景を持つ子どもたちとともに遊ぶことができるからです。このイベントのおかげで、図書館青年ボランティアの私たちも、自分の文化についても学ぶことができます。

 

2017年難民子ども文化祭の様子は、下記より映像でご覧いただけます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=9t4_RTj_B0U&list=PLh7_dWwexwOhJhN8OT9iBRNzskay1o5aB

 

引き続き、応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

 

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