プロジェクト概要

『3.11 キヲクのキロク』を全国に届けたい

ほとんど報道されなかった、私たち市民があの大震災の日常を写した記録

 

皆様はじめまして、こんにちは。NPO法人20世紀アーカイブ仙台の佐藤正実です。私たちの団体は2009年に設立され、活動の一環として3.11の東日本大震災を後世に残し、語り継ぐため、資料を収集・保存して活用を図っています。
東日本大震災後、市民は身近な震災の中の生活を写しました。6時間かけて水汲みに並ぶ人々の列、ランタンを灯し夕食をとる家族、県外から食料支援に来てくれる人々など、発災後、市民が撮った震災の写真は、大手メディアがほとんど報道しない貴重な記録写真となりました。それらを1,500枚収録したのが本書『3.11キヲクのキロク』です。この本の内容を、もっと全国のみなさんに見て知って欲しい、来たるべく震災をこれらの記録からイメージして欲しいという思いからこのプロジェクトを立ち上げました。

 

全国の都道府県立図書館57ヵ所、東京都内51ヵ所に、この本を216冊届けたい。そのために皆様のお力を貸してください。

 

2011年3月13日避難所の東仙台中学校に給水を求め6時間並ぶ人々

(撮影/相蘇裕之さん)

 2011年3月14日停電の中ろうそくを灯して夕食。冷蔵の中の

食材が傷む前に食べきる(撮影/木谷智寿さん)

 

“もうひとつの3.11”

150名を越す市民から寄せられた19,000枚もの写真

 

2011年3月11日午後2時46分。暮らしや街の風景は一変し当たり前の日常が消えました。度重なる余震に怯えながら不安に襲われた暮らし。ライフラインの途絶と乏しい情報の中、私たちは、水や食料、ガソリンの確保にも苦労しなければならない生活に突然直面することになりました。ただ、そのような生活は大手メディアでは報道されていない、つまり知られていない“もうひとつの3.11”があるのだということに気付きました。

 

150名を越す市民から寄せられた19,000枚もの写真の中から1,500枚を選び、写真提供者の震災体験談や震災の歴史、1年間の年表、津波浸水エリアマップなどを1冊にまとめ、震災1年後の2012年3月に発刊しました。市民が撮った震災の中の生活を多くの方々にご覧いただくことで、3.11の風化を防ぐばかりではなく、もしかしたら今後起こりうる震災に対し事前のイメージを持ってもらうことで減災に繋げていただければと願っております。

 

2011年3月13日相次ぐ余震の中、知人宅で共同生活を始める

(撮影/北野 央さん)

2011年3月17日スーパーが閉店の中、個人商店ではいち早く

開店し商品を提供(撮影/小地沢将之さん)

2011年3月18日張り出された地元新聞記事に見入る人々

(撮影/藤崎芳之さん)

2011年3月24日食料品はすべて売り切れのコンビニエンス・ストア

(撮影/佐藤圭子さん)

2011年4月24日津波で倒れた木と花を咲かせた桜

(撮影/衞藤雅之さん)

 

「東北の被害は特別ではなくどこでも起こりうるものだと感じました」

 

2011年末から翌2012年にかけて、全国の有志の皆さんのお力添えにより「3.11キヲクのキロク」パネル展を110ヵ所で開催しました。「東日本大震災の被災の様子はテレビや新聞で見てましたが、写真展を見て始めて震災後の人々の生活が分かりました」といったメッセージがたくさん寄せられました。来場いただいた皆さんがじっくりと見入る写真は、被災の酷さを物語る写真ではなく、震災の中で市民がどんな生活をしていたのかが分かる写真だったのです。

 

メディアが被災者の生活ぶりを写すことはなかったために、例えば24時間365日開いていてあたりまえのコンビニが時間制限で販売しているところに行列をなしていたり、新聞紙で目張りして閉店していたり、開いていても食料が置いていない様子を伝える写真を見ることはなかったのだと思います。ご自分たちの生活と密接である様子に、「ジブンゴト」として興味を持ちご覧いただいたのかもしれません。

 

2011年11月27日イタリアミラノの日本学校で開催された

「ラフェスタ」での展示風景

写真提供者をゲストに当時の生活を語る公開サロンを実施
(2013年10月5日せんだいメディアテーク)

 

全国の都道府県立図書館57カ所、東京都内51ヵ所(都立2ヵ所、23区、26市に、1冊所蔵用、1冊閲覧用2冊ずつ)に計216冊を寄贈することで、少しでも全国のまちのたくさんの方々の役に立つことができればと願っております。

 

地震国、日本。震災はいつどこで起こってもおかしくありません。また、ゲリラ豪雨や竜巻など、予測できない自然災害が頻繁に発生しています。その時、どんな生活を強いられるのか・・・。
全国の図書館にこの本を置かせてもらい、全国のみなさんにぜひご覧いただきたいと思っております。万が一、自分たちのまちでも自然災害が起こりうるかもしれない。その時自分はこういった生活を送ることになる、というイメージを持ち、自分に置き換えて「ジブンゴト」として考えていただくことが、減災につながる第一歩であることを私たちは身をもって知りました。
3.11はすでに風化しています。ですが、関心を持ち続けてもらいたいと願っております、100年後でも決して忘れないために。そしてご自分を守るために。
 

 

【市民が撮った震災記録集「3.11キヲクのキロク」】

 

市民が撮った震災の中の生活が分かる写真など1500枚掲載

 

(仕様)A4判ヨコ型約330ページ
(主なコンテンツ)
1.震災画像アーカイブ(市民が撮った震災記録写真)
県内市町別に分け、皆様からご提供いただいた震災画像を カラーで掲載。(約250ページ)
2.テキストアーカイブ(震災体験記録)
画像ご提供者の中から約50名の皆様の体験記録。(約50ページ)
3.震災関連新聞記事
河北新報の記事より震災関連の記事を抜出し、震災&復興記録と して掲載。(約20ページ)
4.歴史から見る3.11震災
沓形(くつかた)遺跡、貞観(じょうがん)地震、慶長地震の記録を地層・文献から簡潔に読み解き。(約6ページ)
5.津波浸水エリアマップ
宮城県内の津波浸水エリアを簡潔に紹介します。(6ページ)

 

画像提供者52名の震災体験談

 

1611年に起きた貞観地震の記述を現代語に訳し掲載

 

宮城県内津波被災浸水エリアマップ

 

引換券について

 

■本プロジェクトをご支援いただきました皆様のお名前を掲載した「ご挨拶状」を作製し、各県図書館宛てに「3.11キヲクのキロク」を寄贈いたします。 その「ご挨拶状」にNPO法人20世紀アーカイブ仙台からのサンクスカードを添えお送りいたします。

 

■図書館に寄贈する400ページの震災記録誌「市民が撮った3.11大震災 記憶の記録『3.11キヲクのキロク』」を1冊。 東日本大震災発災後、市民はどのように生活したのか。1500枚の写真をじっくりとご覧いただければと存じます

 

■「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。」オリジナルポストカード1枚。

 

■「3.11キヲクのキロク」に掲載されている場所が現在はどうなっているのかを定点で撮った「3.11キヲクのキロク、そしてイマ。」を1冊お送りします。被災地の現状はどうなのか復興はしているのか、200枚組の定点写真をご覧ください。

定点観測撮影(左:2011年3月18日撮影/村上ゆかりさん 右:2012年4月30日撮影/当NPO)

 

■むすび丸をあしらったオリジナルの「伊達な底力!今こそ むすびあい」バンダナをお届けします。“幸せの黄色いハンカチ”をモチーフにし、「3.11キヲクのキロク」製作支援に全国381名の方々にご購入いただいたバンダナです。

むすびあいバンダナ

 

■20世紀アーカイブ仙台が主催する「もういちどみてみよう3.11ツアー」にご招待いたします。仙台市宮城野区、若林区、名取市沿岸部の震災状況、およびまちの成り立ちなどを盛り込んだ解説を加えながら、震災前、直後の写真と現在を見比べる4時間程度のツアーです。昼食、ツアーパンフレット付き。(※仙台駅までの交通費、宿泊費はご負担いただきます) 

もう一度みてみよう3.11ツアー

 

 

【主催】

NPO法人20世紀アーカイブ仙台

HP:http://www.20thcas.or.jp/

facebook:https://www.facebook.com/20seiki

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