視覚障がいを持つピアニストが夏に3都市でリサイタルを開催!

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支援総額

786,000

目標金額 600,000円

支援者
36人
募集終了日
2015年4月27日

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2015年04月06日 22:05

そもそも点字楽譜って何?

こんにちは。
長澤晴浩です。

 

こうしてクラウドファンディングを訪れていただいた皆様に、情報をお伝えできるせっかくの機会なので、“そもそも点字楽譜とか、楽譜点訳って何?”という方のために、もう少し点字楽譜について突っ込んで書いてみたいと思います。

 

普通の文章の文字を点字にすることは、それほど困難ではありません。
文字(読み)を一つずつ点字に置き換えていけばいいわけです。

(高等数学や専門書の点訳技術は難しい面は多々有りますが、ここではその特別な点訳に関しての考察はしないでお話ししていることを付け加えて置きます。)

 

しかし、楽譜の場合はそう単純にはいきません。


楽譜というものは、音の高さ、長さ、繋がり、重なり、響き、など、ある意味、
空間的情報をビジュアルに置き換えているものですから、
単純に、音符だけを点字に置き換えれば済むというわけにはいかないのです。
地図情報を言葉だけを使って伝えようとするのに似ているかもしれません。

 

実際の地形を等高線やマークを使って様々なルールでシンボライズしているのが地図ですが、楽譜はまさに音の集まりをシンボライズした「音の地図」とも言えるでしょう。


楽譜点訳は、その「音の地図」を、点字という、更に限られたツールで置き換える作業になります。

 

3次元の立体空間情報を2次元の平面で表現したのが一般の楽譜、
それを更に1次元で集約して表したのが点字楽譜、と思っていただければ分かりやすいかもしれません。
全然分かりやすくなかったらすみません…。

 

例えば、「サウンド・オブ・ミュージック」で有名な“ドレミの歌”。
「ドはドーナツのド、レはレモンのレ~♪ ・・・」の、あの曲ですね。

 

メロディーを文字で書こうとすると、
「ドーーレミーードミードーミーー、レーーミファファミレファーーー・・・」
そして最後のフレーズ、
「ドレミファソラシドッソッド!」
みたいになってしまいます。


「ド」と言っても始めの「ド」と最後の「ド」は違う音ですし、音の長さも曖昧で、何だかよく分かりませんね。

 

そういう文字表現の壁をクリアするために、音の高さの表し方、長さの書き方、つながり方の指示など、いろいろな点字楽譜としてのルールが作られているのです。

 

ドレミの歌の旋律楽譜の五線譜と点字楽譜

 

点字の発祥は楽譜であることの偉大な事実を知る私たちにとって、それにあやかることができていることに感謝せずにはいられません。


それら複雑なルールと手順に従って、ビジュアル情報をコツコツと点字に置き換えていくのが、“楽譜点訳”の作業になります。

 

次回はそういう作業を実際にやって下さっている、楽譜点訳ボランティアの方々について書いてみようと思っています。

 


 

リターン

3,000


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・サンクスメール

申込数
12
在庫数
制限なし

10,000


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・サンクスメール
・コンサートチケット

申込数
36
在庫数
制限なし

3,000


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・サンクスメール

申込数
12
在庫数
制限なし

10,000


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・サンクスメール
・コンサートチケット

申込数
36
在庫数
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