森の妖精＜きこりの木馬＞を子供たちに贈りたい

＜きこりの木馬＞の古里は、箱根九頭龍の森。芦ノ湖畔に広がる広葉樹の森です。この森には、ヒメシャラ、ケヤキ、オオモミジ、ミズナラなどの大木が根を張っています。しかし、その命は永遠というわけではありません。台風や爆弾低気圧、大雪などが襲来すると、根こそぎ倒れたり、大枝が折れたりと被害を受けます。

この森の再生を手掛けるNPO法人フォレストフリークは、こうして命を全うした大木を何とか利用したいと常々考えてきました。しかし、森から搬出するための重機を入れる道も、重機を借りる資金もありません。そこで、人力で出せる大きさの丸太だけを搬出し、＜きこりの木馬＞として生まれ変わらせることにしたのです。

そうはいっても、ひとつだけで腰が抜けそうに重い丸太。大汗をかきながらトラックに材料を載せ、箱根から小田原の作業場へと丸太を運び込み、現在＜きこりの木馬＞を制作中。16基の＜きこりの木馬＞を八つの小学校、幼稚園、保育園の子供たちが待っています。皆さまのご支援・ご協力をお願い致します。