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綺麗なあばらへ!個々の胸の形を考慮した手術方法のプロトコール作成を

永竿智久

永竿智久

綺麗なあばらへ!個々の胸の形を考慮した手術方法のプロトコール作成を
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は寄付金を受け取ります(All in 方式)。原則、寄付のキャンセルはできません。寄付募集は9月29日(水)午後11:00までです。

寄付総額

645,000

目標金額 2,500,000円

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目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は寄付金を受け取ります(All in 方式)。原則、寄付のキャンセルはできません。寄付募集は9月29日(水)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

どの外科医が執刀しても、「綺麗なあばら」ができるように。
「手術のやり方のコツ」をまとめ上げ、世界へ伝えます。

 

香川大学医学部教授の永竿智久(ながさお ともひさ)です。私の専門は形成外科と言って、体のかたちを治すプロフェッショナルです。私はこれまで30年にわたり、1000人以上の方に、乳房の形や、眼の形や、「あばら」の形を治す手術を行ってきました。

 

私は特に、「あばら」の形を治す手術を得意にしています。

日本全国や海外から多くの患者さんが、手術を受けるために香川大学を訪れてくださいます。

 

患者さんは、一人一人胸の形が違います。そのため、どのような手術を行えば良いのか、プラニングがとても重要です。

 

より多くの外科医に、上手に手術を行ってもらえるよう、「治療の指南書」の作成を決意しました。

 

 

 

日本で20万人以上が悩んでいるとされる「胸の形」

 

「あばら」が陥没している状態を「漏斗胸(ろうときょう)と言います。

逆に胸の真ん中が出っ張っている状態を「鳩胸(はとむね)と言います。

 

普段、服を着ているとわかりませんが、こうした「胸の形」で悩んでいる方は300~500人に1人、日本に20~40万人以上いると言われています。こうした胸の変形は「胸郭変形症(きょうかくへんけいしょう)」と呼ばれています。

 

ひとくちに胸郭変形症と言っても「あばら骨」が凹んだり、出張ったり、左右が非対称だったり、実にいろいろなタイプがあります。

 

 

もっとも多いタイプは「みぞおち」付近が凹んでいるタイプで、凹んだあばら骨に心臓が押されるため、胸の痛みや、息切れに繋がります。

 

変形が生じてくる年齢は、患者さんにより千差万別です。幼少期から変形を自覚している方もいれば、思春期に背が伸びるときに変化が起こる人もいます。

 

変形を治すために、多くの病院では、金属でできた矯正装具を装着する手術を行っています。この方法は、開発した先生の名前にちなんで「NUSS(ナス)法」と呼ばれています。NUSSは、アメリカの小児外科医です。
 

ナス法の原理と治療の例を、下にお示しします。

 

 

  

今の治療法は子どもの手術を想定しており、大人には向いていないという課題も。

 

 

日本の多くの外科医は、「漏斗胸といえばナス法」と考えています。

しかし、ナス法は患者さんによっては良い結果を出せないこともあり、完璧な治療法とは言えません。ナス法は小児外科医により開発された方法なので、子どもの患者さんの手術には、たしかに向いています。

ですが大人や女性には向いておらず、手術を受けても、患者さんが満足できない場合が、しばしばあります。こうした患者さんたちに対しては単純にナス法を行うだけでは駄目なのです。

 

||CASE1:

 

他院で手術を受けた患者さん。胸のへこんだ部分は矯正器具で持ち上がりましたが、同時に余分な持ち上がりが起こり、下の方が出っ張ってしまい「でこぼこ」してしまいました。

 

この時、手術に「ひと工夫」を行い、余計な部分が持ち上がらないよう患者さんの一部分の骨を離断することができていれば、美しい形に仕上がったはずです。

 

||CASE2: 

 

他院で手術を受けた患者さんですが、胸のへこみが完全には治りませんでした。この原因は、胸を支える1本のバーだけで矯正を行ったことです。

 

女性の胸の形にあわせ、もう1本バーを装着することができれば、へこんでいる部分を持ち上げることができ、改善できたでしょう。

 

 

ナス法を用いて手術を行えば、とにもかくにも凹みを治すことはでき、心臓や肺への圧迫をとることは可能です。そのため多くの病院ではどのような患者さんに対しても、ナス法を使って手術をしています。

 

ただ、機能が改善したとしても形が良くならなければ、治療は成功とは言えません。

 

 

患者さんの状態に応じて、手術の方法を工夫すべきなのです。

 

 

 

ベストな手術法を科学的に解明し、世界中の外科医へ情報を発信

 

私たちは「どのような形の胸に対して、どのような手術を行うのがもっとも適しているのか」を科学的に解明し、手術のコツを世界中の外科医に伝えます

以下の3ステップでプロジェクトに取り組みます。

STEP1:2021年12月頃完成予定

あばらの形をタイプ分類

STEP 2:2022年10月頃完成予定

タイプ別にベストな治療法を解明

STEP 3:2023年4月頃完成予定

日本初の治療のプロトコール(治療計画)作成

 

STEP1:あばらの形をタイプ分類 

香川大学病院には、日本全国から患者さんがおいでになります。

診察のために胸部のCT撮影を行いますが、その結果をもとに、「あばら」の形をタイプ分類します。

 

一人一人の患者さんで骨の長さや硬さは異なります。

プロジェクトの目的は「どのタイプの『あばら』には、どのような手術を行うのか」の指針を作ることです。

 多々ある「あばら」を「無理なく持ち上がるか」という力学的な観点から分類します。

 

例:

「あばら」の形はそれほど変わりがない場合でも軟骨の硬さと大きく異なる場合は別タイプに

・「あばら」の真ん中の骨の長さが大きく異なる場合は別タイプに

 

  

 

STEP2:タイプ別にベストな治療法を解明 

STEP1で、「あばら」のタイプ分類ができたら、それぞれのタイプの「あばら」に対して、どのような手術を行うのがベストなのかを、力学計算を用いて解明します。

 

むねの形の治療は、つまるところ「てこ」の原理に基づいています。

下の図は原理を模式化したものです。

どの場所に矯正バーを置くのか、どの部分の骨を切るのか、ということを、力学シミュレーションを用いて解析します。

 

「あばら」は肋骨や背骨が組み合わさってできています。それぞれの構成成分は「柱」として見立て、骨と骨とは筋肉で連結されていますが、筋肉は伸び縮みするので「バネ」として見立て、「あばら」を、「柱」が「バネ」で連結された3次元力学モデルに変換します。

 

さらに3次元的な力学計算を行えば、手術によって「あばら」の形がどのように変化するのかをシミュレーションすることができます。

 

この技術は私たちのグループが2010年より開発している、「日本発」の技術です。

 

たとえば一部の骨を削るとどの程度、胸の「凹み」が治しやすくなるのか、コンピューターモデルを作成した上で、一部分を削る手術シミュレーションを行い、計算ソフトウェアも用いて「へこみ」を持ち上げるために必要な力を計算します。

 

パターンを変えていくつかの骨を削るシミュレーションを行います。どのような削り方をすると「あばら」の形がより良くなるのか、ベストな手術法を解明します。

 

 

 

STEP3:日本初の治療のプロトコール作成 

成人に対する治療をどのように行うかを示すプロトコールを作るのが第3段階の目標です。

 

STEP1、STEP2で行ったことを元に、典型的なタイプごとに手術を力学的にシミュレーションし、「このタイプのへこみ方にはこの手術をすべし」という、プロトコールを作成します。

 

特に、患者さんのCT画像を見る時に、どこに着目すべきか「チェックポイント」を組み込み、チェックポイントに関して「この場合にはこうする」という指針を示します

 

胸郭変形の形成手術をあまり経験したことのない外科医が見てもわかるように、フォローチャートのような指針図を作り、可能な限り多くの医療者が私が行っている手術を再現できるようにします。

 

また、最終的にまとめた指針は、私たちが運営しているサイト「むねのかたち研究室( https://www.med.kagawa-u.ac.jp/~keisei/routo/ )」に掲載します。

 

私の手術で胸のへこみが改善された例

 

 

一つでも多くの病院で、一人でも多くの外科医が良い結果を出し
患者さんのコンプレックスを払拭させることができように

 

胸郭変形症の患者さんは日本におそらく20~40万人以上いらっしゃいます。

 

私のように「乳房」の手術も得意にしている医師はほとんどいないためか、女性の胸郭変形症の患者さんが全国から香川においでになります。先日コロナ禍のため電車や飛行機を使わずに車を2日間運転して青森県から患者さんがおいでになりました。それほど「かたち」は患者さんにとって大切なのです。

 

これまで、「何か月待っても良いから、私の手術を受けたい」と言ってくださる方が、術後にコンプレックスを解消し笑顔で帰っていく姿を見てきました。そういう時は、数ヶ月お待たせしてしまった申し訳なさと共にありがたさで胸が熱くなります。

 

毎週、手術をさせていただいておりますが、それでも手術ができる患者さんの数には限界があります。だからこそ、一つでも多くの病院で、一人でも多くの外科医に、良い結果を出すことができるようになることが、多くの方々に幸せに繋がると信じています。

 

また、日本発の医療技術を世界に向けても発信することで、日本の科学水準の高さを世界に再認識しててもらい、このような状況下の中、少し大げさになりますが、国力回復にも貢献したいと思っています。

 

より多くの方々の幸せに繋がるように、応援どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

支援金の使途内訳

 

皆様にいただきました支援金は、以下の費用に充てさせていただきます。

 

構造解析ソフトウェア使用料(2年分):1,200,000円    
事務処理費/人件費:400,000円    
ホームページ拡充費用:400,000円    
学会発表・論文作成 :500,000円

 

※2023年4月21日までに「あばら」の形の治療(胸郭変形症)に関して、すべての外科医が一人一人のあばらの形に応じた適切な手術ができるように、「手術と診断の指針」をまとめ上げます。これをもってプロジェクト完了とします。

※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行致します。

 

税制控除に関しまして

 

今回のクラウドファンディングは税制控除の対象になります。

税制控除に関しまして詳細はこちらを確認くださいませ。

 

https://www.kagawa-u.ac.jp/research/industrial/contribution/

 

 

注意事項

 

・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

・本プロジェクトはAllin形式のプロジェクトであり、支援金の返金はできません。

・支援時にご回答いただく質問項目への回答は支援確定後、変更できません。

・ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。

 

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