温暖化防止対策、待ったなし!!みんなでやろう!!「生ごみ堆肥化」
支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 3人
- 募集終了日
- 2021年10月1日
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プロジェクト本文
◎プロジェクトの概要
生活の舞台である地球の環境保護があってこそ、普通の生活ができる。
地球温暖化防止対策として、一人一人が身近でできることに、家庭での「生ごみの堆肥化」があり、「家庭での生ごみ堆肥化」の徹底にお役に立ちたい。
生ごみの堆肥化に、簡単に取り組める「回すコンポスト」という方法を広めたい。
1.二つの槽がある。
2.基材は、落ち葉。各槽に一杯入れておく。
3.虫対策に、「石灰窒素」をコップ一杯入れておく。
4.生ごみを投入する。(なんでもいれていい。)
5.回転する。
・一つの槽に、約2か月、生ごみ投入できる。
・においは、ほぼ気にならない。
このプロジェクトは、サンプルを40台配布するという計画です。
ご支援、よろしくお願いします。
以下は、時間の空いた時、読んでいただければと思います。
◎自己紹介
はじめまして。佐々木郁夫と申します。山口県美祢市秋芳町で農業をしております。米つくりと梨つくりをしています。
地球温暖化防止対策の必要性を訴える声の高まる中、家庭でできることはないかと、私は、10年くらい前から、手作りの「回すコンポスト」を使って「生ごみの堆肥化」を行い、ごみの減量化に取り組んでいます。
梨に関しては、私の梨園は、山口県の梨栽培の元祖(今年で植えられて117年になります。)、山口県で一番最初に植えられた二十世紀梨の樹が多くある梨園です(約4反)。今でも元気に多くの実がなります。
◆プロジェクトを立ち上げたきっかけ
地球温暖化防止対策として、国や企業等では積極的な行動計画が暫時示されていく中、家庭でも何かできることがあるのでは?と思ったとき、「台所から出る生ごみ」を「燃えるごみ」として収集に出さないで、家庭で「堆肥化」処理するという古くて新しい課題が浮かんできます。
家庭での「生ごみの堆肥化を」ということは、ずいぶん前から言われていることだと思いますが、思ったほどの広がりがないように思います。
その原因は、「生ごみ堆肥化」の道具として、木枠が使われ、その都度スコップでかき混ぜるという方法が、今も主なようであり、面倒だ!など、何かしらの抵抗感がそこにはあるように思われます。
そこで、私が「生ごみの堆肥化」を体験して、ささやかですが、その試行錯誤の中から、「生ごみの堆肥化」に、便利であること、取り組みやすい方法であるものとは、などを思いながら作り上げた「回すコンポスト」、そして、「生ごみ堆肥化」に伴ういくつかの課題を解決したお話を、ここで紹介し、多くの家庭で「生ごみの堆肥化」に取り組んでもらいたい、そのきっかけとなればと、今、改めて強く思いまして、この度プロジェクトを立ち上げることにしました。
◆「生ごみの堆肥化」
目に見える地球平均気温の上昇、それに伴うたいへんな自然災害の頻発など、地球温暖化への危機感から、地球温暖化防止対策に社会が動き始めたのは、15年前、いや20年くらい前からでしたか。「京都議定書」や「パリ協定」といった「脱炭素化」を目指す国際的協定がされています。
こうした流れを受け、国は、省エネ、再エネを訴えるとともに、太陽光発電余剰電力買取制度といった制度等を始めました。
一方、人々が、家庭でできることはないかと考える中、家庭ごみの野焼き、焼却をやめようとか、特に、台所から出る「生ごみ」を「燃えるごみ」として出さずに、「堆肥化」することが提案され、「堆肥化」の道具として「段ボールコンポスト」という方法が考案されました。
私は、そのころ、各地の清掃センターでは、家庭から収集されてくる「ごみ」に水分を含んだ「生ごみ」がある(その重量は、ごみ総重量の6割を占めているようです。)ために、処理に大量の化石燃料を使わざるを得ないという事実を知りました。
なるほど、「生ごみ」は、「燃えるごみ」として出さずに各家庭で「堆肥化」しようというのは、そういった現実を知る人の強い危機感から発想されたものだとわかりました。
早速、私も、「生ごみの堆肥化」に取り組んでみようと思いました。
「段ボールコンポスト」のやり方ですが、まず、「段ボール箱」を用意し、中に入れるもの、「基材」として「ピートモス」を入れます。そこへ「生ごみ」を入れてかき混ぜる。これの繰り返しです。簡単です。
家庭でのこの簡単なひと手間によって、「生ごみ」が「燃えるごみ」として出されなければ、清掃センターでの無駄な化石燃料の使用を大きく減らすことができる。
そして家庭でのこの簡単なひと手間を、みんながやれば地球温暖化防止対策として有効な対策になるということであれば、ぜひやっていかなければと思いました。
生ごみの投入、かき混ぜると、バクテリアが生ごみを分解するときに、温度が上がる、と説明書に書いてあったので、棒状温度計を買ってきて、毎日のように温度を測ったものです。
温度ですが、少し変化があるときもありました。
生ごみの投入、かき混ぜを繰り返しているうちに、段ボール箱の傷みがでてしまいます。
何回か箱を取り換えては試してみましたが、紙では長持ちしない。
私の試行錯誤は、ここから始まりました。
そこで、こんどは発泡スチロールの箱を使ってみることにしました。発泡スチロールの箱は、破れる心配はありません。
◎「基材」
さらには、箱の中に入れておくもの、「基材」ですが、「段ボールコンポスト」の説明書には、ピートモスを使うと書いてありますが、ピートモス以外ではどうなるものかと、土、もみ殻、市販の牛糞堆肥、米ぬか、おがくず、また、家庭用電動チッパーを買い、木の葉をチッパーにかけたものも試してみて、特にピートモスでなくてはならないものではなく、葉っぱを多く含む「木の葉チップ」でもいいのではと思いました。
基材として、「木の葉チップ」をたびたび作るのも面倒に思い、作るより簡単に入手できるものはないかと、ある時、道路沿いに溜まっている「落ち葉」を見て、これではどうなるかと試してみたところ、これで十分だということがわかりました。
中に入れておくもの「基材」は、「落ち葉」で十分です。道路沿いにたくさんあります。
◎虫対策
「生ごみの堆肥化」の過程で、最初から、たしかに虫の発生が気になりました。
コウカアブ、アメリカミズアブや、ウジ、ハエなどの多くの虫が、発生していました。
虫がにがてだという方は、多いかと思います。
何か虫対策として有効なものはないだろうかと、ネットでいろいろ捜していると、以下のような記事(日本石灰窒素工業会)を見つけました。
この記事にたどり着けたことで、大きな難題が一気に解決しました。
早速、「石灰窒素」を散布してみると、虫の発生は、ずいぶんと抑えられることがわかりました。コウカアブ、アメリカミズアブとかウジ、ハエが出なくなりました。
「石灰窒素」を散布する量は、一回がコップ一杯 くらいです。しばらく様子を見て、気になるような時、一杯加えてみます。
(石灰窒素は、肥料でもあり農薬でもあるということです。扱うときは、マスクをする、すぐ手を洗う、など注意が必要です。)
以下が、日本石灰窒素工業会のHPにありました石灰窒素の使い方についての記事です。
「 出典:日本石灰窒素工業会
URL:http://www.cacn.jp/technology/qa.html
Q5―14
生ごみ堆肥を作りたいのですが、どのように石灰窒素を使えばよいのですか?
A5-14
家庭から排出される生ゴミの処理方法は、環境衛生上から処理方法が社会的な問題となっています。一方この生ゴミを堆肥化し土に還元して「土づくり」に活用することは、一石二鳥にもなりますので是非おすすめします。
生ゴミの堆肥化は、生ゴミを「腐熟」させるのであって 「腐敗」させるのではありません。
生ゴミ(有機物)を堆肥化するためのポイントは適切な水分と空気を供給し、好気性の微生物を増殖することです。
生ゴミの水分を55~60%にすることが好ましいので 80%以上もある通常の生ゴミは水切りをするか、乾燥した有機物(落葉、枯草、もみがら、乾いた土など)を混ぜるなどして水分を減らし空気とのバランスをとり好気性微生物の活動環境を整えることが大切です。
したがって空気が不足すると嫌気性の微生物が増殖するので、腐敗を起こし悪臭、ウジ、ハエが発生します。
また、生ゴミをコンポスターなどの容器に入れただけでは、生ゴミから有機酸が発生して酸度(pH)が低下し、これによって好気性微生物の増殖がおさえられ腐熟が進まなくなります。
腐熟を促進するためには酸度を微酸性から中性に保つことも必要です。
石灰窒素は微生物の増殖に必要な「餌」である窒素とアルカリ分を含んでいるので腐熟促進の添加剤として最適の資材です。
なお、石灰窒素の主成分シアナミドには殺虫効果があるのでハエ、ウジの発生が著しく少なくなります。また、悪臭の発生も抑制します。
それではご質問の生ゴミの堆肥づくりをコンポスターを使っての作り方を紹介します。
1.容器の下を10㎝ほど土に埋めて下さい。
2.容器の底に石灰窒素を全面散布します。
3.つぎに、毎日の生ゴミ、雑草、落葉などを入れます。(生ゴミは水分が多く繊維分が少ないので水分調整のため乾いた土を1kg程度5~7日おきに入れる。落葉や乾いた雑草などは空気調整のためにも効果があります)
4.数日おきに石灰窒素を全面に薄く散布します(20~30g)。
5.3.~4.を繰り返します。
6.2~3ヵ月ほど経ったら容器を外し切り返しを行います。
切り返したら山型に積みビニールフィルムをかぶせ雨にあてないようにします。
ビニールフィルムは風で飛ばないようにします。
7.切り返しをして1ヵ月ぐらいおきます。ビニールフィルムを開けて堆肥の色が黒く変わって原形をとどめない程度になっていれば完熟です。なお、容器は2個以上で交互に使用すると効率的です。(日本石灰窒素工業会)」
(この記事の中のコンポスターは、「回すコンポスト」ではありません。)
◎「回すコンポスト」
今度は、スコップで「かき混ぜる」という煩わしさがどうにかならないものだろうかと思い始めました。 箱ですから、かき混ぜなくてはならない、それが結構厄介だと思われてきて、なにか方法はないものかと思いを重ねるうちに、「箱が回せれば、より簡単に撹拌、混ぜることができる?」と思いました。
最初は、四角の箱を作り、心棒を通して回せるようなものを作りました。
ですが、四角というのが少し扱いにくいと感じられ、六角形はどうだろうと思い、コンパネで六角形の製作に取り掛かりました。
そして、せっかく回すものだから、A,B,二つの槽を設けて、AとBを使い分けるようにしたらどうだろうかと思いました。
A槽に生ごみを入れている間は、B槽ではこれまでに入れたものが撹拌がされている、そして、A槽がいっぱいになったころには、B槽ではおおむね堆肥となっていて、取り出せるものとなっているころ。
そのようにしたらという結論にたどりつきました。
そうして、最初に作り上げたものが、これ(下の写真のもの)です。
私は、これに「回すコンポスト」という名前を付けました。
写真の「回すコンポスト」の大きさは、直径60センチ、横幅70センチです。
家族構成と大きさですが、家族構成が、5人くらいまでは、このサイズで、間に合うかと思います。
(材料代は約5,000円くらいです。素材はコンパネです。)
(最初に作ったコンポスト)
(最近のもの)
私は、10年前に最初に手作りした「回すコンポスト」を、今でも使っています。
(10年以上は使えます。)
A (4~5か月経過したもの) B「生ごみ 」投入中
◎「回すコンポスト」を使った「生ごみ堆肥化」の方法
1.使い方ですが、槽の中に、「基材」として「落ち葉」をいっぱいに入れておきます。
虫対策として、「石灰窒素」をコップ一杯程度入れておきます。
2.そして、そこへ「生ごみ」を入れていきます。
入れる都度、2~3回、コンポストを回します。
「回すコンポスト」に投入する「生ごみ」に入れてもいいものと、いけないものとの区別は必要ありません。
魚の骨、鳥の骨など、いいのかなと思われるでしょうが、とにかく台所から出る調理残菜、食後に残ったもの、紙でもなんでも入れます。
畑に、肥料として撒いたときに、邪魔と思われれば、その際に除ければいいのです。
3.虫が、気になるとき、「石灰窒素」を少し追加します。
4.生ごみ投入中の槽の中の落ち葉が沈んで、槽に空間ができたら、落ち葉を追加投入します。
(落ち葉は、最初に一杯いれておけば、おおむね済むように思います。)
5.A槽に、生ごみの投入を続けて2~3か月くらいすると、A槽がほぼいっぱいとなります。
そこで、A槽への生ごみの投入はやめて、今度は、B槽の方へ生ごみを投入していきます。
6.B槽への生ごみの投入を続けて回して、2~3か月くらいで、A槽の中は写真Aのようになります。
このくらいになるとA槽の中の物は、出してもいい頃です。
7.槽を替える目安となるのは、投入をせず撹拌だけの槽の中の様子です。
出せるかなと思える頃というのは、上の写真のように随分と細かくなっています。
このような様子になった頃に、A槽の中のもの、「堆肥」を出して、B槽への生ごみ投入は終えて、A槽への生ごみ投入を始めます。
この繰り返しです。
「回すコンポスト」は、においは、ほぼ気になりません。
虫の発生は、「石灰窒素」を加えれば、加えない場合と比べると、格段に抑えられます。
取り出すのは、年に、2回~3回、くらいです。
取り出したものは、袋に入れて保管し、菜園の元肥として使っています。
我が家では「生ごみ」は、こうして「堆肥化」していますので、我が家の「燃えるごみ」として収集に出すゴミ袋は、中身が紙類、ポリ袋類などですから軽いものです。
最近の我が家の「回すコンポスト」の様子です。
(R3.6.21記録)
R3.4.8~R3.5.31 R3.6.1~投入中
「回すコンポスト」の使い方の概要は、以上の通りです。
そして、私の試行錯誤のあらましも、以上の通りです。
◎「生ごみ堆肥化」の現状
世の中の動きは?と、ネットで、「コンポスト」と検索してみました。
生ごみ堆肥化の道具は、「釣り鐘型」とか「木枠の箱型」などで、スコップでかき混ぜるという方法のものが、主であるように感じます。道具として、回転式が2種類ありました。2つの槽に分けてあるものも1つありましたが、外国製です。
さらに、「生ごみ堆肥化の方法」で検索してみると、段ボールコンポスト、釣り鐘型コンポスト、木枠コンポスト、などの説明が出ていました。
ネットを見て思ったことは、「木枠の箱型」であっても、基材を、「落ち葉」で、そして虫対策として「石灰窒素」を使うと、毎回の、生ごみ投入、全体をかき混ぜるという作業が簡単になるかと思います。
また、2層に分けた回転式が、一種類ありましたが、使い方についてどのような説明があるのか見られませんが、これに、基材に「落ち葉」、虫対策に「石灰窒素」、「回転」という工夫で、私の試行錯誤の結果の「回すコンポストの方法」と同じです。
外国製しかない、日本製がないというのが、国内での「生ごみ堆肥化」の盛り上がりを語っているように思います。
国内の業者で、大量に製作されるという動きも、できないものかと思います。
「回すコンポストを使った方法」は、生ごみを投入して、回すだけ!という方法であり、とても便利であると改めて思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地球温暖化防止対策として、家庭でできること。「生ごみの堆肥化」
「回すコンポスト」で、〇基材は道路沿いの「落ち葉」、〇「なんでも投入」、
〇そして「回転」、〇虫対策に「石灰窒素」、、、これだけです。
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◎希望者募集
現在、使ってみようと思われる方を募集しております。
希望される方は、下記のメールアドレスへ、連絡をお願いします。
[メールアドレス] zzzzzmxncbv@yahoo.co.jp
寄贈先の決定手続きは、このプロジェクトが成立した場合に進めることになります。
ご支援をいただき成立ができましたら、台数に限りがありますので、寄贈先の決定は、その際に考えさせていただきます。(個人情報は、厳格に守ります。)
また、生ごみの堆肥化に積極的な団体等へも、「回すコンポストを使った方法」の紹介をしております。
さらには、SNS(インスタグラムや、ツイッター)でも、掲載していく予定です。
過去には、「回すコンポストを使った方法」が、「生ごみの堆肥化」に取り組みやすいものだと思いまして、これの普及を考えました。県内の広告紙に何回か掲載を依頼しました。町外から数台の注文がありまして、作成しては注文された方宅へと運んだものです。
そのころ、梨つくりの方に関わるようになり、「回すコンポスト」の普及活動を小さくせざるを得なくなりました。
◆今、改めて家庭での「生ごみの堆肥化」を!
自分の日常生活を振り返ってみるに、明かりは好き放題に使い、台所、風呂をオール電化にしたり、部屋が寒ければ、暖を取るためにエアコンなりストーブを、暑ければエアコンを冷えるまで使うなど、電気等の使用には際限がありません。また、移動は、車でどこまででも行き、ガソリンを使います。
テレビ、新聞で毎日のように「脱炭素化」のニュースが流れていますが、このように「脱炭素化」という世の中の動きに対して、なにもしていない自分がいて、機械の進化に頼るしかないのではとか、誰かがやってくれるだろうとか、他人事のように思ったりしていましたが、生活の中に、目の前に「生ごみの堆肥化」という課題があったのです。
日常生活の便利さは、主に電気に頼るものです。日常生活の便利さを求めるのは当然であると思いますが、「脱炭素化」について、一人ひとりの努力が関われるのは、どのような場合、場面だろうかと自問するところ、家庭でできることは、電気をこまめに消すこととか、無駄な電気は使わないということも大事なことですが、「生ごみの堆肥化」ということも、大きな意味のあることだと思っています。
今、世界中で取り組みをしようということで、「SDGs」という言葉をよく目にします。持続可能な発展、、、この言葉、改めて今出てきた言葉ではなく、ずいぶん前から言われているものですが、その中に、「地球温暖化防止対策」が含まれています。
これが言われはじめたころから、各国でも、日本でも何年までに、どのくらい「脱炭素化」を目指すか、目標を発表していますが、こうした動きの中に、個人個人のできることとして、ささやかなものかもしれませんが、「生ごみの堆肥化」も手段の一つとしてあげることができると思うのです。
地球温暖化は、梨栽培においても強く影響を受けています。
そもそも梨の樹は、冬にしっかり休眠して、気温が上がってくる春に、ぱっちりと目を覚ますことで一斉に花が咲く。そこに交配をして、おおむねの結実がある。
年々、冬の降雪量が減ってきていますが、冬に雪が降らない、冬に気温が高い日が続くという年があり、その年は、やはり梨の樹はちゃんと休眠できず、うとうと状態であり目覚めも悪いことから、一斉の開花ができず、花は4月から6月になってもまだまばらに咲き、よって交配時期に咲く花はわずかで、結実量は平年の半分ということがありました。
今年(令和3年)の結実(摘果後)
人々の生活は、大きく電気に依存していることから、「脱炭素化」といえば、電気を作るときのやり方、「再生可能エネルギー」の徹底や、化石燃料を使う火力発電はなくする方向等々の議論がされているように思いますが、たとえ、電気が100パーセント「再エネ」になったとしても、私たちの生活の習慣の中に、「生ごみの堆肥化」が組み込まれていくことが望ましいと思っています。
生活の中から「ごみ」は必ず発生するからには、さらに進めて、ごみの「徹底分別」という形で、地球温暖化防止対策という大きな地球的規模での難題である「脱炭素化」に、一人ひとりが、関われると思います。
日本において、徳島県上勝町や、鹿児島県大崎町のようなすばらしい取り組みをされておられるところがあります。そこでの取り組み方は、すべての人の生活のベースに,習慣として組み込まれるべきことであろうと思うところです。
最近のデータでは、上記の町は、日本でトップクラスのリサイクル率で、80パーセント以上の努力をされておられるようです。リサイクル率全国平均は20パーセントくらいということですので、その努力はすばらしいことだと思います。
温暖化が起因とされる気候変動、異常気象により、日本に限らず地球全体でも甚大な被害をもたらす大きな自然災害が、ますます頻繁に発生しており、「脱炭素化」に向けた行動にもう猶予はないと思うのですが。
今こそ、身近でできる「地球温暖化防止対策」として、「生ごみの堆肥化」をするために、「回すコンポストを使った方法」を広く知ってもらいたい、とともに、私のこれまでの「生ごみゴミ堆肥化」体験が少しでもお役に立てればと強く思います。
どうか、皆様のご理解をいただきご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
▼プロジェクトの内容
「生ごみの堆肥化」に取り組んでいる人は、たくさんおられると思いますが、大方の人は、木枠を使い、スコップでかき混ぜるという方法だと思います。これだとすこし大変さがあると思います。
「生ごみの堆肥化」に取り組もうと思うとき、まず、「簡単に取り組める方法」(できるだけ電気をつかわないものであること。)が必要だと思いました。
私が、試行錯誤を繰り返して見つけたものが、「回すコンポストと2~3の手順」です。
「回すコンポストと2~3の手順」が私の長年の体験から,「生ごみの堆肥化」に簡単に取り組める方法だと思いますので、ただ自分だけにとどめておくのではなく、これをまずはもっと多くの人々に知っていただきたいと思います。
そのような思いから、この度の計画は、まず大きく情報発信すること、そして、わずかな台数ですが、試しに使ってみようと思われる方に差し上げたい、という計画です。
この度のクラウドファンディングで、最初の設定は40台作成としていますが、ご支援がいただければいただけるほど多くの「回すコンポスト」が作れます。作れるだけ作って無償で配りたいと考えております。台数をできるだけ多くしたいので、リターンは、お礼状のみとしております。
このクラウドファンディングでご支援をいただいた資金は、主に「回すコンポスト」の作成経費に充てるものです。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
繰り返しになりますが、長年「生ごみの堆肥化」を自分がやってみて、「回すコンポスト」を使えば簡単なことじゃないかと思ったので、異常気象に伴う大災害の発生という現実を目の当たりにして、やはり、家庭でできること「生ごみの堆肥化」を粛々とやっていくこと、そのために「回すコンポストを使った方法」、これを多くの皆さんに紹介し勧めていく必要があるのではないかなと、クラウドファンディングという形で訴えたいと思っています。
ここに、こうして計画を立ち上げることが、大きな情報発信になると思っております。
これにより少しでも世の中に「生ごみの堆肥化」への理解を広げていければと思っているところです。
私の体験をどんどんお話したいと思いますし、またDIYで作ろうという場合も期待したいです。
また、全国の木工房等で、空いた時間に「回すコンポスト」を作ってもらって、その地域に広めていくという動きも作れないものかとも思っています。
とにかく、多くのご支援をお願いし、サンプルとして、差し上げる「回すコンポスト」の数量もたくさん作れて、使ってみようと思われる方の数も増やしていけたらと思います。
この記事が、多くの方々の目に留まりますことを願っています。
ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
【プロジェクト終了要項】
●寄贈するもの
回すコンポスト
●寄贈個数
40台
●寄贈完了予定日
2022.8.31
●寄贈先
生ごみの堆肥化に取り組む環境保護団体、自治体、個人
●その他
<寄贈先について>
・想定している寄贈先:環境保護団体、自治体、個人
・寄贈先の決定方法:説明をし、受け入れを勧めていく。
・適切に寄贈先を決定できる理由:生ごみを収集に出さないで、家庭での堆肥化に積極的に取り組んでおられる自治体、環境保護団体等がたくさんありますが、おおかたのやり方は、段ボール、あるいは木枠に生ごみ投入、スコップでかき混ぜるというものであり、もうひとつ何かないものだろうか?と、みなさん思っておられるはずです。
そういったところに、私のささやかな試行錯誤の「回すコンポスト」を使った方法(基材に落ち葉、虫に「石灰窒素」、なんでも投入、そして「回転」。)が、きっとお役に立てると思います。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
はじめまして。佐々木郁夫と申します。山口県美祢市秋芳町で、農業をしております。米つくりと梨つくりをしています。 梨に関しては、私の梨園は、山口県の梨栽培の元祖(今年で117年になります。)、山口県で一番最初に植えられた樹が多くある梨園です(約4反)。 地球温暖化防止対策として、家庭でできることに「生ごみの堆肥化」があるのではと思い、10年くらい前から「回すコンポスト」を使って「生ごみの堆肥化」に取り組んでいます。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
5,000円
皆様のご支援が「生ごみの堆肥化」普及の大きな力になります!
・ご支援に感謝してお礼のメールをお送りします。
ご支援はできるだけ多くの「回すコンポスト」作成費に充てさせていただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月
7,000円
「生ごみの堆肥化」により多くの家庭で取り組んでもらいたい!
・ご支援に感謝してお礼のメールをお送りします。
ご支援はできるだけ多くの「回すコンポスト」作成費に充てさせていただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月
10,000円
「生ごみの堆肥化」って簡単なんだと理解してもらいたい!
・ご支援に感謝してお礼のメールをお送りします。
ご支援はできるだけ多くの「回すコンポスト」作成費に充てさせていただきます。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月
30,000円
温暖化防止対策に「生ごみの堆肥化」を生活の中の習慣に!!
・ご支援に感謝してお礼のメールをお送りします。
ご支援はできるだけ多くの「回すコンポスト」作成費に充てさせていただきます。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月
50,000円
「生ごみの堆肥化」にみんなで取り組むことが未来の地球環境を守ることに!
・ご支援に感謝してお礼のメールをお送りします。
ご支援はできるだけ多くの「回すコンポスト」作成費に充てさせていただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月
70,000円
「生ごみの堆肥化」の必要性を理解してもらいたい!
・ご支援に感謝してお礼のメールをお送りします。
ご支援はできるだけ多くの「回すコンポスト」作成費に充てさせていただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年10月
プロフィール
はじめまして。佐々木郁夫と申します。山口県美祢市秋芳町で、農業をしております。米つくりと梨つくりをしています。 梨に関しては、私の梨園は、山口県の梨栽培の元祖(今年で117年になります。)、山口県で一番最初に植えられた樹が多くある梨園です(約4反)。 地球温暖化防止対策として、家庭でできることに「生ごみの堆肥化」があるのではと思い、10年くらい前から「回すコンポスト」を使って「生ごみの堆肥化」に取り組んでいます。