しまっけの猫風邪着々と改善

10月10日にしまっけの猫風邪のための抗生剤を処方してもらったご報告をしていましたよね。

彼はちゅーるを被せた抗生剤をぺろんと飲んでくれます。

他の猫達のほとんどはちゅーるだけ食べ、薬を吐き出します。

家猫になってもらう、というのは調教みたいなことをすれば誰もがなるわけではありません。時々そういう誤解をするようなYouTubeとかありますよね。猫はそんなわけにはいきません。人間に馴れる度合いも個体差があり、子猫から飼っていて、同じ条件下で、しかもきょうだい猫でも人間馴れ度合いは大きく差がある場合があります。

そもそもしまっけは動物遺棄に遭った猫であることは確実です。全く馴れているのです。撫でられるようになるのに時間はかかりませんでした。投薬もそれほど難しくない。動物病院でもそれなりにおとなしく、診察も治療も可能でした。

どんな猫も飼い主の気持ちの持ち方で可愛いものです。ただ、飼い主としては治療もままならないほどに馴れず、それゆえ、助かるはずの命が助からなかった、というのが辛く、深い後悔を残す可能性もあります。かといってどんな生き物も人間の医療概念を適用すれば良いというものでもないでしょう。葛藤があります。

それでもしまっけに関してはとても良い方向に進んでくれました。しまっけあっての医療処置の成功です。ゆめゆめ、「私のおかげでこいつは助かったんだ」などと思うなかれ、と思っています。そして、この医療処置を支えてくださった、本プロジェクトにご協力いただいた方々は何よりも彼を強くささえてくださったのです。ありがとうございます。