世界初、レーザ視覚支援機器を盲学校に届けたい!

支援総額

5,252,000

目標金額 5,000,000円

支援者
211人
募集終了日
2022年2月12日

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2022年02月01日 19:46

眼の健康チェックとスクリーニング:携帯レーザ網膜投影検査装置

 12月31日の新着情報「眼眼疾患について学び、分かってきたこと」で書いたように、眼科の疾患はその多くが、加齢に従って発症する・進行性である・障害が不可逆であると言う特徴を有するため、早期に発見し、有効な治療を施すことが最も重要な対処法です。

 QDレーザは「早期に発見し、有効な治療を施す」ためのSolutionとして、見えるの健康寿命を伸ばすVision Heathcare事業を立ち上げています。

 

      見えるの健康寿命を伸ばす「Vision Heathcare事業」の中核コンセプト

 

   日本の中途失明原因の第一位を占め(25.5%)[1]、有病率が40歳以上で約5%と高い緑内障は、加齢に伴って有病率も上昇する(70歳以上で約10%)眼疾患であるため、超高齢社会を迎える我が国では、特に注意が必要です[2-4]。中国でも、緑内障患者は過去数年間、増え続けており、2020年の患者数は2,200万人、世界の緑内障患者人口の4分の1に相当し、そのうち4分の1以上が失明に至るとみられています[5,6]。

 緑内障においては、不可逆性の網膜神経節細胞死が引き起こされることから、早期発見・早期治療によって進行のスピードを遅らせることが目指されており, 多くの臨床試験から薬物治療や手術加療での眼圧下降がエビデンスのある治療として広く認識されています。その一方で、眼圧が十分低くコントロールされているにもかかわらず、視野障害が進行する症例も存在し、多因子疾患である緑内障の新たな検査や治療方法の開発が進められています[7]。

 緑内障の自覚症状は、暗点の出現、視野が狭くなるなどが一般的ですが、病気の進行が緩やかであることや、日常生活では両眼で見ていることなどの理由で、初期には症状を自覚しないことがほとんどです(自覚するのは20人に1人らしいです)。そのため病院で行う、眼底撮影による視神経と網膜神経線維束の評価や、眼圧測定は、緑内障早期発見において極めて重要な地位を占めています[8,9]。しかし、病院に出向く必要のある検査であるために普及率は低く[9]、症状の発見が遅れたり、進行に合わせた対策が不十分となったりといった問題があります。症状が進行して、物が見えにくくなったり視野が欠損したりして初めて、眼圧・眼底・視野検査を受け、緑内障と診断されることになるのですが、現時点では、緑内障で1度失った視力や視野は薬や手術によって回復することはありません。

 このような無自覚に起因する視力の喪失を可能な限り回避するためには、自覚を促し・負担が少ない・どこでもできるスクリーニング検査を実現することが鍵となります。

 QDレーザでは、眼疾患の早期発見を目指して、眼の健康チェックとスクリーニング用の携帯型レーザ網膜投影装置を開発しました(下の写真)。2022年度にこの装置を製品化するとともに、最適化アルゴリズムとプロトコルの開発、データプラットフォームの整備を進め、眼科サービス提供を目指しています。

        自分で視野検査が1分でできるレーザ網膜投影検査装置

 

[1]厚生労働省科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する研究

[2] The Prevalence of Primary Open-Angle Glaucoma in Japanese.: The Tajimi Study Ophthalmology 2004; 111: 1641-1648

[3]The Tajimi Study report 2: prevalence of primary angle closure and secondary glaucoma in a Japanese population. Ophthalmology 2005; 112: 1661-1669

[4]日本緑内障学会多治見疫学調査報告書,2012,日本緑内障学会

[5] Quigley HA, Broman AT. The number of people with glaucoma worldwide in 2010 and 2020[J]. Br J Ophthalmol, 2006, 90(3):262-267. DOI:10.1136/bjo.2005.081224.

[6] Cheng CY, Wang N. Prevalence and causes of vision loss in East Asia in 2015: magnitude, temporal trends and projections[J]. Br J Ophthalmol, 2020, 104(5): 616-622. DOI: 10.1136/ bjophthalmol-2018-311946.

[7] 中澤 徹 ,有効な検査から見えてくる新たな緑内障の世界、日本視能訓練士協会誌/47 巻 (2018)p. 7-13

[8]天野みゆき、山口直子、小笹普美子,日本視能訓練士協会誌/27巻(1999)p153-158

[9] 山 田 昌 和,成人眼科検診による眼科疾患の重症化予防効果及び医療経済学的評価のための研究

https://www.gankaikai.or.jp/info/20210305_gankakenshin.pdf

 

株式会社QDレーザ 代表取締役社長 菅原充

 

リターン

3,000


お礼のメール

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QDレーザより、お礼のメールをお送りさせて頂きます。

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164
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お礼のメール+子供たちの体験談+ロービジョン者への理解を深める書籍

お礼のメール+子供たちの体験談+ロービジョン者への理解を深める書籍

お礼のメール、子供たちの体験談と「視力0.06の世界~見えにくさのある眼で見るということ」をお送りします。※私たちの参考文献の一つです。

申込数
30
在庫数
完売
発送完了予定月
2022年4月

3,000


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お礼のメール+子供たちの体験談+ロービジョン者への理解を深める書籍

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