支援総額
目標金額 140,000円
- 支援者
- 61人
- 募集終了日
- 2022年2月28日
救えなかった命
私が保護猫活動を行うなかで、大きな後悔として残っているのが、助けたくても助けられなかった命です。
弱っていた子猫を見つけて捕獲機を取りに家へ帰った30分後にはもう姿を消していたり、ガリガリに痩せた猫が次の日には姿を見せなくなっていたり、など保護しようと考えていた猫を取り逃がしてしまったことが何度もあります。
周りの友人はベストを尽くしたと慰めてくれますが、命を救えなかったという結果だけを見れば、私の行動力が至らなかったことが原因だと考えるべきです。
なかでも私の心に残っているのが、疥癬(かいせん)の猫を救えなかったことです。
疥癬とはビゼンダニという寄生虫が引き起こす感染症の一種で、猫が一度でも感染してしまうと、治療しなければ進行していく一方の恐ろしい症状です。
猫にとって疥癬は自己治癒が難しい症状であり、毛が抜け落ちるほど進行している状態だと、一度の駆虫薬では完治できません。
保護して1週間おきに何度か駆虫薬を繰り返し投与することで、ようやく完治に至るほど重篤な症状です。
私はある時、身体中の毛がまだら模様に抜け落ちているほど疥癬が進行している猫を見かけたのですが、捕獲して駆虫薬を施した後に逃げられてしまいました。
駆虫薬を施し終わって一瞬気が緩んでしまったせいで、猫を入れた網の入口が開いてしまったのです。
さらにその時に疥癬の猫が見せた恐怖の表情も、私の心に強く残っています。
捕獲機に入れられたうえに、無理やり駆虫薬を首に施されたせいで、猫もこれまでにない恐怖を感じたのだと思います。
いろんな状況が悪い方向に重なってしまったとは言え、疥癬の猫を逃がしてしまったのは私のミスです。
猫の疥癬は症状が進行すると全身に痒みが拡がり、寝ることが難しくなるほど痒がってしまって最後は命を落としてしまうそうです。
私が逃がしてしまった疥癬の猫も、1度の駆虫薬ではおそらく完治は難しいでしょうから、すでに命を落としてしまった可能性が高いと思います。
人間に懐いていない猫を獣医師ではない私が治療するのは困難なことだとは思いますが、野良猫をタイムリーに救えるのは普段から頻繁に野良猫へ接している私のような立場の人間しかいないと考えています。
だからこそ、私はできる限りのことをしようと努力していますし、その結果が伴わなければ後悔や反省を繰り返して、再び保護活動へと活かせるよう取り組んでいます。
こてつの保護はこうした失敗や反省が糧になって、後悔しないように取り組んだ結果でもあります。
おそらくこれからも多くの野良猫と関わっていくことになると思いますが、救えない命を増やさないためにも、できる限りのことはしていきたいと思っています。
そこで生じる経済的な負担を和らげるためにも、今回こてつに掛かった治療費のご支援をお願いしております。
野良猫の命を守るための活動にご理解を頂き、支援のご検討をよろしくお願い致します。
リターン
500円
感謝のメール【リターンがご不要な方向け】
我が家の可愛い保護猫画像を添えた感謝のメールをお送りします。
- 支援者
- 25人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
1,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫動画
我が家の可愛い保護猫画像を添えた感謝のメールをお送りします。
今までに保護してきた保護猫のオリジナル動画をお送りします。
- 支援者
- 24人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
5,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫カレンダー
我が家の可愛い保護猫の写真を添えた感謝のメールをお送りします。
今までに保護してきた猫たちの画像を用いたオリジナルカレンダーをお送りします。
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫カレンダー&オリジナル保護猫ポストカード
我が家の可愛い保護猫の写真を添えた感謝のメールをお送りします。
今までに保護してきた猫たちの画像を用いたオリジナルカレンダーをお送りします。
保護猫の画像を用いたオリジナルポストカードをお送りします。
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年3月