プロジェクト概要

トイレやお土産屋さんなどの施設を設置することで、ベトナム中部の民族「カトゥー族」の生活向上支援に取り組みます!

 

こんにちは、(公財)国際開発救援財団(FIDR)ベトナム事務所長の大槻です。FIDR(ファイダー)は、アジアの開発途上国の子どもたちへの支援を中心に活動するNGOです。私たちFIDRベトナム事務所のスタッフは、中部の山岳地域クァンナム省ナムザン郡で、この地域に住む少数民族「カトゥー族」の支援に取り組んでいます。この活動は、2001年から10年以上に渡り続けており、これまでに、教育や農業、保健衛生、収入向上など、広い分野の活動により地域の生活向上に成果を上げています。現在は、カトゥー族の人々が協力して地元の良さを国内外からのツアー客に実感していただく観光地づくりの活動に取り組んでいます。

今回、私たちが行うプロジェクトは、「カトゥーツアー」の魅力アップにつながる、カトゥー族のムック本の製作やツアー客をお迎えするための説明プレートの設置、また、トイレやお土産物屋さん施設の支援を行います。

 

しかし、そのための資金が不足しています。どうか皆さんのご協力をお願い致します!

 

(ベトナム中部 クァンナム省ナムザン郡)

 

脚光を浴びるベトナムの経済発展。そして、その陰で深まる格差。

 

近年、経済成長が目覚ましいベトナムですが、その陰で地域による格差が深刻化しています。特に、山間部に暮らす少数民族は、依然として貧しいままなのです。今回の支援地域であるクァンナム省ナムザン郡は、貧困率がベトナムの中でも最も高い地域です。ここの住民の8割はカトゥー族を中心とした少数民族です。彼らはかつて豊かな自然と調和した、農業と狩猟を中心とした伝統的な生活を送っていました。しかしベトナム社会の急速な経済発展の影響を受けるとともに、麓に住むベトナム人からは差別的な扱いすら受けてきました。


第1期:総合開発で生活状況の改善

 

識字教室の様子

(識字教室の様子)

 

私たちFIDRは、2001年からカトゥー族の生活向上支援をはじめました。まずは暮らしに関わる全般的な状況を改善するために、農業生産性の低さ、栄養不良、また、学校の不足、成人の識字率の低さなど様々な分野の課題に対し支援活動を行いました。

 

第2期:伝統織物を用いた手工芸品「カトゥー織」による収入向上

 

村の伝統手工芸品カトゥー織

(村の伝統手工芸品カトゥー織)

 

その中に、カトゥー族の女性たちがつくる伝統織物を活用した手工芸品の製作・販売を収入の安定化につなげる活動がありました。私たちは彼女たちの意欲に応えて2008年から4年間をかけて、ナムザン郡タビン社*で、「カトゥー織」の手工芸品の品質向上と販売力を高めるための支援を行いました。この活動の結果、「カトゥー織」が次第に国内外から多くの引き合いを得るようになり、収入の増加のみならず、カトゥー族の人たちの間に少数民族としての誇りや、伝統文化に対する再認識が広がってきました。(*「社」はベトナムでの最小行政単位)

 

第3期:住民主導の観光地づくりによる地域の活性化

 

ツアーでは村の郷土料理も味わえます

(ツアーでは村の郷土料理も味わえます)

 

実り始めた成果。同時に感じた、「安易な観光開発」への危惧。

私たちは、「地域主体の観光開発」を目指します。

 

カトゥー織が次第に注目されるにつれ、カトゥー族には、自分たちの伝統的な暮らしを紹介するためのツアー客を迎えようという機運が高まってきました。また、ベトナム政府も観光を産業の柱として重視し始めました。しかし私たちは安易な観光開発は地元に経済的なメリットが少ないだけでなく、かえって伝統文化や自然環境にマイナスの影響をもたらす危険があることを懸念しました。そこで、2012年から私たちは地域主体の観光開発(コミュニティ・ベースド・ツーリズム)をカトゥー族とともに進めることとしました。

 

 

生活水準、男尊女卑、、、「遅れている」劣等感をバネにして。地域内部でも、小さな、しかしゆるぎない変化が生まれ始めています。

 

私自身がタビン社をはじめて訪れたのは2004年でした。その頃はカトゥー族の人々には、「貧しい」「遅れている」というある種の劣等感がうかがえました。しかし一部の女性たちが軸となって始まったカトゥー織による収入向上の活動で、織物の技術を活かした小物入れやバッグなどの製品づくりが軌道に乗り、彼女たちの組織が、2011年に協同組合として政府から認められるまでになり、自信も育ってきました。

 

それまでは女性を下に見ていたカトゥーの男性たちも大きな刺激を受け、住民が一致団結して地域おこしに取り組もうという意識が芽生えてきました。そうした小さな、しかしゆるぎない変化が、彼らの発する言葉や、行動に垣間見るときに、私は深い感動を覚えます。そしてあともう少しだけ彼らの取り組みを後押しすれば、その先は確実に地域が自立して発展していくことができると確信するに至りました。

 

今、タビン社の人たちが目指しているのは、手作りの観光開発を通じた地域おこしです。それは一般にイメージされる観光産業とは大きく異なります。ツアー客がカトゥー族の伝統舞踊、音楽、郷土食、建築やこの地域の自然に接することで、他では得られない体験が味わえます。また地域の人々も、自らの文化や自然を損なうことなく次世代に継承することができます。

 

多くの方に知っていただくために。本や施設などの費用をご支援いただけないでしょうか。よろしくお願い致します。

 

(カトゥー族の伝統舞踊)

 

私たちは、この活動を実りあるものとするためには、より多くの人々にカトゥー族を知ってもらい、現地に足を運んでもらう環境を整えなければならないと考えます。そのために効果的なツールの制作として、カトゥー族の魅力を伝えるための本(民話集と地域の宝物を記録したムック)、また必要な施設として、村内各地にある様々な伝統工芸品や自然の特徴を説明するためのプレートの設置やお客さんを迎えるために不可欠なトイレと土産物販売店の建設です。その費用、合計150万円はカトゥーの人々では用意することがかないません。
皆様の支援により、この活動が永続的に続く環境を整え、この地域の発展につながります。
皆様からお預かりする支援金により、さらに魅力あふれるプロジェクトにしてまいりますので、どうか多くのご協力をお願いいたします。

 

 

 

<引換券について>

 

 

・オリジナルポストカード(日本非売品)

日本では非売品のカトゥー族の生活の様子を写したポストカードを4枚1組にして差し上げます。

 

 

・カトゥー織ポーチ(日本非売品)

タテ10cm×ヨコ6cm×高さ6cm 小物入れとしてお使いいただけるポーチを1つ差し上げます。

※色、デザインはこちらで選ばせていただきます

 

 

・カトゥー織バッグ(日本非売品)

※色、デザインはこちらで選ばせていただきます

 

 

・カトゥー織タペストリー(日本非売品)

※色、デザインはこちらで選ばせていただきます

 

 

・カトゥー族特別ツアー

※招待券は1年間有効です
※ベトナムダナン市までの交通費、宿泊費、食費などは引換券所持者の負担とさせていただきます

(観光客を迎えるカトゥー族)

(織物体験)


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