子宮内膜症と妊娠高血圧症候群の根治を目指す、治療薬の開発にご支援を

子宮内膜症と妊娠高血圧症候群の根治を目指す、治療薬の開発にご支援を 3枚目
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寄付総額

4,862,000

目標金額 3,500,000円

寄付者
105人
募集終了日
2023年9月21日

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プロジェクト本文

目標金額達成の御礼
- 第二目標に向けて応援をお願い致します -

 

多くの方々からのご寄付により、開始から約10日で目標金額の350万円を達成することができました。「女性特有の病気の根治的治療に向けた薬の開発研究」への温かな応援により、当初の目標としていた、薬の開発に向けた「子宮内膜症」の老化細胞に着目した病態機序の解明への研究資金の獲得が叶いました。誠にありがとうございます。

 

そして次なる目標は、子宮内膜症だけでなく流産の原因となる「妊娠高血圧症候群」の老化細胞に着目した病態機序解明と、これらの2つの疾患に対して老化細胞だけを除去できる薬物を明らかにすることです。しかしながら、これら全てを実行するにはさらなる費用が必要であり、「妊娠高血圧症候群」の老化細胞に着目した病態機序解明のために第二目標金額を650万円とし、妊娠高血圧症候群の大規模遺伝子解析、病変画像解析の必要資金のための寄付をお願いさせていただければ有難く存じます。
 
9月21日まで引き続き寄付募集は続きます。これまでご支援いただいている皆様のご期待に添えるよう、誠心誠意、更に力を込めて取り組んで参ります。子宮内膜症は、月経痛をはじめとした疼痛を引き起こし、また、不妊をはじめ、卵巣がんや心血管疾患、骨粗鬆症など様々な疾患を併発します。一方、妊娠高血圧症候群も、妊娠中の母子共に生命に関わる疾患で、場合によっては流産を余儀なくされます。

 

しかしながら、これら疾患の根治的治療薬は存在せず、女性のQOLをさらに下げ、様々な社会的機会を奪っているのも事実です。我々の研究成果を患者さんへ届く薬の開発に繋げることで、この現状をなんとか改善できればと研究を日々進めていく所存です。

引き続き、温かいご寄付・応援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

 

2023年8月2日追記 
東京薬科大学 草間和哉/田村和広

 


 

子宮内膜症の「老化細胞」に着目し、

病態の解明から根治に向けた治療薬の開発を目指します

 

✔︎ 私達の研究室では、妊娠の成立と維持の仕組み、さらに女性生殖器の疾患とその治療薬開発を目指した研究を行っています。

 

✔︎  子宮内膜症は生殖年齢女性の約10%が罹患し、発症者の約50%が不妊症を併発します。

さらに、妊娠高血圧症候群は、妊婦の約10%が発症し、流産や母体死亡の原因に。どちらも使用される薬剤はありますが、完治が難しい病気です。※出典:不妊・不育診療指針「子宮内膜症」(中外医学社)

 

✔︎ 私達はこの病気に関与している可能性がある「老化細胞」に着目しています。どちらの病気も、「老化細胞」が関わるという仮説を立てていますが、現時点ではその詳細な病態生理が不明です。

 

✔︎  まずは子宮内膜症を中心に研究し、将来的には、「老化細胞」の関与が疑われる妊娠高血圧症候群にも対象を広げる計画です。本クラウドファンディングは、薬の開発に必要な基礎研究〜臨床研究にかけての段階で必要な資金を募るものです。

 

 

 

女性特有の疾患の研究から、QOL低下・不妊や流産などの課題に立ち向かう

 

ページをご覧いただきありがとうございます。

東京薬科大学 薬学部 内分泌薬理学教室の講師 草間和哉と教授 田村和広です。

 

 

子宮内膜症のいま

 

子宮内膜症は、100万人以上の患者がいるとされており、生殖年齢女性の約10%が罹患します。症状は慢性的な痛みを伴い、就業などに大きく影響します。これは女性のQOLを低下させ、社会活動を制限してしまい、それによる国の経済的損失も年間約6兆円と大きくなっています。

※出典:日本医療政策機構 「働く女性の健康増進に関する調査2016」

 

生殖年齢女性の健康や妊娠の障害となる疾患の治療など、前段階での対策も重要で、不妊症や流産は妊娠を望む人にとって深刻かつ解決すべき重大な問題です。

 

 

 

今回のプロジェクトは、まずは子宮内膜症の病態を解明し、その治療薬の標的を明らかにした上で、治療薬の研究開発へと歩みを進めていき、ゆくゆくは妊娠高血圧症候群の改善にも取り組みたいと考えています。

 

 

子宮内膜症の原因は「老化細胞」にあり?

 

 

「老化細胞」とは

 

細胞老化とは、不可逆的な増殖停止状態になった細胞を指します。細胞にはそれぞれ分裂できる回数上限が決まっており、これ以上分裂しない状態になったものが「老化細胞」と呼ばれます。

 

組織内に生じたこの老化細胞が、老化ホルモンを分泌するSASP(細胞老化随伴分泌形質)という現象を起こし、慢性炎症やがんを含む加齢性疾患を誘発することがわかってきています。

 

|生物学的な観点からみる、「老化」と「加齢」のちがい

 

老化という言葉は、年をとることや時間経過による劣化をイメージさせますが、生物学的には年を重ねることは加齢(エイジング)と呼びます。それに対して老化は誰にでも起こるもので、様々な要因により最終的に死に至る変化の過程をいいます。

 

臓器やそれを構成する細胞での老化は、生後間もない時期から少しずつはじまっており、体の正常なプログラムの副産物としても現れます。加齢によっても老化は進行しますが、老化はその要因を取り除くことで進行を遅らせることが可能です。要因の代表例は、食事制限や紫外線対策などです。老化細胞は、蓄積することで炎症性疾患の原因や悪化につながります。

 

 

仮説

 

おもしろいことに、老化細胞を除去する薬(ケルセチン・ダサチニブ)を内膜細胞の分化誘導系に処置すると、老化細胞が消失し、内膜間質細胞の分化が促進されることがわかっています。

 

それらの知見から、私達は老化細胞が子宮内膜症の病態に関与しているかもしれないという大胆な仮説を打ち出しました。

 

子宮の外、腹腔などの異環境で月経血に暴露された内膜細胞は、ストレスや成長因子・ケモカインなどの外的因子にさらされ、細胞老化を伴うSASPを引き起こす。それが、血管新生や細胞増殖、組織の線維化をもたらすのではないかと考えています。これが実証されれば、老化細胞の除去を標的とした子宮内膜症の治療薬の開発につながる可能性があります。

 

治療薬の開発が進めば、私達が成し遂げたい「女性のQOL向上」「不妊率の改善」につながると信じています。※出典:Kusama K, Yamauchi N, Yoshida K, Azumi M, Yoshie M, Tamura K.Senolytic treatment modulates decidualization in human endometrial stromal cells. Biochem Biophys Res Commun 571:174-180 (2021)

 

子宮内膜症とは

■病因が不明
 子宮内膜症の詳細な病因は不明ですが、生理による月経血とその際に剥がれ落ちる子宮内膜組織が逆流して、腹膜や卵巣などに生着することで発症する説が有力です。そのことからも、生理がある限り子宮内膜症が再発する可能性があります。実際に卵巣にできる子宮内膜症の手術をしても1/3の患者が再発してしまいます。

 

■子宮内膜症患者の約半数が不妊に

なぜ子宮内膜症の方が不妊になるのかは完全には解明されていません。一般的に知られているのは、子宮内膜症の病変部位の癒着が周囲の卵巣や卵管を巻き込むことで不妊になります。その他には、免疫異常、ホルモンと排卵の障害、着床障害、卵子の質の低下、腹腔内環境の悪化、子宮、膀胱、直腸などの骨盤内臓器の異常に関与して不妊になるとされています。

 

■現在の治療法

現在はホルモンを制御する薬物治療が一般的ですが、再発率が高いことが挙げられます。また、重症例では手術による全摘も行いますが、妊娠率に大きな改善は見られません。また、ホルモン抑制による骨粗鬆症や長期に渡る炎症状態による心血管疾患などが発症する可能性があります。

※出典:第42回 日本エンドメトリオーシス学会学術集会「月経困難症・子宮内膜症 治療手段としてのLEP使用方法Update」

 

 

「老化細胞」をキーワードに、子宮内膜症の病態を解き明かす

 

子宮内膜症は本来子宮に存在するはずの子宮内膜組織が子宮の外側で生着し異常に増殖することで起こります。本来、子宮内膜は妊娠に向けて成熟し、妊娠しないと剥がれ落ちて生理となります。

 

この成熟過程では一部の細胞が老化することを明らかにしていますが、この老化した子宮内膜細胞が蓄積することで、慢性的な炎症など症状が悪化すると考えています。

 

この老化細胞を選択的に除去できれば、子宮内膜症の炎症をはじめとした症状を改善できると考えています。子宮内膜症や妊娠高血圧症候群の老化細胞除去による病態改善の報告はまだありませんが、それぞれの疾患において老化細胞が蓄積していることは報告されています。我々は、子宮の老化細胞を除去することで、子宮内膜の成熟をより促すことができることを世界ではじめて報告しています。

※出典:Kusama K, Yamauchi N, Yoshida K, Azumi M, Yoshie M, Tamura K.Senolytic treatment modulates decidualization in human endometrial stromal cells. Biochem Biophys Res Commun 571:174-180 (2021)

 

 

 

他の婦人科系疾患への応用

 

あわせて、子宮内膜症と同様に問題視されている妊娠高血圧症候群は、胎盤の形成不全により発症するとされています。リスク要因の一つとして、こちらも加齢が挙げられ、老化した細胞が胎盤形成を邪魔していると考えられます。

※出典:Tomari H, Kawamura T, Asanoma K, Egashira K, Kawamura K, Honjo K, Nagata Y, Kato K. Contribution of senescence in human endometrial stromal cells during proliferative phase to embryo receptivity. Biol Reprod. 2020. 103:104-113.

 

それゆえ、老化細胞を選択的に除去し、常に正常な細胞に保つことで胎盤形成不全を抑止し、発症しないようにできるのではないかと考えています。

 

 

■今後の研究のステップ

・子宮内膜症の発症のメカニズムや老化とのより詳細な関係を基礎研究として行う(約1.5年)

        ⇓

・非臨床概念実証(POC)の取得または特許の取得(1.5年)

        ⇓

・老化細胞除去薬のヒトを対象とした試験への着手へ(約5年後)

 

■研究体制

本学と姉妹校提携をしており、共同研究を行っている東京医科大学・産科婦人科教室の西 洋孝 主任教授から患者の病変検体を供与してもらい解析する。また、埼玉医科大学・産科婦人科の梶原 健教授の協力も得ながら、チームで取り組む。ヒトから単離した初代培養細胞やマウスモデルを用いて、病変検体と比較解析することで詳細な病態分子機構を明らかにしていく。上記により明らかになった分子機構から治療薬の標的となる因子を同定する。また、子宮内膜症、妊娠高血圧症候群共に病変部位に老化した細胞が蓄積することが知られているため、この老化細胞を選択的に除去する薬剤の有効性を評価する。

※東京医科大学の倫理審査で承認されております。

 

 共同研究機関:聖ヨハネ会 桜町病院

 

 

なぜいま、クラウドファンディングに挑戦するのか

 

近年、臨床応用へと直接結びつく研究が求められています。また、産科婦人科領域の研究費の枠は少なく、その多くが臨床サンプルを使った研究や臨床研究が採択される傾向にあるのも事実です。それにもかかわらず、不妊等につながる子宮内膜症や妊娠高血圧症候群の発症機構は不明であり、根治的治療には至っていません。

 

しかしながら、基礎研究段階である本研究では国の医療研究開発推進機構であるAMEDなどの大型予算の採択には至らず、非臨床POC(※)の取得やそれに準ずる成果が必須と考えられます。そのため、本研究にかかる費用は研究室内のいまの予算では補填しきれていないのが現状です。

(※Proof of Concept:研究の実現可能性の証明)

 

そこで、臨床段階へと繋げるための非臨床POC取得に向けた研究資金を、不妊・流産をめぐる問題に賛同いただける外部支援者の方々から募ることといたしました。そしてゆくゆくは、本研究成果を社会還元できると考えています。

 


 

女性特有の疾患に立ち向かう研究を、これからも続けていくために。

 

我々薬学部の研究者は、生物系と化学系の幅広い知識を駆使して薬の開発を目指し研究しており、さらに同じ医療系である医学部と連携することで、基礎研究でありながら臨床研究に最も近い領域で研究しています。この強みを活かすことで、患者さんへ届く薬の開発に繋げられると考えています。

 

子宮内膜症は、月経痛をはじめとした疼痛を引き起こし、QOLを著しく損なう疾患です。また、不妊をはじめ、卵巣がんや心血管疾患、骨粗鬆症など様々な疾患を併発します。慢性的な痛みは、日常に大きな影響を及ぼし、女性の様々な機会を奪っています。さらに不妊により少子化も加速させます。

 

一方、妊娠高血圧症候群も、妊娠したにも関わらず母子共に生命に関わる疾患で、場合によっては流産を余儀なくされています。男性とは異なり、女性は胎児を育み、出産するための準備として、1ヶ月間という短い期間に体内で劇的な変化を繰り返しており、それが心身共に大きく負担をかけています。

 

しかしながら、この体内変化のちょっとした異常により生じる上記の様な疾患が女性のQOLをさらに下げ、社会的機会を奪っているのも事実です。我々はこの現状をなんとか改善できればと研究を日々進めています。

 

ぜひ、皆さまにも本研究を知っていただき、クラウドファンディングをきっかけに、共に立ち向かう仲間になっていただけますと幸いです。

 

 

 

 

西 洋孝 先生

東京医科大学 産科婦人科学分野 主任教授

子宮内膜症は、疼痛などのためにQOLの低下をきたし、さらには不妊の原因となります。また、がん化し卵巣がんの発生原因となることもありますが、根治させることが難しい厄介な疾患です。本研究は、「老化細胞」に着目し子宮内膜症の病態解明を図ろうという画期的なものです。未だ発症原因の分かっていない子宮内膜症の病態解明がなされれば、根治的な治療薬が開発されることも夢ではありません。私たち産婦人科臨床医は、そのような日が来ることを心待ちにしております。ぜひ、本クラウドファンディングにご協力いただき、この重要な研究に皆さまのあたたかいご支援を頂戴できれば幸いです。

 

 

 

小野 政徳先生

東京医科大学 産科婦人科学分野 准教授

皆さまこんにちは。私は子宮内膜症と妊娠高血圧症候群等の治療に関わる産婦人科医です。本研究は子宮内膜症と妊娠高血圧症候群の「老化細胞」に着目し、病態の解明から根治に向けた治療薬の開発を行う画期的なプロジェクトです。子宮内膜症は生殖年齢女性の約10%が罹患し、発症者の約50%が不妊症を併発する少子化の進行している本邦に於いて深刻な疾患です。また、妊娠高血圧症候群は妊婦の約10%が発症し、流死産や母体死亡の原因となります。本クラウドファンディングは子宮内膜症と妊娠高血圧症候群の「老化細胞」に着目し、根治に向けた薬の開発に必要な資金を募るものです。この重要な研究にぜひ皆様のご支援をお願い申し上げます。

 

 

 

小島 淳哉 先生

東京医科大学 産科婦人科  講師

本研究は子宮内膜症と妊娠高血圧症候群の「老化細胞」に着目し、病態の解明から治療を目指したプロジェクトです。実際の臨床現場では様々な症状に苦しむ子宮内膜症の患者の方や妊娠高血圧症候群の為に母児共に危険にさらされる妊婦の方を多数診療しております。これらの病気に苦しむ方は大勢いるにも関わらず、未だに確固たる治療法が確立できていない事が大きな問題となっております。本プロジェクトは子宮内膜症と妊娠高血圧症候群の「老化細胞」に着目し、根治に向けた薬の開発に必要な研究資金を募るものです。ぜひ皆様のご支援をお願い申し上げます。

 

 

 

 

梶原 健 先生

埼玉医科大学病院 産科婦人科 教授

子宮内膜症は、これまで不妊・月経困難症、がん化など生殖・婦人科領域で問題視されていましたが、最近は全身性の慢性炎症性疾患であると考えられています。さらに子宮内膜症は脳梗塞、狭心症、一過性脳虚血などの心血管疾患(cardiovascular disease : CVD)のリスク因子であることが明らかになっており、子宮内膜症に罹患した女性では一生涯のフォローが必要となります。 現在用いられている子宮内膜症の薬物治療は女性ホルモンの分泌に関わる製剤が主軸です。これらの製剤は副作用も多く、挙児希望のある女性には用いられないというデメリットがあります。そこで我々はホルモンに依存しない新たな治療標的を探索する研究を行なっております。ぜひ皆様にもこのプロジェクトに参画して頂き、日本発の先進的な治療開発の一翼を担って頂きたいと思います。 生殖内分泌・周産期研究室のページはこちら

 

 

吉江 幹浩 先生

東京薬科大学 内分泌薬理学教室 准教授

子宮内膜症と妊娠高血圧症候群は、罹患率が高いにも関わらず根治療法がない婦人科及び産科領域におけるアンメットメディカルニーズの高い疾患です。20~30歳代の女性に多く発症する子宮内膜症は、月経痛などのQOLの低下を招くだけでなく、生殖年齢の女性においては不妊の原因にもつながるため大変悩ましいのが現状です。薬物療法には、鎮痛薬などの対症療法やホルモン療法がありますが、上記の通り根治は厳しいため、新たな治療標的の探索と治療法の確立が必要とされています。また、妊娠高血圧症候群は、その発症原因として胎盤形成障害が挙げられますが、その機序の詳細は不明な点が多く、世界中の研究者がこの課題に取り組んでいます。本プロジェクトは、これら疾患に対してこれまでの概念とは異なる切り口でその治療方法を探索する試みが必要であり、細胞老化に着目した研究は新たな治療標的を提案できる可能性があります。本プロジェクトを応援すると共にこれらの課題解決に向けて一歩ずつ前進していくために、皆様の温かい支援を心よりお願い申し上げます。

 

 

伊東 史子 先生

東京薬科大学  生命科学部  幹細胞制御学研究室 准教授 

子宮内膜症の根治的治療法開発に向けて、皆様の応援を心からお願いいたします。この女性特有の疾患は、なぜ発症するのか?は謎に包まれています。草間先生と田村先生を中心とした研究チームは、情熱をもってこの難題に立ち向かっています。実験結果に一喜一憂しながらも、この疾患に苦しむ患者さんたちの日常生活に笑顔を取り戻すことを目標に、真心を込めて研究されておられます。草間先生と田村先生が築き上げてきた画期的なご研究の経験は、このプロジェクトに活かされています。 今回のクラウドファンディングは、この疾患に対する理解を深め、社会全体で支え合う力を育む重要なきっかけもなってほしいと願っています。子宮内膜症の基礎研究を発展させるために、また患者さんたちの未来に光を灯すために、皆様の応援とご寄付を心よりお願い申し上げます。

 

 

 

久慈 直昭 先生

東京薬科大学客員教授 Noah ART clinic 統括医師 

不妊の原因になる病気はいくつかありますが、子宮内膜症はその中で最も重要な病気です。この病気は生理が次第に重くなるのが特徴ですが、20-30代の女性に好発します。一般的にはピルが進行を遅くするために処方されますが、完全に進行を止めることはできません。卵巣にできた子宮内膜症は卵巣に存在する健康な卵子を傷めてしまいますし、癒着によって卵管の機能が悪くなって妊娠しにくくなる場合もあります。また、年齢が高くなってからの発癌も考える必要が出てきます。内膜症の原因は現時点ではわかっていません。もし、病気がどうして起こるのか、どうして進行してしまうのかが明らかになれば、進行を止めたり、妊娠しやすくなる新しいお薬が発見されるかもしれません。そうなれば今まで治療が必要だった方が自然に妊娠できる様になったり、いまより状態が悪くなることを未然に防いだりすることができる様になるかもしれません。子宮内膜症の女性は我が国に100万人以上いらっしゃると考えられており、この研究が与える影響は少なくありません。新しいお薬を開発できる可能性のある、この老化遺伝子による子宮内膜症の発症機構の研究を、不妊診療に携わるものとして心から応援させていただきます。

 

甲賀 かをり先生

千葉大学 医学部附属病院 婦人科・周産期母性科 教授

子宮内膜症と妊娠高血圧症候群はどちらも"enigmatic disease"=謎の病気、といわれています。私自身もこれらの疾患の病因病態の解明に取り組んでまいりましたが、根本的な原因もわからず、決定的な治療法も見つからないのが現状です。このようなクラウドファンディングの取り組みは、単に資金を調達し、研究成果を上げることに寄与するだけでなく、これらの疾患の知名度をあげ、困っている患者さんを取り囲む環境を改善していく二次的効果もあると思います。多くの方が少しでもこれらの疾患に興味を持ってくださるよう、応援します!

 

 

 

 

加藤 友康 先生

東京薬科大学 客員教授

国立がん研究センター中央病院 婦人腫瘍科 医師 
東京医科大学機能関連分野医学総合研究所 客員教授

子宮内膜症は日本女性に多い病気で、およそ10人に1人がかかると言われます。月経困難症を引き起こし、不妊症の原因になります。厄介なことに卵巣チョコレート嚢腫が卵巣がんの発生母地となるのです。40歳半ばから、この発生率が増加することが報告されています。2020年の婦人科腫瘍登録では、卵巣がんの発生は約8千人でした。このうち、子宮内膜症と関連のあるタイプ(明細胞癌、類内膜癌)が約3000人登録されています。全員がベースに子宮内膜症を有しているわけではありませんが、子宮内膜症を治すことは卵巣がんの減少に繋がります。卵巣がんに対する有効な早期発見法がない現在、この子宮内膜症の治療開発に期待を寄せています。

 

加藤 聖子 先生

九州大学医学研究院 生殖病態生理学分野  教授

現在、日本では晩婚化・晩産化・少子化が進んできています。年齢とともに細胞も老化し、様々な病態を引き起こします。このクラウドファンディングのプロジェクトのテーマである子宮内膜もその一つです。子宮内膜細胞の老化は不妊症の原因にもなると考えられていますが、現在その治療薬はありません。本研究でその薬剤ができれば、女性のQOL向上や妊娠率の改善につながると期待できます。 九州大学医学部 婦人科学産科学教室 (kyushu-u.ac.jp)のページはこちら

 

 

 

 

 

芥川 修先生

医療法人社団寿修会 芥川バースクリニック 院長 

 子宮内膜症にかかる女性は10人に1人といわれています。痛みなどの症状をコントロールしながら閉経までつきあわなくてはならない病気で不妊症の原因にもなり、当院にも多くの患者様がいらっしゃっています。また、妊娠高血圧症候群は妊産婦特有の病気で、胎児発育不全や低出生体重児になることもあります。いずれも原因は未だはっきりとしておらず、完治が難しい病気です。本クラウドファンディングは「老化細胞」に着目し、新たな治療薬を開発することを目的としています。この開発が進めば子宮内膜症に苦しんでいる方々が治療に立ち向かっていく大きな力になると信じています。一人でも多くの皆さまにこのプロジェクトにご支援をいただけますよう心よりお願い申し上げます。 

 

 

浅井 しなの様

株式会社asai CEO 

近年、世界的に注目されているFemtech(女性の健康をテクノロジーで改善する)市場が存在しており、その市場規模は25億ドルを超えるとされています。この動きは、女性の生活の質(QOL)向上を図るためのものであり、国際的にも注目を集めています。また、婦人科系の疾患を抱えながら働く女性が生産性の面で被る損失額は4.95兆円に上るとされており、子宮内膜症などの婦人科疾患の早期発見・治療が喫緊の課題となっています。私自身も婦人科系の疾患に悩まされており、さらには母校である東京薬科大学の研究室が子宮内膜症をテーマに取り組んでいることから、全力で心から応援しています!

株式会社asaiのページはこちら

 

 

 

 

資金使途 / 内容の詳細

 

●目標金額:350万円

子宮内膜症の遺伝子解析、病変画像解析、老化除去薬スクリーニングに関する費用:260万円

クラウドファンディング手数料、大学事務手数料:90万円

 

●内容:

本研究では、婦人科領域の長年の課題となっている子宮内膜症の根治的薬物治療の分子基盤の提供に資する可能性を探るため、子宮内膜症病態における内膜細胞の細胞老化とそれに伴うSASPの発現と特徴づけと内膜細胞に特異的な細胞老化関連因子を同定し、その制御や細胞除去が内膜症病態に与える影響を解析。子宮内膜症の病態においてもSASPを呈する細胞老化が関与するのであれば、その機構に関与する分子は治療標的になりえる。新たな発症のメカニズムを検証することにより診断法・治療法を検討し同疾患に対する新規知見を得ることを目的とする。

 

●期間

2023年9月頃〜2026年3月頃

 

 

ご寄付にあたってのご注意事項

 

・本プロジェクトでは、子宮内膜症の遺伝子解析、病変画像解析、老化除去薬スクリーニングに関する費用としてご寄付を活用いたします。必ずしもスケジュール通りに進行でき、想定通りの結果が得られるとは限りません。

 

・研究計画に大幅な変更が生じる場合にも、活動報告などを通じてお知らせしながら、本研究へ皆さまのご寄付を大切に活用いたします。

 

・ご寄付のお手続き時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

・寄付金領収書の送付は、2023(令和5)年 11月下旬~12月までに行う予定です。税制上の優遇措置を受けるための証明書(写し)とともにお送りさせていただきます。
 
・寄付金領収書に記載される寄付金受領日は、本プロジェクトが成立した場合のみ寄付金としてREADYFORより本法人へ入金されますので、本法人の受領日である 2023(令和5)年 11月の日付になります。

 

・寄付金領収書及びギフト等に掲載のお名前は、「ギフトお届け先」にご登録いただいたお名前となります。ご寄付後にアカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄付金領収書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

・本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

・本ページに記載されている関係先は名称掲載の許可を得ています。


※ご寄付をご希望される方で当サイトからの手続が難しい場合は、下記までお問い合わせください。

 

学校法人東京薬科大学 総務部 募金事務局
TEL:042-676-5910(土日祝・夏季休暇期間は除く)
FAX:042-676-5952

 

 

寄付金の控除について

 

本法人に対するご寄付は、確定申告を行うことにより税制上の優遇措置が受けられます。
(※)日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。

 

個人の方
所得税の控除(税額控除・所得控除)
本法人は、文部科学省より「税額控除に係る証明」および「特定公益増進法人であることの証明」を交付されており、本法人へのご寄付により所得税の税制上の優遇措置が受けられます。確定申告の際に「1.税額控除」もしくは「2.所得控除」のいずれかをお選びください。2024(令和6)年の確定申告でお手続きが必要になります。

 

1.税額控除
寄付金額(*1)から 2,000 円を差し引いた額の40%相当額が、税率に関係なく所得税額から直接控除されます(*2)。ほとんどのご寄付について「2.所得控除」よりも減税効果が大きくなります。


(*1)年間総所得等金額の 40%が上限となります。
(*2)控除額は所得税額の 25%が上限となります。

 

2.所得控除
 所得から寄付金控除〔寄付金額(*1)-2,000 円〕を行った後に税率を掛け、所得税額を算出します。所
得に対して寄付金額の多い方や所得税率の高い方に減税効果が大きくなる場合があります。

 

 (*1)年間総所得等金額の 40%が上限となります。

 

個人住民税の控除(地方公共団体の条例により指定された場合に限る)
本法人は「東京都」及び「八王子市」より、個人住民税の寄付金税額控除の対象として条例で指定されています。この地域にお住まいの方は、個人住民税の寄付金控除が適用されます。所得税の確定申告を行った際に住民税の寄付金控除もあわせて申告することにより、翌年度の住民税から控除されます。なお、確定申告せずに住民税の寄付金控除のみを受ける場合はお住まいの自治体へ申告してください。

 

ご留意事項:東京薬科大学への受験や入学を予定されている方、父母等の方へ

入学願書受付開始日から入学を予定する年の年末までのご寄付は、税法上「学校の入学に関してする寄付金」とみなされ、寄付金控除の対象になりませんのでご留意ください。


法人の方

特定公益増進法人に対する寄付金

本法人は、文部科学省より「特定公益増進法人であることの証明」を受けておりますので、以下に掲げる法人様が本学へご寄付された支出については特別損金算入限度額まで、当該事業年度の損金に算入することができます。さらに、この特別損金算入限度額を超える部分の寄付金額については、一般の寄付金に係る損金算入制度限度額の範囲内で損金の額に算入できます。なおこの優遇措置を受けるためには、寄付金を支出した日を含む事業年度の確定申告書に本法人発行の「寄付金領収書」と「特定公益増進法人であることの証明(写)」の添付が必要です。

 

※詳しくは所轄の税務署へお問合せいただくか、国税庁ホームページ「特定公益増進法人に対する寄附金」をご覧ください。
(国税庁ホームページ「特定公益増進法人に対する寄附金」)

 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5283.htm

プロジェクト実行責任者:
草間和哉 / 田村和広(東京薬科大学 薬学部 内分泌薬理学教室)
プロジェクト実施完了日:
2026年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

今回のクラウドファンディングで集まった資金は子宮内膜症の遺伝子解析、病変画像解析、老化除去薬スクリーニングに関する費用、その他諸経費に充当いたします。

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プロフィール

2009年 東京薬科大学薬学部を卒業後、同大学大学院 修士課程・博士課程に進学し、2014年に妊娠成立に向けた子宮の成熟に関する研究で博士(薬学)の学位を取得。その後、2019年まで東京大学 大学院農学生命科学研究科に博士研究員・特任助教として、哺乳類の妊娠成立機構の研究に従事した。また、2015年には米国アルバードアインシュタイン医科大学へ客員研究員として留学し、遺伝子の大規模コンピューター(バイオインフォマティクス)解析を学ぶ。2019年、東京薬科大学 内分泌薬理学教室の助教として赴任し、2022年に講師となる。同時に「女性の生殖健康改善研究ユニット」のユニットリーダーを兼任し、不妊とその関連疾患を治療薬開発のための研究に従事し、現在に至る。

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ギフト

3,000+システム利用料


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応援コース|3,000円

●寄付金領収書
●ご寄付への感謝のメールをお送りします。

※寄付金領収書は、本法人における寄付受領日となる2023(令和5)年11月の日付となり、11月下旬〜12月までの送付を予定しています。

寄付者
31人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

10,000+システム利用料


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応援コース|10,000円

●寄付金領収書
●ご寄付への感謝のメールをお送りします。
●HPにお名前を掲載します。(希望制)
●研究レポートをお送りします。(PDF)

※寄付金領収書は、本法人における寄付受領日となる2023(令和5)年11月の日付となり、11月下旬〜12月までの送付を予定しています。
※研究レポートは、2025年4月頃にお知らせいたします。変更がある場合は個別にご連絡いたします。

寄付者
52人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

30,000+システム利用料


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応援コース|30,000円

●寄付金領収書
●ご寄付への感謝のメールをお送りします。
●HPにお名前を掲載します。(希望制)
●研究レポートをお送りします。(PDF)

※寄付金領収書は、本法人における寄付受領日となる2023(令和5)年11月の日付となり、11月下旬〜12月までの送付を予定しています。
※研究レポートは、2025年4月頃にお知らせいたします。変更がある場合は個別にご連絡いたします。

寄付者
13人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

50,000+システム利用料


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応援コース|50,000円

●寄付金領収書
●ご寄付への感謝のメールをお送りします。
●HPにお名前を掲載します。(希望制)
●研究レポートをお送りします。(PDF)

※寄付金領収書は、本法人における寄付受領日となる2023(令和5)年11月の日付となり、11月下旬〜12月までの送付を予定しています。
※研究レポートは、2025年4月頃にお知らせいたします。変更がある場合は個別にご連絡いたします。

寄付者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

100,000+システム利用料


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応援コース|100,000円

●寄付金領収書
●ご寄付への感謝のメールをお送りします。
●HPにお名前を掲載します。(希望制)
●研究レポートをお送りします。(PDF)

※寄付金領収書は、本法人における寄付受領日となる2023(令和5)年11月の日付となり、11月下旬〜12月までの送付を予定しています。
※研究レポートは、2025年4月頃にお知らせいたします。変更がある場合は個別にご連絡いたします。

寄付者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

300,000+システム利用料


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応援コース|300,000円

●寄付金領収書
●ご寄付への感謝のメールをお送りします。
●HPにお名前を掲載します。(希望制)
●研究レポートをお送りします。(PDF)

※寄付金領収書は、本法人における寄付受領日となる2023(令和5)年11月の日付となり、11月下旬〜12月までの送付を予定しています。
※研究レポートは、2025年4月頃にお知らせいたします。変更がある場合は個別にご連絡いたします。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

500,000+システム利用料


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応援コース|500,000円

●寄付金領収書
●ご寄付への感謝のメールをお送りします。
●HPにお名前を掲載します。(希望制)
●研究レポートをお送りします。(PDF)
●論文の謝辞にお名前を掲載します。(希望制)

※寄付金領収書は、本法人における寄付受領日となる2023(令和5)年11月の日付となり、11月下旬〜12月までの送付を予定しています。
※研究レポートは、2025年4月頃にお知らせいたします。変更がある場合は個別にご連絡いたします。
※論文は、2026年12月頃までの完成を目指しております。変更がある場合は個別にご連絡いたします。

寄付者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年12月

1,000,000+システム利用料


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応援コース|1,000,000円

●寄付金領収書
●ご寄付への感謝のメールをお送りします。
●HPにお名前を掲載します。(希望制)
●研究レポートをお送りします。(PDF)
●論文の謝辞にお名前を掲載します。(希望制)
●特別参加権|ゼミにご招待します。

※寄付金領収書は、本法人における寄付受領日となる2023(令和5)年11月の日付となり、11月下旬〜12月までの送付を予定しています。
※研究レポートは、2025年4月頃にお知らせいたします。変更がある場合は個別にご連絡いたします。
※論文は、2026年12月頃までの完成を目指しております。変更がある場合は個別にご連絡いたします。
※特別参加権|ゼミは、オンラインでも可能。日程は個別にご連絡いたします。

寄付者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年12月

プロフィール

2009年 東京薬科大学薬学部を卒業後、同大学大学院 修士課程・博士課程に進学し、2014年に妊娠成立に向けた子宮の成熟に関する研究で博士(薬学)の学位を取得。その後、2019年まで東京大学 大学院農学生命科学研究科に博士研究員・特任助教として、哺乳類の妊娠成立機構の研究に従事した。また、2015年には米国アルバードアインシュタイン医科大学へ客員研究員として留学し、遺伝子の大規模コンピューター(バイオインフォマティクス)解析を学ぶ。2019年、東京薬科大学 内分泌薬理学教室の助教として赴任し、2022年に講師となる。同時に「女性の生殖健康改善研究ユニット」のユニットリーダーを兼任し、不妊とその関連疾患を治療薬開発のための研究に従事し、現在に至る。

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