支援総額
目標金額 200,000円
- 支援者
- 46人
- 募集終了日
- 2020年7月12日
クラウドファンディングだからこそ、ていねいな翻訳書作りを。
改めて、翻訳という仕事は、なぜ時間がかかるのかを考えてみました。まず、元の本をちゃんと読むことから始まり、原書のアピールできるポイントを抽出し、企画書に仕上げます。その企画書を、可能性のありそうな出版社に送って、可否の返事をもらうのですが、大体がNGです。これにかなりの時間が費やされます。翻訳書を出したいと思っても、ここであきらめてしまう人も多いことでしょう。そして、やっと見つけた出版社と打ち合わせして、条件を決めます。
さらに私の場合は、その言語の専門の共訳者を立てるので、出版社探しと並行して、共訳者を探し、何人かの候補者に、本の内容とか仕事条件を打診して、OKをもらい、実際の翻訳作業に入ってもらいます。
その第1稿を手直ししながら、翻訳文を仕上げていくのですが、その過程で個々の事項や、企業、団体、人名などについて、調べることが延々と発生します。今回はフランス語なので、フランス人にはよくわかっても日本人には知られていないもの、こと、ひと、については、訳注や書き足しのかたちで訳文を補っていきます。またフランス語と日本語の表現や統辞法の違いを、分かりやすくい訳して、きれいな日本語にするか。著者の表現の癖に合わせたり、原本の誤字脱字に気が付いたりしていると、何か月もの時間がたちまち過ぎてしまうのです。現在は第4稿の訳文の修正を、パソコンに入力している最中です。
今回は、原書がフランスで発売されるのとほぼ同時に、作業をスタートしたのですが、出版されるまでに約2年という時間がかかってしまうようです。早く出版したいなら、何人かの翻訳者で手分けして訳せば?という意見もありますが、最終的には文責を負う責任者が文体や表現を統一していくことになります。これに時間がかかるのです。またここで手抜きすると、変な訳文になってしまうので、最終稿の仕上げにはとても気を使うものです。
そんな手間暇をかけて、1冊の翻訳が世に出ていくのです。そんな細かいプロセスも知っていただきたいと思っております。
リターン
5,000円
ベーシックサポート
お礼のメール。本のなかに、サポーターとして小さくお名前を掲載。緑風出版出版目録。
「*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の
「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。」
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
10,000円
アベレージサポート
お礼のメール。書籍を1冊プレゼント。本のなかに、サポーターとして中くらいでお名前を掲載。緑風出版出版目録。
「*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の
「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。」
- 支援者
- 26人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月
20,000円
アドバンスサポート
お礼のメール。書籍を3冊プレゼント。本のなかに、サポーターとして大きくお名前を掲載。緑風出版出版目録。
「*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の
「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。」
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年9月