支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 33人
- 募集終了日
- 2017年9月29日
「防衛技術博物館を創る会」のマンスリーサポーターを募集します!
#地域文化
- 総計
- 342人
鳩ヶ嶺八幡宮 随神門の屋根を直し後世に残したい
#地域文化
- 現在
- 80,000円
- 支援者
- 10人
- 残り
- 25日
文化をつなぐ|芸能芸術支援-芸団協マンスリーサポーター
#地域文化
- 総計
- 3人
大谷美術館|貴重な文化財を守り活かすためにご寄付を。
#地域文化
- 現在
- 1,197,000円
- 寄付者
- 41人
- 残り
- 45日
宿の聖地・小田原で作家応援ゲストハウスを始めたい!
#地域文化
- 現在
- 820,000円
- 支援者
- 40人
- 残り
- 26日
「紀三井寺・紀州徳川家御成御殿」からの景観を阻害する樹木の伐採
#地域文化
- 現在
- 770,000円
- 支援者
- 57人
- 残り
- 25日
どうしようもない価値に真剣に取り組む大人がいる_創る喜びを広めたい
#地域文化
- 現在
- 774,768円
- 支援者
- 81人
- 残り
- 4日
プロジェクト本文
終了報告を読む
1979年より続く「今立現代美術紙展」は、今立町内の焼却場で山積みにされた今立和紙を何とか活かそうと地元の青年たちによって始まりました。
しかし、今立市が越前市に合併後は運営資金が足りなくなり、なんとか来年の30回記念展を成功させようと、越前和紙を使用した小規模の企画展を開催します。
はじめまして、「今立現代美術紙展実行委員会(=MADATE ART FIELD)」です。幣団体は、毎年5月のゴールデンウィークに開催される「今立現代美術紙展」の運営を1979年より行っています。
現代美術を愛する20代から40代の今立市の地元の青年たちの手により開催された「今立現代美術紙展」は、地元今立和紙が持つ可能性を追求するべく、これまでに個性的で独創性のある多くの作品を生みだしてきました。
そして、この展覧会が開かれた背景には、1976年に今立町内の分校跡に移り住み、創作活動のかたわら今立の人々に絵画や陶芸を指導してきた前衛芸術家・河合勇氏(享年48歳)が深く関わっております。
河合氏は、生前に今立町内の焼却場に山と積まれている和紙の損紙を見て、「これで何か出来ないだろうか?」と悩んでいました。当時の日本は高度経済成長期で、和紙業者が機械漉き(すき)の和紙の需要を模索した結果、大量の壁紙などの見本用の機械漉き和紙が焼却処分されていたのです。
今立の和紙は、日本画用の手漉き和紙、鳥の子と言われる雁皮紙で作られる襖紙、局紙と言われる厚紙で証券、株券、卒業証書、版画用紙などに使われていました。「お札のふるさと」と言われるほど技術が高く、大蔵省造幣局の工場があったほどです。
そんな素晴らしい地元の今立和紙を使用して制作した作品を集め、当時病と闘っていた河合氏の想いを果たすために地元の青年たちの手によって「今立現代美術紙展」が立ち上がりました。
そして今回、来年春開催予定の第30回特別企画展「
開催当初の「今立現代美術紙展」は、今立の青年たちだけの内輪の作品展でした。しかし、地元の今立の和紙に特化した点や、地方の青年たちのよる展示会であることが徐々に広まり、1983年の第3回展より「全国公募展」として名乗りを挙げました。
また、1回目の公募展から審査委員による作品の賞候補を選定・決定しています。審査委員のなかには、現代美術作家・李禹煥氏などの第一線で活躍中の高名な美術評論家などを迎えてきました。今では、こうした活動により同展の権威と知名度が高まり、海外からも優れた作品が集まるような国際公募展となっています。
そして、ご来場くださるお客様のなかには、都会からの来訪者が3割、地元が5割、参加者関係者が2割といった、美術関係者や印刷関係者、デザイナーなどを含めて多くの方が来場されます。
しかし、これまでは開催場所である「いまだて芸術館」が主催者となり全ての経費を賄ってきましたが、今立市が越前市に合併後は主催事業からも名義後援のみとなり、今回クラウドファンディングに挑戦する運びとなりました。
写真の企画展は、「今立現代美術紙展」史上初。
今回開催する10月の企画展では、「今立現代美術紙展」
〈企画展詳細〉
日程:2017年9月30日~10月29日
会場:〒915-0234 福井県越前市大滝町11 福井県和紙工業協同組合倉庫二階
春の「今立現代美術紙展」では、全国に散らばる紙展作家と連携した展覧会を行ってきましたが、版画や写真の展覧会を行ったことがありませんでした。しかし、襖紙や株券、証券としての利用が無くなった和紙を再び盛り上げ、新たな需要を生み出したい!と思うようになり、このプロジェクトを立ち上げた次第です。
開催予定の10月は、地域の秋祭りの時期と重なり、PR効果が期待されます。河合氏の写真作品が未だこの世の中に発表されていないことと、今立の和紙のひとつである「三椏100%」中性紙をプリント用紙として使うことでアピールしたいと考えています。
▲西野正洋氏
信洋舎製紙所の創業者である西野弥平次は1845年6月10日越
FaceBookページはコチラです。
▲艶附けロールの導入
光沢がなければ、販路は望めないがいかがすべきかと尋ねられた。
(「信洋舎」ホームページより参照)
1500年前に伝わったとされる紙の技術。そこには、数えきれない人々の試行錯誤がありました。現在の日本の和紙には、「流し漉き」「溜め漉き」「流し込み」という3つの技術があり、先人職人たちの弛まない努力によって「和紙」に対する倫理観が生まれたのです。
紙という素材はどこにでもある自然素材かも知れません。しかし、「1500年に及ぶ歴史の中で紙の素材をどのように扱ってきたのか」私たちは知るべきです。
そして、21世紀は「環境の世紀」と言われる時代。温暖化により局地的な豪雨が後を絶ちません。 100年に一度といわれる豪雨が越前和紙の産地にも8年に2度押し寄せました。よって、山からの水が頼りの紙漉き業者にとっては被害が大きく、復興が望めない年寄りの漉き屋さんは廃業の道を選びました。
来年に1300年の大祭を控えた、越前市内の紙の神様を祀る「岡太神社・大瀧神社」。この大祭には、日本の絵の大家と言われる人々が、この地の和紙に触れ作品化し、感動を繋いでいきます。私たちは、その紙を主題化し芸術という手法で世界の文化にしたいのです。
日本画用材としての和紙が、描くのものだけでなく現代表現としての素材として活かすには、楮・三椏・雁皮・麻といった素材をなるべく傷めず、長いままの繊維を取り出すことが大事です。有名・無名の職人たちが作り出してきた和紙は、一つの文化であり、思想でもあります。
この思想文化を継続させるためにも、今回の小規模な企画展を版画分野での大きなステージと位置づけます。ゆくゆくは、版画部門の公募展あるいは展覧会を実施するために、どうか皆さまのお力添えをお願いいたします。
■リターンについて■
ご支援いただいた皆さまには、「今立現代美術紙展実行委員会」の委員長・増田頼保の版画作品や和紙に直接・
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
紙の表現の可能性を求めて1979年から始まった、現代美術を愛する地域(福井の越前和紙産地)の人々の手で運営される手づくりの美術展です。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
5,000円
【プロジェクトの応援コース】
~Readyforへの手数料を差し引いたほぼ全額が当プロジェクトのために使われます~
■越前和紙に感謝の気持ちを記してお手紙をお送りします。
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年12月
10,000円
<人間国宝岩野市兵衛氏の作品付き>本企画展もしくは今立現代美術紙展ご招待します
■越前和紙に感謝の気持ちを記してお手紙をお送りします。
■来年春開催予定の「今立現代美術紙展」もしくは今回の「小規模展」にご招待します。
■人間国宝岩野市兵衛氏の生漉き奉書紙にインクジェットプリントした作品を「空円」「浸透する空間」「亜熱帯」「風土」「風起」の5部作から1点お送りします。
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年12月
5,000円
【プロジェクトの応援コース】
~Readyforへの手数料を差し引いたほぼ全額が当プロジェクトのために使われます~
■越前和紙に感謝の気持ちを記してお手紙をお送りします。
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年12月
10,000円
<人間国宝岩野市兵衛氏の作品付き>本企画展もしくは今立現代美術紙展ご招待します
■越前和紙に感謝の気持ちを記してお手紙をお送りします。
■来年春開催予定の「今立現代美術紙展」もしくは今回の「小規模展」にご招待します。
■人間国宝岩野市兵衛氏の生漉き奉書紙にインクジェットプリントした作品を「空円」「浸透する空間」「亜熱帯」「風土」「風起」の5部作から1点お送りします。
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年12月
プロフィール
紙の表現の可能性を求めて1979年から始まった、現代美術を愛する地域(福井の越前和紙産地)の人々の手で運営される手づくりの美術展です。