JAXA「宇宙をもっと身近に。」宇宙体験・交流コンテンツの充実化へ
JAXA「宇宙をもっと身近に。」宇宙体験・交流コンテンツの充実化へ

寄付総額

7,285,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
429人
募集終了日
2022年9月26日

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2022年09月14日 12:01

こういう交流がしたい! #2 ~オンラインイベント~

JAXA相模原キャンパスのクラウドファンディング、【JAXA「宇宙をもっと身近に。」宇宙体験・交流コンテンツの充実化へ】への、多くの皆さまからの応援ありがとうございます!

 

【ギフト】の一つである<オンラインイベントコース■超特別トークセッション(オンライン)>(12月3日(土)開催分)が皆さまからのご寄附により早々に予定数を終了したため、12月10日(土)開催分を新設することになりました。

 

ありがたいことに早々に皆さまからご寄附いただいたのは、20口しかなかったことも大きな要因でしょう。

 

オンラインイベントはどこからでも参加できるので、それなりの参加人数を想定することが多いように思えます。

 

それに対し、今回は相模原に来ていただくのが容易ではない方々と深い交流をする場という少人数によるデザインになっています。


現場をお見せしながら懇談する「超特別公開」(こちらも予定数終了です)が、その場での会話で内容が展開していく側面が大きいのに対し、オンラインイベントでは、ある程度はこちらで事前準備することになります。

 

オンラインイベントに参加(予定)の「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャだった津田雄一さん、小惑星リュウグウから持ち帰った試料を取り扱うグループのリーダーである臼井寛裕さん、当日の司会進行役(予定)である藤本正樹(宇宙科学研究所 副所長)が考えていることを、ここにご紹介します(この通りにお話しするかどうかは「お楽しみに!」とさせてください。同じぐらいに面白い話となることをお約束します!)。

 

 

 

■津田雄一(宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系 教授/元「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ):

「はやぶさ2」の成果と言えば、小惑星に2回の着陸を成功させたこと、どでかい人工クレーターを作ったこと、大量の星のかけらを地球へ持ち帰ったこと、などが思い浮かびますよね。

 

でも、私がよく思い出すあの頃の風景というと、メンバーが集まって何時間もしかめ面で議論しても答えの出ない会議風景や、着陸を妨げる岩の高さをめぐって理学者と工学者が言い争いになったことや、運用に失敗し切羽詰まって逆転の一手に懸けたことなどなど。

 

ものすごい緊張や挫折や薄氷を踏む想いをしてきたことが、私個人にとって一番の収穫(勲章?)のように感じるのです。

 

記者会見や成果報告会では、つい格好つけて成功の話をしてしまうのですが、今回は、成功すると失敗を愛し、失敗すると成功に恋焦がれる研究者の悪癖に理解いただきつつ、「はやぶさ2」の成果の裏っ側のお話ができればと思います。

 

「はやぶさ2」の次の探査計画も、「はやぶさ2」の成功の再現ではなく、ドタバタヒヤヒヤを糧にしてもっと凄いミッションに!といきたいものです。

 

 

■臼井寛裕(宇宙科学研究所 太陽系科学研究系 教授/地球外物質研究グループ長):

津田さんら、探査機チームの皆さんから、完璧な形でリュウグウサンプルを受け取ったキュレーション*チームは、トップでタスキを受け取った駅伝の最終ランナーのごとく、確実にゴールすることが求められていました。

*キュレーション:探査機が持ち帰った試料(サンプル)の受入れや開封、分析、研究、カタログ作成、分配、保管等を行うこと。リュウグウ試料のキュレーション作業は全て、JAXA地球外物質研究グループの「キュレーター」によって行われている。

 

リュウグウのサンプルは、「一度でも汚染してしまうと元には戻せない」という失敗が許されない状況は探査機運用と通じるところもあります。

 

一方、粒子を拾ったりといった一つ一つの日々の作業はとても地味に感じられるかもしれません。ただ、サンプルリターン試料のキュレーション技術は、全世界を見渡してもNASAジョンソン宇宙センターとJAXA宇宙科学研究所しか保有していない技術です。

 

ジョンソン宇宙センターのキュレーターたちとは、世界で自分たちだけが共有している技術を持つ仲間として、そしてライバルとして切磋琢磨しています。

 

コロナが落ち着きつつあるこの夏は、ほぼ月一のペースでお互いの施設を訪問し、アポロ計画で一日の長のある伝統校のNASAと小惑星探査で巻き返しを図る新興校のJAXAといった様相で練習試合のように親交を深め技術を高めあっています。

 

「はやぶさ2」の後には、火星の衛星Phobosからのサンプルリターンを目指すMMXが控えます。MMXでは、NASAに加え、ヨーロッパのパートナー機関とともに、キュレーションをさらなる高みに持って行くつもりです。

 

リュウグウサンプル、NASAジョンソン宇宙センターへ

 

 

■藤本正樹(宇宙科学研究所 副所長/宇宙科学広報・普及主幹/太陽系科学研究系 教授):

「はやぶさ2」大成功の前と後では大袈裟に言えば「世界が違って見える」ので、短い時間ではできないであろう、その感覚をシェアすることができれば、面白いかなと思います。

 

大成功前では、報道では全く伝わることのなかったコロナ禍におけるウーメラでの帰還カプセル回収運用からのネタが多数ですね。

 

現地総責任者(何かあったらお前のせい、うまくいったら出番なし、という役割)として参加したのですが、豪州での隔離期間中での噴飯モノな出来事、帰還後の手続きを間に合わせるためにある会社の方の突破力に頼ったこと、当日の天気が奇跡的に好都合に変遷したこと、着陸したカプセルをヘリから確認する直前30分間の様子、サンプル班エリート部隊が日本へと飛び立った後の現地設置装置の後片付け肉体労働…。

 

「運を引き寄せる」とでもいうような感覚、モノゴトをうまくいくようにする「意外なところにあるツボ」を察知するかのような感覚を得たような気がします。

 

大成功後では、大成功を想定して進めてきた話をそのまま進めることのできる心地の良さ(そうでなかったら…と、ふと想像してゾッとすること)を感じつつ、副所長という立場で、「世界の宇宙科学界において日本がなすべきこと」ということを、「そうだったらいいな」ではなく「本気で使命感をもって」考えられるようになったことですね。

 

小天体探査でリーダーシップをとる日本が、ある段階での「仕上げ」やら「総括」とでも呼ぶべきことをつけるとしたら、そのためには何をすべきか。プラネタリー・ディフェンスへの展開は意識しますよね。

 

また、それこそ、「はやぶさ2」の成果によりその魅力をますます高めている彗星からのサンプルリターン計画ですが、それが日本の関与が全くない形で実施されたとしたら、どう思います?

 

:::::::::::::::::::::::::::

これまでの記者会見や成果報告会では語り尽くせなかった研究者の本音、思い、数々の裏話、そんな話題満載のオンラインイベント!

【9/8NEW】オンラインイベントコース ■超特別トークセッション(オンライン)

 

是非、応援よろしくお願いいたします!


 

▼オンラインイベントのギフトはこちらから

ギフト

3,000+システム利用料


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お気持ちコース

■感謝状(紙)
■寄附金受領書
■公式HPにお名前掲載(希望者)

*ご寄附にあたっては、必ずページ下部の「ご留意事項」をご確認ください。

申込数
90
在庫数
289
発送完了予定月
2022年12月

10,000+システム利用料


限定ピンバッチ・ステッカー(クラウドファンディング実施記念)

限定ピンバッチ・ステッカー(クラウドファンディング実施記念)

■限定ピンバッチ
■限定ステッカー
―――
■感謝状(紙)
■寄附金受領書
■公式HPにお名前掲載(希望者)

*ご寄附にあたっては、必ずページ下部の「ご留意事項」をご確認ください。
*ギフト(グッズ等の送付)をご希望でない方は、ご寄附時のアンケートでお答えください。感謝状と寄附金受領書のみ送付させていただきます。
*本限定ピンバッチを付けて宇宙科学探査交流棟へ入館いただきますとスペシャル特典(限定スタンプを押せる(予定))がございます。

申込数
118
在庫数
228
発送完了予定月
2022年12月

3,000+システム利用料


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お気持ちコース

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限定ピンバッチ・ステッカー(クラウドファンディング実施記念)

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*ご寄附にあたっては、必ずページ下部の「ご留意事項」をご確認ください。
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*本限定ピンバッチを付けて宇宙科学探査交流棟へ入館いただきますとスペシャル特典(限定スタンプを押せる(予定))がございます。

申込数
118
在庫数
228
発送完了予定月
2022年12月
1 ~ 1/ 12


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