地元沖縄で新たな表現の場を作りたい！18歳の未知なる挑戦

こんばんは！！！

沖縄は緊急事態宣言が解除されて、はじめての週末です。

私も私の周りも充分な警戒（どういう基準で充分といえるかは分かりませんけど）のもと、

徐々に動き始めたという感じです。

 

本企画（Jam In Carafe）の会場である、桜坂劇場も営業を再開したようです（人数制限、検温等アリで）。

クラウドファンディングの宣伝も、これまではSNS上のみでしたが、

最後の1週間ラストスパートも兼ねてオフラインでも（チラシを置きに行ったり）していけたらなと思っています。

 

これまで多くの皆様にご支援・ご拡散のご協力を賜りましたm(_ _)m

ありがとうございます！！！！！

最後の1週間は皆様からのご応援を無駄にしないよう、全力で立ち向かって参ります！

何卒最終日までお見守りおねがいいたします。

 

 

 

さて、今回はこのクラウドファンディングをはじめて、

考えさせられたことについてお話ししたいです( ´ ▽ ` )

 

私、初めてクラウドファンディングというものをしました。

クラウドファンディングとは、ざっくりいうとお金を用いた応援システムです。

 

応援すること、や、されることは今までの経験で何度もあったことですが、

応援をしていただくようにお願いしていく作業というのは、考えてみれば初めてで、

とても難しかったです。というよりは、精神的に負担がかかりました。

（もちろん始める前はそんなことを考えもしませんでした。）

 

いけてる宣伝をしていきたい！

とは思うものの、技術もないし勝手も分からない、

気恥ずかしさや厚かましさやの自覚だけはある。

 

宣伝作業が最初全然できずにしんどくなりました。

 

さらに言えば、

新型コロナウイルスの影響で、こうしたイベントを企画するのもよろしくない雰囲気が流れていたので、他のスタッフ（バンド・カラフェの宮里も含む）にも迷惑がかかるかもしれない。巻き込みたくない。

 

という気持ちもあり、クラウドファンディング（だけでなくイベンターにとっても）をする上でのタブーである消極さを抱えたまますごしておりました。

 

応援してくださっている皆様に対し、大変に失礼な態度でございます。

 

 

しかし途中から、私はいったい何をやってるのだ。

と思うようになりました。クラウドファンディングをはじめてる時点で

「どうか応援してください！！！」

と言っているようなものです。ずっとそのスタンスを貫くべきなのです。

中途半端なことをして、あたたかい応援を無下に扱うようなことをしてはならない！！

 

そして、私は実は以前に、

応援を無下にしてしまったことがあったのを思い起こしました。

 

それは、中学校3年の時の、合唱コンクールでのことです。

私の学校では毎年、中学校全体でクラス対抗で合唱コンクールをしていました。

 

中3は私のクラスも含めて、最後のコンクールなので優勝を目指していました。

楽曲は忘れもしません「流浪の民」です。

（1、2年の曲はもう覚えていませんが、これだけは。。）

 

ピアノも指揮者も決まって、各パート担当も決まって。

順調に進みます。

 

しかし私は正直のところあまり真剣に考えていませんでした。

その時期は、演劇の大会（発表会的な）の詰め時期でもあって、

中学最後の舞台に集中していたのです。

私はソプラノ担当で、自分が歌うところだけ、浮かない程度に歌えばいいやなんて思っていました。（後悔しかありません。。。）

 

放課後の練習も、参加するにはしましたが、すぐ抜けて、改善点を考えてみたりもせず、流されるままに言われたことだけ適当にやっていました。

 

アルトのソロパート（1人で歌う）がまだ決まっていないことも知っていましたが、

私はソプラノだしどうでもいいと思っていました。

 

ところが3日ほど前だったと思います、コンクールの直前になって、

なんと私がアルトのソロパートをやるのはどうかという話になりました。

 

私は信じられませんでした。

私があまり練習に参加しない、不真面目だから、今までの代償としてやらされるんだと思いました。（私が勝手にひねくれて考えていただけです）

誰もやりたがらないことをなすりつけられたような気でいました。

 

「責任はとらないよ。急に言われたんだから。優勝できなくても知ったこっちゃないぜ」

と腹の中で思いつつも、

私は今までの負い目もあって、誰もやらないならやろうかな、と穏やかに引き受けました。

 

引き受けてから一応練習はしましたが、心のどこかで「失敗しても私のせいではない」と、真剣にならない私がまだいました。

 

 

本番です。

極度に緊張してはいませんでした。冷めたような気持ちもありました。

 

クラスで列になって、クラス紹介がアナウンスされる中を行進します。

立位置につき、パッと客席の方を見た時、

アガりました。顔がぱあっと熱くなります。

（それまでも演劇や軽音やで舞台に立つ機会は何度もあり、

ある程度慣れてるはずですが、アガる時は一瞬でアガってしまいます）

 

心臓の音がきこえてきて、

「うわあ、これはまずいな」と思いました。

それでも指揮者の方をみて、始まりを待ちます。

 

指揮者はやや緊張した面持ちでありながらも、

クラス全体に微笑みかけていました。

 

指揮者とみんなとピアノの息があったところで、曲がはじまります。

ピアノとみんなの歌で、心臓の音はきこえなくなる。

みんなの歌にのって、歌えています。

 

ソロパートがやってきました。

ふっと全員の歌声は止まり、ピアノの音だけがなっています。

心臓の音がまた聞こえてきてしまいました。

心臓の音が、ピアノと指揮者が保ってくれているリズム感に勝ってしまった。

 

自分のリズムがみだれ、ソロパートの出だし部分を見失って、

声がでませんでした。

私が歌わなきゃならないところに、沈黙が流れていました。

あの時の光景は強く心に残っています。

 

ただじっとりとした焦りのまま指揮者をみるしかなかった私に、

指揮者が口パクで私のソロパートを歌ってくれていました。

 

それに口をあわせて、ソロパートの後半部分だけはなんとか声をだすことができました。

 

 

その後また全員でうたう箇所に戻って、歌が終わるまで、

「どうしようどうしようどうしよう、本当にやってしまった」

と焦りました。（無責任であったとはいえ、実際に失敗してみると、とても平常心ではいられなかった）

 

歌が終わって、舞台袖に移動し、

半泣きでとにかく、周りの人に謝りました（舞台では既に別のクラスが歌っているので小声で）。

 

そんな中で友達のNがかけてくれた言葉です。

「引き受けてくれてありがとう、とわが出来ないなら、誰も出来ないんだよ。だから大丈夫だよ」

 

これをきいて、私はいよいよ泣きました。

今までの考え方を全くもって改心しました。

 

誰も私に罰として役割を与えたわけじゃない。

私が1番出来そうかな、という期待をしてくれていたのです。

そして、この役割を引き受けた私を、信頼をもって応援してくれていたのです。

 

本当に悔しいことをしました。

自分の都合で、みんなのことを歪んだ目でみて、ソロパートを引き受けても、応援や期待を真っ向から受け止められなかった。しかも失敗した。

 

 

今後は2度とこのようなことがないように、

応援や期待を受け止められる人間になりたいです。

そしてその応援や期待に正々堂々と答えてゆきたいです。

 

 

本企画の話にもどります！

最後の1週間、私は今までいただいたご応援を無下に扱わないよう、

成功にむけてますます努力してまいりますm(_ _)m

 

ご支援・ご拡散のほど、どうぞよろしくお願いいたします！！

 

後日談：合唱コンクールはなんと15クラス中の11位でした。

優勝をめざしての下から4番目ですからまあ、そりゃ赤っ恥もいいところです。男子はおそらく優しさで、それをある種の笑い話にかえてくれていました。（敗因の大きなところを背負っているだろう私は、意地でも笑いませんでしたが）

 

 

最後に、

私は昨日（5/16）で19歳の誕生日を迎えました。

クラウドファンディングのタイトルとズレてしまうので、もし他の方に（例えばご家族に）紹介してくださる場合は、

念の為そちらもお伝えいただければと思いますm(_ _)m

 

 

それでは、お付き合いありがとうございました！！！！！

 

山田燈和