小さい頃にみた映画は、感性の種。

 

こども国際映画祭in沖縄<KIFFO(キフォー)>は、世界の映画を、小さい頃の多感な時期に見て欲しいという思いから、生まれました。

 

「すべて完璧にわからなくてもいい」

 

幼い頃の映画経験は、感性の種を蒔く、と思っています。

 

その想いから、去年の2014年3月に、KIFFOの周知ための1日イベントが実現しました。(沖縄県、公益財団法人沖縄文化振興会の支援をうけ 平成25年度 沖縄文化活性化・創造発信事業として実現ができました!ありがとうございます!)

 

上映した映画はオランダの映画監督フィンセント・バル監督の「ジグザグキッドの不思議な旅」です。

 

 

この映画に関して、吹き替えの力を実感する出来事がことがありました。


プレイベント終了後にも、「映画館のない名護でホテルを映画館」に!という取り組みに、夏休み、親子でみれる映画として、「ジグザグキッドの不思議な旅」を再度、上映することになりました。


たくさん集まっていたお客さんのなかに、6才と4才のお子様を連れたお母様がいらっしゃいました。普段、なかなか映画をみるために遠出ができないので、楽しみにきたとおっしゃってました。

 

お母さんは、オランダ、フランス、さまざまな場所を旅する少年ノノの、亡き母親の秘密を探す旅という物語をみながら、ノノの空想部分と父と母の過去のドラマが交差する複雑なストーリーテリングに引き込まれながらも、お子様にわかるかなぁと正直、映画をみながら、心配だったそうです。

 

でも、 映画の終盤あたり、顔をのぞいてみたら、涙を流していたということでした。

 

実はこの日、映画の終盤で弊社プロジェクターが故障するというトラブルがあり、お客様にも主催者さまにも、ご迷惑をかけて落ち込んでおりました。

 

しかし、この6才と4才の二人のお子さんが、前にやってきて、「素敵な映画をありがとう」と言ってくれたのです。

 

その感想をいただけて本当に嬉しかったです。

こちらこそ、ありがとう!と心から思いました。

 

そして、言葉を助けてあげることで、こどもでも映画を感じることができるんだ、と思いました。全てが理解できなくても、心で感じている、それが映画だ、と再認識しました。

 

吹き替えというものは、普段意識することはあまりないのですが、映像という情報量が多い芸術をみるなかで、難しい漢字を追うことができない小さなこどもには、世界の映画を理解してもらうには、とても、大きなサポートになります。

 

また、吹き替え作業は通常、日本でこの作品を取り扱う配給会社さんが負担するものです。「ジグザグキッド〜」も配給会社さんがついていたので、できたことでした。

 

でも、こどもが対象の作品に対しては、日本で配給をする際にも、この吹き替え費用がやはり大きなネックになることが多いのです。

 

可能性の話ではありますが、吹き替え費用の負担が減ることで、配給会社がつくことになれば、沖縄の映画祭だけでなく、日本全国での映画の上映の可能性が広がります。

 

ぜひ、小さなこどもにも世界の映画を感じて欲しい!吹き替え製作費用のご協力をお願いします。

 

次回は、今年のKIFFOの作品選びのコンセプトと、今年の上映する作品について、ご紹介していきます!

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