プラハ世界大会にメンバー全員で出場したい!

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支援総額

1,241,000

目標金額 1,000,000円

支援者
171人
募集終了日
2023年6月30日

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2023年07月02日 10:30

【プラハ出発まで3日!Vol.35 出発前徒然ミニコラム② 相手を尊重するのに議論するということ】

皆様、こんにちは!

全国の天気予報では災害級の線状降水帯発生による大雨の地方もあるとか、皆様がお住まいの地域では被害などありませんでしたでしょうか。

本プロジェクトのサイトにほんの少しでも目を留めていただき、お立ち寄りいただいた方からチームメンバー達の活動に身近な方まで、かかわってくださるすべてが無事でありますように、と願っております。

 

インターアクト部の部員達は現在定期試験直前、勉学に勤しんでおります^_^

そんな中、世界大会チームメンバー達は海外遠征もこなす、そんな姿に大人達はどれほどの元気をもらっているか!

切り替えを上手につけながら、様々な機会を存分に楽しむ高校生活。彼らにとってコロナ禍が3分の2を占めた時期であるからこそ、すべての機会を最大に楽しもうとすることに貪欲です。

そんな心から、直面するあらゆる場面においてどの方向に舵を切ると良いかが自ずと掴めるのでしょう。

時には仲間たちと議論を重ねながら最適解を目指す。意見が対立することがあってもいい。

最適解を掴むための一過程であるならば、それは有意義な「意見交換」となるはずであることを、彼らは知っています。

今日は、ディベートをはじめ議論する際の相手への尊重についてお話ししていこうと思います^_^

 

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【プラハ出発まで3日!Vol.35 出発前徒然ミニコラム② 相手を尊重するのに議論するということ】

 

議論、と聞くと日本ではとかく喧喧諤々というイメージが先に立ち、あまりポジティブなものと捉えられていないのが現状です。

しかしながら、何かを決める際には話し合わないといけませんね。

参加者それぞれの立場から色々な意見が出されるのはもっともなことであり、満場一致、となるのは稀です。

 

ディベートでは、「相手のスピーチを聞かないとその試合の論が深まらない」という大事なポイントがあります。

それぞれ自論を展開する中で、相手の言い分を聞かないとどうなるでしょう。

簡単な例をご紹介します。

 

論題「政府は喫煙を禁止する。是か非か」

 

(肯定側)

立論 

喫煙は自他ともに健康に害悪しかないから禁止。

(否定側)

立論 

タバコ産業がまるつぶれになるので経済効果、税収ゼロは膨大だから禁止しちゃダメ。

(肯定側)

反駁と再構築

喫煙は健康に害悪だから禁止。受動喫煙の害も大きい。

(否定側)

反駁と再構築

タバコ産業が潰れた時の経済効果は誰が補填するの?税収もゼロになるなんて他の税金高くなるだろうから喫煙を禁止しちゃダメ

(肯定側)

総括

やっぱり喫煙は健康に悪いから禁止!

(否定側)

総括

経済における穴が大きいし、タバコ税の税収ゼロになった分、他の税金上がって国民負担増えるから喫煙は禁止しちゃダメ!

 

 

うーーーーん、結局、最後まで立論を繰り返すだけで「議論」にはなっていませんねー(^^;)

 

これが、反駁・再構築あたりで双方が相手の論に触れていきながら(エンゲージといいます)、やっぱり自分達の考えが強いよ!と持っていくのが良い議論となります^_^

さて、先ほどの議論、良い見本だとどうなるでしょうか。

 

(肯定側)

立論 

喫煙は自他ともに健康に害悪しかないから禁止。

(否定側)

立論 

タバコ産業がまるつぶれになるので経済効果、税収ゼロは膨大だから禁止しちゃダメ。

(肯定側)

反駁と再構築

喫煙は健康に害悪だから禁止。受動喫煙の害も大きい。

タバコ産業はまるつぶれにはならない。喫煙者の減少などで葉タバコ農家も減衰しているが、日本タバコ産業(JT)はすでに廃作を募集、2022年だけで3割の農家が応募。

農家を救うための転作などへの政府、自治体の支援もスタートしている。

二毛作なども可能であり、耕作放棄地の減少も防ぐこととなり、第一次産業の活性化にも繋がる。

(否定側)

反駁と再構築

健康面については分煙化が進んでおり、公共のインフラは充分整備され、個人で嗜好することにおいては自己責任。

葉タバコ農家へのサポートはあるが、税収に関する有効な指摘はない。

タバコ税は年間2兆円超の貴重な財源。

ビールは45.0%、ウイスキー28.6%、ガソリン50.7%という税負担率に対して、タバコは61.7%と飛びぬけて重い税負担率である。

たばこ税の税収は、国税と地方税のそれぞれにおいて、年間1兆円、合計2兆円であり、国と地方の貴重な財源である。

アルコールやガソリンよりも税負担率が大きいタバコだけを禁止するのは理にかなわない。

(肯定側)

総括

喫煙は自他ともに健康に悪いので禁止すべき。また、昨今の喫煙者減少による葉タバコ生産農家の転作から第一次産業を後押しすることにもなるのでメリットは大きい。

(否定側)

総括

喫煙による健康の害は理解しているが、公共における分煙などにより対策は充分と考えている。

税収において一番税負荷の高いタバコを禁止してアルコールを残すことは合理的とは考えにくい。タバコだけ禁止するのは反対。

 

先ほどの悪い例と比べて、それぞれの論に「根が生えた」ものとなったのがよくわかるかと思います^_^

このように、遠慮なく忖度なくしっかりと自論を立てていくには、

「相手の論をきちんと聞く」

すなわち、相手を尊重することが不可欠となります。

 

日本ではこれまで「議論」があまり得意でないことは先述しました。

なんとなく、相手の意見と違うことを言ってしまうと雰囲気が悪くなるかな、、、と恐れてしまうのかもしれません。

それは「人」につまづいてしまうから。

 

数少ない筆者の海外経験のうち、初めて大学のプログラムで参加したサマースクールでは、現地の学生が講義内容を巡って講義後に大激論。

戦地の写真を大量に示した「芸術」の時間でした。

Art専攻の1人は「芸術の一環としてなんら問題ない」とし、婚約者がArmyである1人は「戦地は人命が関わる場所。芸術ではない」としてかなり激しい議論でした。

結局はその議論は平行線に終わりましたが、数分後にカフェテリアでジョークを飛ばしながらランチをとるいつも通りの風景になりました。

 

論にはいくらつまづいてもいい。

しかしながら、人にはつまづかない。

 

それを目の当たりにし、これからの日本はきっとこれが必要になる、と感じてから30年ほど経ちました。

今、それを実践している頼もしい高校生達がたくさんいることが本当に嬉しい限りです。

 

彼らが社会に出て、有意義な議論を進めながら明るい社会を作ることに貢献していく姿が見られることと信じて楽しみでなりません^_^

 

 

【次回予告 Vol.36 出発前徒然ミニコラム③ ディベートの肯定側・否定側の決め方】

 

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68人
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