コロナ禍でも活動継続を!フィリピンの子ども達に安全な校舎を届けたい

コロナ禍でも活動継続を!フィリピンの子ども達に安全な校舎を届けたい

寄付総額

5,165,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
185人
募集終了日
2021年2月5日

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コロナで活動継続が難航。それでも学校建設を実行し、フィリピンの子どもたちに明るい未来を!

 

こんにちは。ページをご覧いただき、ありがとうございます。認定NPO法人 RASA-Japan 理事長の藤井 典夫です。

 

学校建設活動中に現地の子どもたちと。​​​​​

 

弊団体では、フィリピンの貧困の連鎖を断ち切り、現地の子どもたちに素晴らしい未来を築いてほしいという願いのもとで、学びの場を作り、栄養失調児の救済支援、生活支援をする活動をしています。

 

活動を開始した1999年からこれまで毎年フィリピンでの学校建設を行ってきましたが、2021年は「資金不足」と「コロナ禍」のため、中止せざるを得ませんでした。しかし、今年建設予定だった学校は、教室不足のために老朽化で倒壊の危険性が高い倉庫を使用しており、早急に新校舎が必要な現状です。なんとか2022年に新校舎を建設したいのですが、建設資金があと500万円足りません。

 

そこで、多くの方々に学校建設の必要性を知っていただき、ご支援の力で一緒に学校建設を実現させたいと思い、クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。

 

皆様の温かいご支援で、フィリピンの子どもたちが安全に学べる校舎を建設させてください。ご支援をよろしくお願いいたします。
 

2020年2月 学校建設ボランティア活動の現場にて

 

 

教育環境を整備してフィリピンの貧困の連鎖を断ち切りたいと、20年以上活動してきました。

 

弊団体は、「フィリピンの社会的に弱い立場の人々の自立支援を行う」ことを理念に、「学校建設事業」「栄養失調児救済事業」「ボランティア派遣事業」の3事業を活動の柱としています。将来性豊かな子どもたちの夢を叶えさせるのは大人の責任だと思い、日々活動しています。

 

フィリピンでは貧困が蔓延していますが、その要因の一つとして、児童労働などさまざまな理由で人々が十分な教育を受けられないことがあると考えています。

 

貧困から1人でも多くの子どもが抜け出るためには、教育環境の整備が私たちにできる最大の支援と考え、【フィリピンの田舎に学校を建てよう!】を合言葉に1999年から22年間欠かさず、総数32棟を建設してきました。

 

シートで屋根を作ったテントのような教室(オリエンタルミンドロ)

 

その結果、これまで4,500人を超える子どもたちが学び、就学率の向上、学校を卒業する子どもの増加、そして上級学校への進学の増加につながっています。RASA-Japan活動実績

 

2011年からは極貧地域で暮らす栄養失調児の栄養状況改善のために、ラグナ州サウスビル小学校区で給食支援を開始しました。栄養改善と共に体力と集中力がつき、就学率向上につながっています。

 

小学校5、6年生 100名を対象にした給食支援

 

また、2006年セブ市に託児所併設の授産施設をはじめ、2009年ブラカン州、2010年カビデ州において日系企業の協力を得て、工場の機械などの清掃に使用する『ウエス』という縫製品生産と供給を開始して、生活基盤確立を図りました。生活の安定は貧困世帯の児童労働を抑制し、子どもたちの就学率向上には欠かせない重要なことです。

 

アイスキャンディーを売り歩く兄弟(ラグナ州)

 

そして、「学校建設事業」と「栄養失調児救済事業」の現場にフィリピンでの一般家庭の生活を異文化体験してもらうためにボランティア派遣を行い、学生を中心としたボランティアの皆さんはフィリピンでの貧困体験から多くを学んでいます。

 

フィリピンの貧困の連鎖を断ち切るためには先に述べたような支援活動が必要で、継続していくことが大切だと考えます。

 

 

 フィリピンにおける厳しい現実 

 

◆学びたくても学ぶことができない子どもたち

 

フィリピンの田舎の子どもたちは、学校で学ぶことに憧れています。しかし、学齢に達しても学業に専念できない子どもたちがたくさんいます。

 

それは、教育環境が脆弱で学校や教室の数が不足して、生徒数増加に追いついていないからです。

田舎ほど不足問題は深刻で、学校自体がありません。あったとしても教室が足りず、早朝・午前・午後の3部制で授業を行わないといけない現状です。生徒がすし詰め状態の教室、屋根しかない教室、雨漏りや浸水する教室、机や椅子がない教室など、環境も決して整ってはいません。

 

雨風をしのぐことができず、照明も窓ガラスもない教室(カビテ州)

 

毎年、多くの学校長がそれぞれの学校の劣悪な教育環境を改善したいと弊団体に協力を求めます。視察に訪れると想像以上の劣悪な状態で言葉を失い、建設校を決める際は辛い選択をしなければなりません。

 

校庭の舞台も教室(パンパンガ州)

 

◆繰り返される貧困の連鎖

 

子どもたちが教育を受けるのが難しいのは、貧困家庭が多いのも要因の一つです。

両親が共稼ぎで家におらず、家事や弟妹の面倒をみなければならない子、貧困のために働きに行かなくてはならない子、一日一食食べるのがやっとで通学する体力のない子、親が病気で働かざるを得ない子…。そのような子どもたちは出席日数が足らず、進級できない。

 

貧困層の多くは子どもの数が多い(ラグナ州)

 

そして、小学校すら卒業することもできず、歳を重ねていきます。仕事を求めて都会に出ていきますが、自分の名前を書くのがやっとの学力しかないため仕事に就けず、路上生活やゴミ捨て場に住み着き換金物を探す生活になっていく人が後を絶ちません。学校を卒業していないと職を選べず、安定した収入を得ることは出来ないのです。結果として、「貧困の連鎖」が何世代にも渡って繰り返されています。

 

 

 

◆コロナ禍による教育環境への影響

 

経済成長しても恩恵は富裕層に傾き、貧富の格差は拡大し、「人口の7割以上が貧困層」といわれるフィリピン。現在、「コロナ禍」の影響が甚大で貧困層はさらに拡大し、困窮状態にあります。

 

教育環境にも影響が及んでおり、大きな不安を抱えています。例えば、私立学校の入学者数が大幅に減少し、何十万人もの児童が公立学校へ転校しているため、公立学校の環境は厳しくなる一方です。

 

そして、2021年に生まれる子どもの数が約180万人から約200万人(日本の2倍以上)と10%以上増加する見通しです。貧困層拡大と子どもの増加で、教育環境がさらに劣悪になることは避けられません。

 

だからこそ、教育環境を整える「学校建設」は継続していく必要があります。コロナ禍の今だからこそ、さらに支援の必要性が増しています。

 

貧困の子どもたち(ラグナ州)

 

 

資金難とコロナ禍による2021年学校建設中止。それでも歩みを止めるわけにはいかない理由。

 

弊団体の学校建設活動は、賛同いただいた皆様の温かい会費と寄付金で継続させていただいています。

 

近年フィリピンの経済成長は著しく喜ばしいのですが、インフレで学校建設費が3年前と比べ1.4倍に高騰しています。その反面、会費と寄付金は支援者の高齢化で減少傾向にあり、厳しい状態です。毎年、会費・寄付金で学校を建設していますが、学校建設費との差額は弊団体の手持ち資金で補っています。

 

 

また、コロナ禍で弊団体の活動も制限され、資金不足に拍車がかかりました。そのため、建設資金の目途がつかず、フィリピンでは新型コロナ感染症対策のためのロックダウンもあり、2021年の建設は中止せざるを得ませんでした。

 

建設予定校である、バラグタス・セントラル・スクールでは教室不足のため、第2次世界大戦時の倉庫2棟を改装して校舎として使用しています。

 

耐震強度がない老朽化した倉庫のため、耐震工事の振動にも耐えることができません。倒壊の危険性が高いため、軒下に5メートル間隔で簡易的に屋根を補強する柱(細い鉄骨)を14本立ています。また振動による倒壊防止のため、子どもたちが教室内を走ることは禁止されているほど脆弱な状況です。

 

さらに学校の地盤が道路より30㎝低いため、雨水や汚水が流れ込み教室が浸水することも多々あり、台風や雨、地震の影響でいつ使えなくなってもおかしくない状況です。

 

壁の塗装が精一杯の改修(バラグタス・セントラル・スクール)

 

視察に訪れた際に授業風景を拝見しましたが、倉庫を移動式黒板だけで5教室に仕切っているため、案内の教育省の方や校長先生の説明が聞き取りにくいほど、全てのクラスの声が反響していました。子どもたちは先生の声が聞こえず、集中して授業を受けることができない状況でした。

 

その光景を思い返すと、やはり建設をあきらめることはできず、どうにかして建設を進められないかと考えました。

 

例年弊団体が建設している校舎は、平屋1棟3教室(各教室トイレ付)の2階を増築可能な構造にしていますが、現地建設会社に見積りをお願いしたところ、今回建設予定地は地盤が低いため嵩上げと排水管作業費の上乗せで建設費が1,000万円以上となり、現在の資金状態ではとても建設することはできないことがわかりました。

 

そこで校長先生に了解を得て、増築不可の平屋1棟3教室を建てる見積もりを改めてとり、約750万円となり、「この校舎なら、活動に賛同いただけた方々の支援の力と共になんとか学校建設を実現できる!」と希望の光が見え、クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。

 

 

バラグタス・セントラル・スクール 学校建設プロジェクト ー皆様からのご支援でできることー

 

今回皆様からいただいたご支援金の多くは学校建設費として使用させていただき、子どもたちが安全に集中して学べる校舎を建設します。

 

皆様のご支援は新校舎の骨組みとなり、屋根となり、壁となって、子どもたちの成長を見守ります。

 

目標額500万円を達成しましたら、コロナ禍を考慮し2021年10月頃に私が現地に向かいブラカン州教育省とバラグタス・セントラル・スクール、現地建設会社等と会議を持ち、契約をします。学校の登記等行政分野については教育省と学校に直接依頼をします。フィリピンでは6月に新学期が開始しますので、2022年5月に竣工するように進めていきます。

 

【建設についての詳細】

 

建設地:フィリピン ブラカン州 バラグタス

バラグタス・セントラル・スクール(Balagtas Central School)

2022年建設予定地

 

建設にかかる費用:750万円(平屋1棟3教室)

 

建設スケジュール:

・2021年10月 契約     

※コロナ禍にて延期の可能性有、また渡航不可能の場合はネット環境を使い契約するなど、柔軟に対応していきます。

・2021年12月 着工準備金送金

2022年  2月 着工

※例年貧困層支援のために建設会社に要請して現地で日雇い作業員を雇用します。

・2022年  5月 竣工

※フィリピンにおける新型コロナ感染症対策等のため、スケジュールに遅れが生じる可能性がある事をご了承ください。

 

完成予想図​​​​

 

 

新校舎が完成することで、教育環境が整い、子どもたちがより勉強に集中していけるようになります。具体的には、現状では生徒数に対して教室が不足しているため、授業を早朝・午前・午後の3部制で行っていますが、新校舎ができることで午前・午後の2部制が可能となり、授業体制の充実を図ることができます。

 

完成した教室は嬉しそうな笑顔でいっぱい(カビデ州アマデオ小学校)

 

地震や台風に強い校舎建設の土台となる基礎工事をしっかり行い、嵩上げ工事をすることで浸水することもなくなります。災害にも負けない、安全な校舎で子どもたちは学べるようになります。

 

建設予定と同タイプの校舎 2011年竣工

 

新校舎完成することで十分な教育を受ける環境が整い、フィリピンの子どもたちが集中して授業が受けることで貧困の連鎖から一歩踏み出し、自立力が育っていきます。

 

皆様のご支援が、子どもたちの貧困から抜け出していく力となります!

 

 

子どもたちが目の輝きを失わないように。安心して学業に集中できる学び舎建設を継続していく。

 

フィリピンの子どもたちは、学ぶことが大好きです。授業に真剣に取り組み、目はキラキラと輝いています。

 

 

 

 

しかし、学ぶ環境の脆弱さや貧困から学ぶことをあきらめてしまう、あきらめなくてはならないのです。キラキラと輝く目を曇らせたくありません。貧困の連鎖を断ち切るためには、学べることが必要です。

 

皆様のご支援が、子どもたちの成長を見守る「新校舎」となります。目標額500万円を達成しないと、建設することができません。皆様からの温かいご支援をお待ちしております。

 

RASA-Japanの学校建設活動に賛同いただき、ご支援していただける人の輪が広がっていくことを心から願っております。私たちRASA-Japanと一緒にフィリピンの子どもたちの将来のために学校を建設しましょう!どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

スタッフからのメッセージ

 

 藤井 典夫(理事長)

【活動の継続へご協力を】

22年間休むことなく続けてきたフィリピンの学校建設活動が「資金難」で途切れるとすればとても残念です。

コロナ禍で社会全体が苦労している最中ですが、クラウドファンディングによってこの難局を乗り切りたいと願っています。フィリピンの教育環境改善のために目標達成にスタッフ一同懸命に努力いたしております。

クラウドファンディングを通じてたくさんの人々がRASA-Japanの活動を知り仲間が増えることも楽しみです。

 

藤井 忠子(給食支援)

【RASA-Japan の活動への理念】

今他国の恩恵を受け生活の豊かさを享受できています。他方世界の経済格差は増す一方で、大国は経済貧国の犠牲の上に成り立っているとも言えます。私達は地球家族です。モノだけでなく、世界の人は繫がっていて、皆幸せになるべきです。支援をして共に幸せを享受しようという思いで他者に関心を持ち、日常生活の中で思いをはせ、実際に支援活動を心掛けたい。それには貧困の連鎖を回避する手段、通学でき教育を受けて、まともに生きられる力をつける手助けをしたい。

 

本田 直文(学校建設・広報)
【学校建設にかける想い】

定年退職後、「会社」から「社会」への奉仕をモットーに毎年学校建設に携わってきました。建設現場に赴き子どもたちのキラキラした笑顔を見るたびに「又来年もここに帰って新しい学校を建てるぞ」と気込んでおりました。コロナの影響による資金不足のため建設が中止になるのは本当に悔しいです!貧しい地区に住む子どもたちの素晴らしい笑顔を又是非みたい!何卒私達の活動に皆様の温かいご支援をお願い致します。

 

RASA-Japan スタッフ

 

 

Bien Valcos 校長先生

2020年学校建設をしたカカロンバタ小学校から】

8月に完成した新校舎は、私たち学校の本当に大きな助けとなっています。教室は現在幼稚園が使用しています。

しかし、規定の授業を円滑に行うにはまだ教室が足りず、あと10教室が必要です。また建設をお願いします。

RASA-Japanのクラウドファンディングの成功を祈っています。

 

2020年8月 新校舎竣工
寄附金控除について

 

私ども認定NPO法人RASA-Japanにご支援いただきますと、税制優遇を受けることができます。

それには当団体が発行いたします「寄附金受領証明書」を添えて、お住まいの地域の税務署で確定申告を行っていただくことが必要です。

 

プロジェクトが成立いたしましたら、「寄附金受領証明書」をREADYFORから支援金が入金されます2021年4月9日(発行日は4月9日付)に発行し、随時送付いたします。

 

ご支援していただいた皆様には、令和3年分の確定申告時に必ず「寄附金受領証明書」を添付して、お住まいの地域の税務署で確定申告をしていただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

税制優遇としては、

 

1. 支援を行った年分の所得控除として寄付金控除の適用を受ける

 

2. 次の算式で計算した金額(その年分の所得税額の25%相当額を限度とします)について税額控除の適用を受ける

 

この上記二つのいずれか有利な方を選択することができます。詳しくは、国税庁ホームページをご覧いただくか、お住まいの地域の税務署にお尋ねください。

 

*****

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

※本プロジェクトは、2022年5月までにRASA-JapanがBalagtas Central Schoolの建築を完了したことを以って実施完了となります。また完了とリターン発送までに時間がかかるため、ご支援者様には継続して状況のお知らせをしてまいります。

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プロフィール

認定NPO法人RASA-Japanは、「フィリピンの社会的に弱い立場の人々の自立支援をします」を理念として、「学校建設事業」「栄養失調児救済事業」「ボランティア派遣事業」の3事業を活動の柱としており、将来性豊かな子供たちの夢を叶えさせるのは私たち大人の責任だと思い日々活動しております。

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