吉野山櫻本坊「想いを力に」大講堂雨漏り修繕工事

支援総額

16,450,000

目標金額 12,000,000円

支援者
306人
募集終了日
2023年12月25日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

支援募集終了の御礼
皆さまと共に、想いが力となった喜びを胸に

 

この度は、櫻本坊また吉野山内で初めての挑戦となったクラウドファンディングに、沢山のあたたかいご寄付をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。

 

大講堂の天井から、滝のように畳に降り注ぐ雨水を目の当たりにし、唖然と現場を眺めるしかできなかった、4か月前の台風通過の夜。途方に暮れていた私たちの想いを、クラウドファンディングという勧進の形でこの度実現させていただき、皆さまが起こして下さった追い風によって、櫻本坊を前へと舵をとることができました。

 

当初掲げていた目標額よりも400万円以上多くのご支援をいただき、大講堂の雨漏り被害(外装・内装)修繕工事だけでなく、雨漏りによる湿気で被害が拡大していた、シロアリの駆除も引き続き実施できる見通しが立ちました。お寺にいると、目に見える形で、人との「繋がり」や、物事の「結果」などを知れる機会が少ないのが現実です。本プロジェクトを通して、あらためて、人と人のご縁の尊さや、人を救い合えるのも、また人であることを実感致しました。

 

あらためて、多くの皆さま方のあたたかいご支援に、心から感謝いたします。また、オンライン上に載らない、様々な形で応援して下さった方々にも、心からの感謝を申し上げます。

 

これからも、大講堂が語りかけてくれる、吉野山の悠大な自然の教えを伝える寺院として、また、皆さまが必要とする気づきを提供できる「心の窓」そして「鏡」を更に磨き、社会的役割を果たしていくことを皆さまに誓います。

 

何卒、あたたかくお見守りいただき、今後とも末永い結びをお願い申し上げます。

*引き続き「活動報告」にて、随時本プロジェクト進捗状況(工事・リターン発送状況など)のご報告をさせて頂きます。


12月26日追記
櫻本坊 執事 巽 安寿

 

 

第二目標達成の心からの御礼と、今後について

 

11月1日にスタートした本プロジェクトは、大変ありがたいことに、11月28日には第一目標であった1200万円を、12月17日には、第二目標であった1500万円を達成させていただけました。幅広い層の皆さまからのご寄付と、何より心あたたまるお言葉を沢山頂いておりますこと、心から深く感謝申し上げます。

 

一人でも多くの皆さまの、「喜びを倍に、悲しみを半分にしたい」―その祈りを糧に、お寺での努めに邁進する日々ですが、本プロジェクトで気づかせて頂いたことは、この願いは一方通行ではなく、ご縁ある皆さまどうし横の繋がりにも生きていたことに、大きな幸せと喜びを感じています。数えきれない「人と人」とのご縁の有難さと尊さに、感謝いたします。

 

プロジェクト終了日である12月25日(月)23時まで、ご寄付の募集は続きます。いただいたご支援は、引き続き大講堂の雨漏り被害修繕(屋根外装・壁 天井の一部内装・雨漏りによる湿気が原因で被害が拡大したシロアリの駆除)にかかる費用として、大切に活用させていただきます。

 

引き続き皆さまのあたたかいご支援と応援を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。
 

「想いを力に」
 
12月18日追記
櫻本坊 執事 巽 安寿

 

 

第一目標達成の心からの御礼と、ネクストゴール挑戦について

 

この度は、櫻本坊へ多大なる応援のお気持ちと、心強いお言葉をいただきまして、誠にありがとうございます。11月1日に開始いたしました本プロジェクトは、大変ありがたいことに、11月28日に、第一目標金額であった1200万円を達成させていただけました。

 

私たちが想像していた以上に、大講堂に宿る「喜びを倍に、悲しみを半分に」の想い・約束が、沢山の皆さまと繋がっていたことを知りました。また、本プロジェクトをきっかけに、櫻本坊に新たな希望を見出し、託して下さる方々の想いを受け、しっかりとその想いに応えていける寺院でありたい、と今まで以上に心に決意する日々です。

 

オンラインからのご支援はもとより、ご寄付を持って、直接お寺にお参りに来てくださる皆さまからのお気持ちやお言葉は、毎日大変大きな励みです。また、代理支援としてご寄付をお送りくださる方々と、お顔は見えなくても、お電話やメールでお話させていただけること、本当に多方面より、多くの皆さま方が、同じ方向へ想いを向けてくださっていることを、肌で実感しております。

 

初めての挑戦で、言葉の至らなさや行き届かぬ箇所が多数あるなか、あたたかく見守り続けて下さっている寄進者・支援者皆さま方へは、感謝の想いで胸がいっぱいです。ありがとうございます。

 

第一目標を達成したところではございますが、実際のところ、お寺での負担額はまだ大きく、雨漏りで痛んだ大講堂の内装改修費用が不足しております。そこで私たちは、ネクストゴールとして、次なる目標を1500万円と設定し、 プロジェクト終了日である12月25日(月)23時まで、ご支援のお願いを続けさせていただくことにいたしました。いただいたご支援は、引き続き大講堂の雨漏り被害修繕にかかる費用として活用させていただきます。

 

引き続き皆さまのあたたかいご支援と応援を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。

 

「想いを力に」
 
11月28日追記
櫻本坊 執事 巽 安寿

 

 

 

 

 

寺紋

1.自己紹介
櫻本坊について。
四季折々、多様な祈りが紡がれる奈良県吉野山の祈祷寺。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。奈良県吉野山の櫻本坊(さくらもとぼう)でございます。

 

万葉の御代より、多様な祈りが紡がれる奈良県吉野山は、心身の再生の聖地として尊ばれ、神の道、仏の教え、修験道の心…日本の「清めと祈り」の真髄と、日本古来の神仏習合の祈りの多様性が今も継承されています。

 

春は桜の名所として名を馳せ、夏の新緑の山々に響く法螺貝や太鼓の音霊は修験者の登拝シーズンを象徴し、秋は鮮やかな紅葉に心癒され、冬は無音で降る雪の荘厳さ…。四季折々それぞれの持つ表情が、国内外問わず多くの来山者を魅了します。

 

その聖地の山の中腹に、天武天皇によって創建された櫻本坊は「喜びを倍に、悲しみを半分に」をモットーとし、万民に開かれた祈祷寺として、日々様々な人生のストーリーを背景に持つ参拝者の皆さまとご縁をいただいております。また、日本の神話・国風や先人達の智慧により、古来より培われてきた「日本人の精神性」「人として生きるうえで大切なこと」を学び磨き合う修行の道場として、幅広い修行者の育成にも努めております。

 

 

櫻本坊には、6つのお堂(本堂・聖天堂・宝聚堂・大師堂・大講堂・地蔵堂)と、3つのお社(吉野弁財天社・金毘羅大権現社・高倉稲荷明神社)があります。日々のお勤め・祭礼・ご祈祷・お供養、そして通常拝観や、秘仏・重要文化財の特別公開など、1年を通して、様々な目的を持って参拝者が訪れます。

 

今回、そのお堂のひとつである「大講堂」の屋根修繕費用を募るため、クラウドファンディングを立ち上げました。

 

まずはこの大講堂について、これまで果たしてきた役割や魅力、重要性について、お話をさせてください。

 

 

 

 

寺紋

2:大講堂について
大講堂の社会的役割。
真実を映し出す「窓」の魅力。

 

ー人と人・人と自然を結ぶ「結縁」の場

 

大講堂という建物は、国から指定されている文化財ではありません。よって、歴史的・美術的価値はありません。しかし、大講堂には、人と人・人と自然を結びつける社会的な価値があります。

 

大講堂は、その時代時代を反映する「現代社会」のことを考えて生まれました。

社会・人が抱える問題を少しでも和らげたい、という願いを受け継ぎ今に至るお堂です。

 

百畳ある仕切られていない空間は、開放感を与え、手足を伸ばせるだけでなく、心の深呼吸を促します。

人と自然の壁を取り除き、このお堂の中に足を踏み入れた人は、必然的に窓の外に広がる自然を見ます。人間と自然の境界線を取り除き、お互いが溶け込み、互いが生命の一部であることを悟らせ、平等感を感じさせる造りとなっています。

 

大講堂の持つ、この柔和な雰囲気と特徴的な建物の構造から、参拝者は自ら何かしら気づきを得て、心がすっと軽くなって帰路に着く。こうして大講堂の役割は自然と出来上がっていきました。

 

 

ー自分という小宇宙と向き合う、真実を映し出す大講堂の「窓」の魅力

 

大講堂の何よりの魅力は、「窓」です。

 

当寺院の拝観受付を通り、靴を脱いで入るとすぐ、参拝者の皆さまの「うわぁ!すごい!」という歓声が授与所に聞こえてきます。

 

大講堂はお堂としては珍しく、全長約31mに及ぶ全面ガラス張りの窓が参拝者を迎え、その窓の向こうに広がる四季折々の大自然の風景が、真っ先に目に飛び込んできます。少し高い場所に突き出すように建てられたお堂は、参拝者の足を積極的に窓の方へ進ませます。

 

 

そのパノラマの窓の外に広がるのは、春は桜の名所と名高い吉野山の桜花爛漫、夏は息をのむ新緑、秋は燃えるような紅葉、冬は眩しく潔い白雪。日本を代表する風景の持つ色は、大講堂内の天井や、百畳ある畳を、ピンク・グリーン・レッド・ホワイトと、色とりどりに染めます。桜の花びらや、もみじの葉っぱが、風に乗って畳の上にそっと着地し、まるで森の中に腰を下ろして森林浴をしている感覚におちいります。

 

晴れの日は、我々日本人の先祖たちが大切にしてきた「山々」が遠くまで見え、一瞬たりとも同じ風景のない「実物の襖絵」の物語の中に、自分という存在が溶け込みます。雨の日には、その山々にかかる霧や雲海の幻想的なさまを、自分と同じ目線の先に見つめることができ、まるで水墨画の屏風を目の前にしているようです。絵(画)ではなく、本物の自然。つまり、真実そのものと向き合うのです。

 

 

そういう気づきを得れる空間だからこそ、お堂内にいながら、自然と一体化していることを実感し、時の流れを感じ、同時に時間を忘れ、ハッと気づけば、窓の外の景色が放つ色が心を染め、心が安らぎ穏かになっている……

 

この、大自然を見事にお堂に取り込んだ大講堂の、31mの全面ガラス張りの「窓」は、私たち人間と自然の境界線を取り払い、今の「わたし」に必要な気づきを見せてくれる「心の窓」そして「鏡」の役割を果たしてくれています。

 

 

ー広く様々な用途で、たくさんの人々に愛される場所

 

また「大講堂」には、その言葉の如く「講和を行う教室」つまり、教え・法・心得を伝えていくための修行・勉強の場所という意味が含まれ、修行者の育成の場として、様々な講習会や伝授会・講演講座・写経会・五感を澄ます修行体験が行われています。

 

特に、毎夏に行われる「修験抖擻(しゅげんとそう)」、最高なる練行といわれる「大峯奥駈修行(おおみねおくがけしゅぎょう)」の折には、入峰修行者の合宿所として、大講堂は大きな役目を果たしています。

 

かたく厳しい印象を持たれるかもしれませんが、大講堂は1年を通して、拝観者どなたでも自由に入っていただける、温かく全ての人を受け入れる懐の深さを感じる場所です。その開放感と居心地の良さから、企業や団体から場所の貸出依頼・学生さんたちへの法話・芸能奉納も多いです。

 

 

春はお茶会やお花見に、夏は新緑に囲まれる中でのリトリート、秋冬はワークショップやイベントの催し会場として、大講堂に魅了され、何度も何度も足を運んで参拝に来てくださる方々。何気なく入った拝観の折に、気づいたら1時間以上も大講堂に滞在されるご参拝の方々が、後を絶ちません。座禅を組んで、静かに瞑想をされる海外の方も多く、そのほとんどが、ガイドブックからの情報ではなく、口コミで来てくださいます。

 

「ここにいると、温泉に入っているように気持ちいい」
「風通しが良くて、座ってるだけで身体の巡りがよくなる感じ」
「心の整体をしてもらいに、通ってます」
「なんだか、心の重さが軽くなって、息がしやすくなる」
「日常のざわつきが、ここに来たら落ち着くんです」
「この場所が、大好きなんです」

 

来られた時よりも笑顔で、帰り際に授与所に立ち寄ってくださる皆さま方とお話する機会が、我々にとっても大きな癒しと喜びです。

 

 

 

 

寺紋

3:プロジェクトの背景
大講堂の現状。
「心の拠り所」として、永く守っていきたい愛する場所。

 

このように多くの方の心の拠り所となっている大講堂ですが、6年前より雨漏りが発生しており、応急処置で凌いできました。しかし雨が降るたびに心配は尽きず、将来的に本格的に屋根の修繕をする必要性を常に感じておりました。

 

そして、今夏8月14日~15日、台風が近畿地方を直撃。その折の豪雨は、大講堂に甚大なる被害をもたらしました。それ以来、通常の雨や夕立でさえも、大講堂のどこかしらが雨漏りする深刻な事態となり、天気予報と睨めっこしながら、ブルーシートとバケツを持って走る日々。

 

もう応急措置ではどうにもできず、待ったなしで、緊急かつ即急な大規模修理が必要となりました。お寺で準備していた資金と、この6年間ご信徒様・ご参拝の方々を中心に勧進してきたご浄財にて、有難いことに何とか工事を着工する第一歩は踏み出せましたが、必要額には至っておらず、更に資材の高騰や、修繕が必要な範囲も広がり、工事費用全額を寺内努力だけではまかなえない状況です。

 

 

沈んだ気持ちや心を引き上げる、偉大な自然の力、千年続く揺るぎない祈りの力、大講堂というお堂の持つ温かさと優しさは、心身の癒しが必要な方々の「心の拠り所」として、これからも永く守っていきたい愛する場所です。

 

多くの方々に愛される大講堂を、これからも更に温かいご縁で満ちていくことを信じて、広く全国の皆さまにこの場所の魅力を知っていただき、ご賛同くださる皆さまと一緒に護っていくために、工事と並走して、クラウドファンディングを通じてご支援を呼びかけることを決意いたしました。

 

また本年は、大海人皇子が天武天皇として即位されて1350年の記念の年です。天武天皇即位(壬申の乱の勝利)へと導いた「吉兆の夢」を縁起とし、即位後に天皇の勅命で建立された櫻本坊は、創建1350年にあたります。

 

常に突破口を見出し、道を開いてきてくださった歴代住職たちの想いを、今まで以上に強く感じる本年。伝統とモダンが融合するこの祈りの道を、これからも発展させ未来へ繋いでいきたい、その想い一心が、本プロジェクト実行への原動力となりました。

 

 

 

 

寺紋

4:プロジェクトの内容
来春、新たな大講堂で
皆さまとお会いする日を楽しみに。

 

< 目標金額 >

1200万円

 

< 資金使途 >

大講堂の屋根の雨漏り修繕費用として使用いたします。

  • 屋根修繕工事費
  • 天井・壁一部内装費
  • 資材高騰費
  • その他雑費(リターン経費、手数料等)

 

< 工事計画について >

令和5年9月26日~:足場組立
10月7日~:修繕成満祈願 建築関係者一同の安全祈願法要、第一期工事 着工(大講堂外装)
令和6年3月末~:第二期工事 着工(大講堂内装・廊下屋根外装)
5月末:工事終了予定、修繕成満御礼法要

 

※本プロジェクトはAll in方式です。目標金額の到達有無にかかわらず大講堂屋根雨漏り修繕は必ず行います。

 

 

 

寺紋

5:今後の展望について
「かけこみ寺」として、
1人でも多くの方の「喜びを倍に、悲しみを半分に」。

 

櫻本坊は、祈祷寺です。「求めている」人が来るお寺です。

 

そして、現代社会で人々が抱える悩みや生き苦しさを癒し、再生させ、前を向く力を後押しする...一緒に支え合い、語らい合える場として「かけこみ寺」のように頼られているお寺です。

 

その役割を最も担う、大講堂。

そしてその窓が教えてくれる、人間として生きていくうえで大切なこと。

 

今後も、1人でも多くの方の「喜びを倍に、悲しみを半分に」させていただけることを信じて、この約束を果たしていける大講堂の存続と、このお堂に集う人たちの心の再生を支える活動継続に、力を貸してください。

 

今挑戦を機に、大講堂に宿る深い想いが守られ、継承されることはもちろんのこと、より多くの方々に、吉野山・大峰山・修験道の魅力を知るきっかけとなり、「日本」という故郷の素晴らしさが伝わること、何より地域の活性化へ貢献できることを願っています。

 

皆さまに、このお堂を永く親しんでいただきたいという想いを力に、温かなご支援とご協力を、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

寺紋

6:実行者メッセージ
次世代への想い。
「未来」へと暖かいご縁が結ばれ集える場を。

 

櫻本坊第67世住職 巽 良仁

~次世代への想い~
 

天武天皇がご創建、神仏習合の修験道場として、僧侶と神職がともに奉職し、祈りの多様性の在り方を紡ぎ今日に至る櫻本坊。

 

その堂宇の一つ、大講堂。観音さまと役行者のお母さまが、慈愛に満ちた微笑みと眼差しで私たちを善導くださる静寂に満ちたお堂。ここは、奥駈・大峯登拝修行のための参籠、法話や写経会、悠大な自然との対話、自分を見つめる場。

 

その講堂の屋根が危機に瀕しております。何年来の雨漏りが広がり、本年の台風により全体に波及、早急な修理が必要となりました。この数年来、ご宝前に於いて修繕費のご浄財勧進を行ってまいりましたが、目標額には至っておりません。

 

「いま」をともに歩み「未来」へと暖かいご縁が結ばれ集える場を、次世代へと、多くの魂へと脈々と伝えたく存じます。つきましては、この度のクラウドファンディング募財に想いを託し、滋光の明日への継承にご賛同を賜わりたく、ここに謹んでお願い申し上げる次第でございます。

 

櫻本坊 ザイレ 法雲・巽 安寿

~次世代の想い~

 

今年で創建1350年を迎えた井光山五臺寺櫻本坊。人間の寿命をも想像力をもはるかに超えるほど長いこの期間は一定不変のものではなく、変遷の歴史そのものです。その理由は、社会と環境の変化と共にお寺も常に変わり続けてきたからです。

 

時には栄え、時には絶滅の危機をも直面しましたが、歴史の荒波の中で創建期より今日に至るまで途切れることなく受け継がれたのは「社会のためになり、人間一人一人ができる限り豊かで意味のある人生が送れるためになりたい」という強い精神です。

 

戦後の経済成長期で著しく発展し、かつてないほど物理的に豊かな社会となった日本。その裏では、伝統的な社会の秩序の崩壊により拠り所も居場所もなくなり、完全に自由になったところで人生の送り方や行先に迷う人が急増してしまいました。また、人生の意味を消費に結び付けようとする現代社会の精神的な空さを憂い、社会を離れたり人生そのものの価値を見いだせなくなったりする人も、増えています。

 

このような、「何となく物足りない」「今のままでは駄目だ」と感じている人々のためになりたいという願から生まれてきたのは、講堂という空間です。

 

当山の講堂は講演講座、諸作法の伝授会、大峯山入峯修行に挑む行者の合宿、止観瞑想などの修行体験、または様々なイベントや集まりを行うためのお堂です。仏教では結縁と言い同行と言いますが、もっとも簡単に言えば「人と人との間の絆」が育っていく場所です。

 

しかし、私たち人間は独立して存在するものではなく、あくまでも大自然の中に、大自然によって生かされているものにすぎないので、人間同士の絆だけではなく、現代人が見失ってしまった自然との絆を取り戻すために敢えて「内」と「外」の壁を設置せず、吉野山の美しい風景が五感で体感できるような造りに拘った建物でもあります。

 

そのため、神仏、人間、そして大自然が本来一つであることを実感できる講堂こそ、「世のため、人のためになりたい」という当山古来の姿勢を形にしたものです。

 

このお堂だけではなく、櫻本坊のこの精神、想い、そして活動を今後も存続できるように、この度皆様方のお力添えをいただきますようお願い申し上げます。

 

 

 

寺紋

7:賛同者応援メッセージ


本件に関して、たくさんの方々より応援メッセージをいただいております。

活動報告にて順次ご紹介していきますので、ぜひご覧ください。*五十音順

 

 

 

 

寺紋

8:プロジェクトに関するご留意事項

 

※ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

※本件はAll-inのため、原則返金はいたしません。ただし、銀行振込およびコンビニ支払いにてご支援いただく場合、振込金額が予約金額より超過している、もしくは不足しており追加で振込まれない場合に返金先口座を利用いたしますので、その際は支援履歴画面よりご入力をお願いいたします。
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

※本プロジェクトのリターンのうち、有効期限を設けている体験型のリターンについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。

※「ご宝前にて永代祈祷」の返礼について、万が一実施できなくなった場合でも返金はできませんのでご了承ください。

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

プロジェクト実行責任者:
巽 良仁 井光山五臺寺 櫻本坊
プロジェクト実施完了日:
2024年5月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

大講堂の屋根の雨漏り修繕費用(屋根修繕工事費+天井・壁一部内装費+READYFOR手数料+資材高騰費分)として使用いたします。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
自己資金にて補填

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プロフィール

671年 都が近江にあった飛鳥時代。天智天皇の弟である大海人皇子は吉野離宮日雄殿にいました。ある寒い冬の夜、大海人皇子は夢を見ます。―深い雪に覆われた吉野山に1本の満開の桜が咲いている。不思議に思った大海人皇子は、役行者の高弟・角乗に夢判断を命じます。角乗は答えます。「櫻は日本の花の王、殿下は天皇の位につかれることでしょう。」と。翌年、大海人皇子は壬申の乱に勝利、天武天皇となられます。喜ばれた天武天皇は、その夢で見た櫻樹を探し出し、そのもとにお寺を建立。寺号を櫻本坊と名付け、天武・持統天皇の勅願所とされました。以来、神仏習合の修験道場として、また厄除・道開き・勝福・縁結びのご利益祈願で、広く信仰を聚めています。神変大菩薩(鎌倉時代・重文)をご本尊とし、天武天皇ご念持仏 釈迦如来坐像 (飛鳥時代・重文)など数々の寺宝が伝わる。聖天堂には役行者ご感得の日本最古の聖天尊(歓喜天)が祀られる。

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リターン

10,000+システム利用料


家内安全祈願コース

家内安全祈願コース

●大講堂ご本尊の特別朱印2種

------
●勧進帳にご芳名記帳+ご宝前にて永代祈祷
●お礼状
●公式ホームページにご芳名掲示

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

30,000+システム利用料


清め香コース

清め香コース

●拝観年間パスポート
※同伴者2名様まで無料
※有効期間: 2024年6月1日~2025年5月31日
※上記期間中いつでも何回でもお使いいただけます。
※現地までの交通費・宿泊費は別途ご負担ください。

●大講堂ご本尊の特別朱印2種
●香しおり

------
●勧進帳にご芳名記帳+ご宝前にて永代祈祷
●お礼状
●公式ホームページにご芳名掲示

申込数
11
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

10,000+システム利用料


家内安全祈願コース

家内安全祈願コース

●大講堂ご本尊の特別朱印2種

------
●勧進帳にご芳名記帳+ご宝前にて永代祈祷
●お礼状
●公式ホームページにご芳名掲示

申込数
89
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

30,000+システム利用料


清め香コース

清め香コース

●拝観年間パスポート
※同伴者2名様まで無料
※有効期間: 2024年6月1日~2025年5月31日
※上記期間中いつでも何回でもお使いいただけます。
※現地までの交通費・宿泊費は別途ご負担ください。

●大講堂ご本尊の特別朱印2種
●香しおり

------
●勧進帳にご芳名記帳+ご宝前にて永代祈祷
●お礼状
●公式ホームページにご芳名掲示

申込数
11
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月
1 ~ 1/ 15

プロフィール

671年 都が近江にあった飛鳥時代。天智天皇の弟である大海人皇子は吉野離宮日雄殿にいました。ある寒い冬の夜、大海人皇子は夢を見ます。―深い雪に覆われた吉野山に1本の満開の桜が咲いている。不思議に思った大海人皇子は、役行者の高弟・角乗に夢判断を命じます。角乗は答えます。「櫻は日本の花の王、殿下は天皇の位につかれることでしょう。」と。翌年、大海人皇子は壬申の乱に勝利、天武天皇となられます。喜ばれた天武天皇は、その夢で見た櫻樹を探し出し、そのもとにお寺を建立。寺号を櫻本坊と名付け、天武・持統天皇の勅願所とされました。以来、神仏習合の修験道場として、また厄除・道開き・勝福・縁結びのご利益祈願で、広く信仰を聚めています。神変大菩薩(鎌倉時代・重文)をご本尊とし、天武天皇ご念持仏 釈迦如来坐像 (飛鳥時代・重文)など数々の寺宝が伝わる。聖天堂には役行者ご感得の日本最古の聖天尊(歓喜天)が祀られる。

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