過酷な環境で暮らす猫を救う。長崎の離島「壱岐」の猫に不妊去勢手術を

過酷な環境で暮らす猫を救う。長崎の離島「壱岐」の猫に不妊去勢手術を 6枚目
過酷な環境で暮らす猫を救う。長崎の離島「壱岐」の猫に不妊去勢手術を
過酷な環境で暮らす猫を救う。長崎の離島「壱岐」の猫に不妊去勢手術を 2枚目
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過酷な環境で暮らす猫を救う。長崎の離島「壱岐」の猫に不妊去勢手術を 6枚目

支援総額

4,561,000

目標金額 3,000,000円

支援者
475人
募集終了日
2023年5月12日

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プロジェクト本文

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成猫になれない
長崎の離島の猫を救いたい。


のんびり気ままにごろん。
長崎の離島の猫たちは一見
心地よく暮らしているように見えます。

しかし実際は、離島の猫たちの状況は深刻です。


当たり前のように外飼い・未去勢の猫たちは
交通事故に遭う危険や病気の蔓延など

常に過酷な環境で生きています。

特に子猫は鳥に食べられてしまうこともあり
成猫まで生きられる個体はごくわずか。
不幸な命を産ませない対策が必要です。


そしてこの度、
長崎の離島「壱岐」の保護団体から
「助けてほしい」というSOSが届きました。

猫たちの置かれている状況を知りながら
見過ごすわけにはいきません。

今いる猫たちを一代限りの命にする。
過酷な環境で暮らしているの猫を救うため、
80頭の不妊去勢手術を実施します。


私たちの新たな挑戦に
どうかあたたかいご支援をお願いいたします。

 

壱岐の猫:2023.3月撮影

2023年3月22日
NPO法人アニマルレスキューハッピーりぼん代表
田﨑直美

 

 

NPO法人アニマルレスキューハッピーりぼん

活動の原点は、多頭飼育崩壊現場からのSOSでした。

 

 ページをご覧いただきありがとうございます。特定非営利活動法人アニマルレスキューハッピーりぼん代表の田﨑直美と申します。

 

私たちは長崎県大村市で猫の保護とTNR(Trap / Neuter / Return =捕獲/去勢・不妊手術/元の場所に戻すこと)を中心に活動する小さな保護団体です。2019年に活動を開始してからこれまで231頭の猫を譲渡し、631頭の野良猫をTNRしてまいりました。

 

団体としての活動の原点は、2019年にとある多頭飼育崩壊現場から届いたSOSでした。当時90歳だった飼い主さんが亡くなってしまい、54頭もの猫たちが家に取り残されてしまっていたのです。小さな命がたくさん失われてしまう状況を見過ごすことができず、当時5人の仲間たちと急いで団体を立ち上げました。

 

 多頭飼育崩壊現場:許可を得て掲載しています

 

活動当初は右も左もわからず手探り状態からのスタートでした。まずは猫たちを保護してくれる場所を探そうと、他団体へ連絡してみましたが、頭数が多いため受け入れてもらえませんでした。SNSで拡散してみても、立ち上げたばかりの小さな団体の影響は殆どなく、一人も里親様を見つけることができずに苦慮していました。

 

しかしそのあと、偶然長崎テレビから取材をうけることになり、その放送をきっかけに団体の認知が広がり54頭中13頭が新しい家族のもとへご縁が繋がりました。思い切って仲間たちと保護活動を始めて本当に良かったと感じた、今でも鮮明に覚えている出来事です。

 

 

クラウドファンディング挑戦へ
皆様へのお礼と活動実績

 

残りの41頭は里親様が見つかるまで自分たちで保護しなければならず、シェルター運営を検討し始めたとき、ありがたいことに、テレビを見てくださった方から50万円ものご寄付をいただきました。その資金を元手にシェルターとして、古屋を借りることができました。

 

同時に初めてのクラウドファンディングにも挑戦し、231人もの方々から2,062,000円のご支援をいただきました。いただいた支援金でシェルター内に譲渡会場となるスペースと、TNR用の手術室を設けることができて、命を繋ぐ活動を本格的に始めることができました。お心をお寄せいただき、本当にありがとうございました。

 

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シェルターの様子

スタッフたちと猫ポーズ(下中央が私・田です)

譲渡会の様子(ショールームを借りて開催)

シェルター内に手術室を完備。獣医師の先生により迅速に対応できます

 

そして昨年の2022年の冬に、2回目のクラウドファンディングに挑戦しました。多頭飼育崩壊の相談が相次いでいたため、新しく救い出せる子をもっと増やしたいという想いと、猫たちの部屋を分けて病気の感染を防ぎたいという想いから、シェルターを改装するためのクラウドファンディングを行い、結果として208名の方々から3,049,000円のご支援をいただくことができました。

 

プロジェクトページはこちら

 

猫が落ち着けるスペースを拡充

格子状の壁により部屋全体が見渡せるように

 

シェルターの改装によって部屋の仕切りが増えた結果、病気の猫を隔離できるようになり、猫たちの健康管理がしやすくなりました。また、保護スペースが充実したことにより、多頭飼育崩壊現場からレスキューする数を増やすこともできるようになりました。

 

今もなお、多頭飼育崩壊の現場からの相談は相次いでおります。保護した猫の中には、白内障で目の見えていない高齢猫、エイズキャリアの子、アレルギーでケアが必要な子などさまざまな子がいますが、皆様のご支援のおかげで一頭でも多くの命を保護し、少しずつではございますが、譲渡につなげる活動を継続することができております。改めて、本当にありがとうございました。

 

 

🎀 ハッピーりぼんの活動実績 🎀

2019年:任意団体ハッピーりぼん設立/一般家庭の多頭飼育崩壊現場52頭保護/13頭譲渡

2020年:クラウドファンディング実施(譲渡スペースと手術室設置)/保護シェルター設立/TNR頭数81頭、譲渡40頭

2021年:特定非営利活動法人ハッピーりぼん設立/TNR頭数295頭、譲渡88頭

2022年:クラウドファンディング実施(隔離部屋設置/保護スペース増築)/TNR頭数255頭、譲渡103頭

 

現在シェルターでは常時35頭を保護し、預かりボランティア様宅では5頭保護していただいております。

 

 

 

私たちは大きな保護団体様と比べ、まだまだ規模は小さいかもしれません。ですが、多頭飼育崩壊現場からのレスキューとTNR活動を通して過酷な環境下で暮らす猫たちの命を一代限りにすることで、不幸な命を増やさないよう常に最前線で命を救うことができていると自負しております。

 

 

3回目の挑戦の経緯

相談が相次ぐ、離島の猫たちの問題。

 

活動開始から4年、活動も軌道に乗りレスキューやTNRの依頼が多く寄せられるようになった私たちは、離島からの相談も多く受けるようになりました。離島の中でも特に「壱岐」からの相談が相次いでいたため、TNRを実施したいと思っておりました。

 

しかし交通の便の悪さから、TNRに協力的な市内の動物病院を見つけることができれず、何度も相談しては諦めるという苦しい想いをしてまいりました。更に、一度にたくさんの猫をTNRするにはまとまった資金が必要です。団体として医療費等を含めた運営費が年間150万円以上かかっている中、追加で費用を捻出する余裕もありません。

 

一方で、離島の猫たちの問題は深刻さを増しています。相談元である壱岐の保護猫団体様のお話によると、壱岐には動物病院が2件しかなく、動物の医療体制が間に合っていないそうです。それに加えて自然豊かな土地柄ゆえ、「外飼い・未手術」が当たり前の状態となり、放っておくと猫たちはどんどん増えてしまいます。

 

猫たちは病気の蔓延や、交通事故に遭う危険も多く、死と常に隣り合わせです。特に子猫は病気に弱く、鳥に食べられてしまうこともあり、成猫になる前に亡くなってしまうことも多いそうです。

 

こういった状況を知りながら、見過ごすわけにはいきません。

 

壱岐の猫:2023.3月撮影

壱岐の猫:2023.3月撮影

壱岐の猫:2023.3月撮影

壱岐の猫:2023.3月撮影

 

そんな中、日頃から懇意にしてくださっている「ありあけペットクリニック」の木下先生が「離島から猫たちを連れてきてくれれば、シェルター内の手術室でTNRができるよ。」と快く協力してくれることになりました。この秋からの実施にむけて話が進んでいます。

 

動物病院の問題が解決されれば、残るは費用の問題のみ。

 

これまで何度も多頭飼育現場からのレスキューやTNRを実施してきた私たちだからこそ、壱岐の猫たちの問題を解決する一助となれるのではないかと考えております。ただ資金を集めるだけではなく、離島で過酷な状況の中、必死に生き抜く猫たちの存在や不妊去勢手術の必要性を多くの人に知ってもらえるきっかけにもなればと思い、この度クラウドファンディングに挑戦することを決意いたしました。

 

 

獣医師の先生の想い

|木下あゆみ

(ありあけペットクリニック獣医師)

 

 

ありあけペットクリニックの獣医師、木下と申します。

 

「外で暮らす猫たちは、夏はつらい暑さに衰弱し、冬は厳しい寒さに震えている、そうした過酷な環境下で必死に生きている猫たちを少しでも減らしたい!先生手伝ってくれませんか?」

 

そんなハッピーりぼんさんの熱い思いに心動かされました。シェルター内に分院を開設し、そこで定期的にボランティア価格で不妊手術を行っています。

 

今回、田﨑さんが離島の猫たちの不妊手術をするため、クラウドファンディングにしたいと相談を受けた時に、田﨑さんならできる(可能性)、いや、やるだろう(確信)、とGoサインを出しました。

 

今回の取り組みが、離島の猫たちを救う第一歩になるよう、獣医師として少しでも力になりたいと思っております。

 

※木下あゆみ様よりプロジェクトを行うこと、名称掲載を行うことの許諾を取得しております

 

 

皆様のご支援でできること

 

長崎県壱岐市の離島の猫たちについて、来年の4月までにまずは80頭のTNRを実施いたします。

ご支援が集まった金額に応じて、複数回TNRを実施いたします。

 

目標金額と資金使途

300万円

・長崎県壱岐市の80頭分のTNR実施費用

・渡航費用

・シェルター運営費

・その他諸経費

・READYFOR 手数料

 

〈スケジュール〉

・2023年9月〜11月:2回実施(20頭×2回=40頭のTNRを予定)

・2024年3月〜4月:2回実施(20頭×2回=40頭のTNRを予定)

 

 

 

代表からのメッセージ

 

田﨑直美

(特定非営利活動法人アニマルレスキューハッピーりぼん代表)

 

 

活動を始めた当初から、長崎県内の猫たちを格差なく救いたいと感じておりました。特に離島の猫たちは交通の便の悪さから、なかなか他の保護団体さまもTNRを実施できていないという課題を聞いており、離島の猫たちを救えるのは、愛情が深く行動力のある木下先生や、熱い想いを持った仲間のいる私たちしかいない。そう思い今回のプロジェクトを始めました。

 

また、壱岐の保護団体である松嶋さんとのご縁も大切に、活動仲間の輪も広げていければと思っております。TNRは決してゴールではありません。離島の猫たちが幸せな猫生を全うするには、島の住民の方々のご協力や、不妊治療手術に対する意識を変えていくことが必要不可欠です。そのため、私たちは今後啓発活動にもより一層力を入れていきたいと思います。

 

離島の猫を救う第一歩として、今回のプロジェクトを必ず成功させなければなりません。

どうかあたたかいご支援・応援をよろしくお願いいたします。

 

 

応援メッセージ

  

■ 松嶋 純子様|壱岐島わんにゃんお守り隊299(ニクキュウ)代表

 

 

殺処分が深刻化している島 『壱岐』を なんとかしないと!の思いから昨年5月に保護団体を立ち上げました。

今回アニマルレスキューハッピーりぼん様より壱岐っ子の命を救いたいとTNRの実現に向けてのお話をいただきました。まさに私たちが取り組むべきTNR活動を一緒にやっていきましょう!とお声かけいただきました。本当にありがたく、感謝しかありません。

 

壱岐での猫たちはまだまだ外飼いが一般的です。

可哀想だから餌を与える。不妊去勢手術はする予定はない。どんどん増える。の悪循環…。

そしてなにより、動物医療の体制が整っていないこと。条例は施行されるけど、そのための医療体制作りは離島にとって重要となります。

 

亡くしていい命なんて1つもありません。

まだまだクリアしないといけないことは山のようにあるけれど、島の猫ちゃんが一代の猫生を全うできるように1つずつクリアしながら私たちも頑張ります。

 

どうかご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

(壱岐島わんにゃんお守り隊299の皆様)

 

 

■ 福田 美代子様|預かりボランティア様

 

 

ハッピーりぼんさんの活動に心動かされ、預かりボランティア等で参加させていただき、その時に出会った子の可愛さに魅了されそのまま里親になりました。

 

私は長崎にUターンし6年が過ぎましたが、長崎の多くの猫ちゃんたちがおかれている厳しい現状を知り愕然としました。何か自分にできることはないかと思い、微力ながら猫ちゃんたちとの生活を送っています。

 

人の生活を守るために共存してくれた猫たち。私たちの生活様式が変化してきた今だからこそ、”人が猫たちと共存するために猫を守る”という行動が求められていると考えます。

 

想いだけでは守ることにつながらず、小さな小さな行動からでも始めてみなければ、想いが届かないということを痛感しました。

 

ぜひ同じ想いの方がいらっしゃいましたら、ハッピーりぼんさんの行動にご支援いただきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 


ご留意事項

※ご支援の前に必ず利用規約をご一読いただき、規約にご同意の上ご支援をお願いいたします。


※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

 


第一目標達成のお礼とネクストゴールへのご協力のお願い

 

いつもハッピーりぼんを応援いただき、誠にありがとうございます。

 

皆さまのおかげで、4月28日(木)に第一目標の300万円を無事達成することができました。

心から感謝の気持ちでいっぱいです。今回いただいたあたたかいご支援は、長崎の離島「壱岐」で取り残されている野良猫たちのTNR実施費用や、シェルターの運営費として大切に活用させていただきます。

 

「長崎の離島の野良猫たちを救いたい」という想いは数年前から抱いていたものの、なかなかまわりの方々に伝えたり、実行に移すことができず葛藤を抱えておりました。今回のクラウドファンディングでようやく皆様にお伝えすることができて、たくさんのご支援や応援のメッセージをいただき、背中を押していただきました。本当にありがとうございます。

 

現地の団体様によると、壱岐の野良猫たちは島民よりも多くいると聞いています。

そこで、第二目標は450万円を掲げさらなる壱岐の野良猫のTNR実施を目標に走り続けたいと思っています。

 

第二目標まで達成すれば、更に追加で80頭のTNRを実施し、合計160頭の壱岐の猫の命を一代限りにすることができます。もちろんそれだけでは不十分なため、現地の保護団体様へのTNRのレクチャーや地元の方々への啓発活動も同時に行ってまいります。

 

先日も壱岐に行き、現地の保護団体様に捕獲器の使い方をレクチャーをしました。

こうやって一つ一つ、他団体さんとも連携しながら、いずれは島民全員で協力し合える活動に広げていきたいと思っています。

 

離島でうまれ続ける、不幸な命をゼロにするために。

最後までどうかよろしくお願いいたします。

 

壱岐の猫:2023.4月撮影

 

2023年4月28日追記

NPO法人アニマルレスキューハッピーりぼん代表

田﨑直美

プロジェクト実行責任者:
田﨑直美(特定非営利活動法人アニマルレスキューハッピーりぼん)
プロジェクト実施完了日:
2024年4月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2024年4月までに離島の猫の80匹をTNRします/残りは運営するシェルターの猫たちの8ヶ月分の医療費、運営費として大切に活用してまいります。

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飼主死亡の多頭飼育崩壊54匹の猫たちの保護と里親探しが、私たちの活動のスタートでした。当時、対応してくれる保護団体が見つからなかったため、個人ボランティアが集まり出来ることから始めました。支援を始めて3か月、皆様のご支援により全頭引き取り、何とかシェルターを運営する事ができるようになりました。その後、継続的に猫の保護、TNR、新しい家族を見つけてあげる活動をしています。猫たちが幸せになれるように、どうか力を貸してください!!

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