運動会が終わって一段落。

気づけば秋は自然の少ない街の中でもあちこちに広がり、子どもたちの好奇心やワクワクを広げて待っていました。

 

朝市センター保育園では「街じゅうが園庭」と近くから遠くまであちこちへ散歩に出かけ、道中や行く先々でたくさんの発見をしています。

先日運動会を行った東二番丁小学校の西側、ビルの狭間に小さな憩いのスペースがあります。

数段の階段と奥まったところになぜかガネーシャの置き物がある、なんとも不思議なスペース。

ここは昔、奥の壁に滝のように水が流れ落ち、小さな水路に小川のように水が流れ、花壇には花が咲き乱れる、都会の中のオアシスでした。

そのことから朝市っ子たちの呼ぶ通称は「ミニミニ大滝」。

初めて聞く人にはミニなのか大滝なのか!?これまた不思議な通称ですが、昔からこの名前で定着しています。

 

小さな子どもたちが階段上りしたり、トコトコ歩きを楽しむにはもってこいの場所ですが、ここにはもうひとつのお楽しみが。

それは「食べられる実のなる木」があること。

ちょうど運動会の時期になると、スペース入口にある「なつめ」の木にはたわわに実った実が赤く色づき食べ頃になります。

この木が「なつめ」であることも「食べられる」ものであることもほとんど知る人がいないようで、これを知るのは朝市っ子のみ!?
実が色づくのを待ちきれず、運動会前から食べ頃チェックに散歩に通っては、熟しきらない実を味見していた子どもたち。

「まずーい」「まだだー」と今か今かと実が赤くなるのを待っていましたが、ついに!運動会直前の散歩でミニミニ大滝を訪れると真っ赤になったなつめの実!

飛び上がって喜ぶ子どもたち(と保育士)。

保育士に抱っこされ一粒ずつなつめ狩りが始まります。

「早く抱っこしてー」次々と湧くコールにわっせわっせと保育士が子どもを担ぎ上げているとそれを見ていたインドの方(?)の親子連れ、興味深そうにながめていましたが、ついにお手伝いに入ってくれ、ジャンプして上の方になる実を採って子どもたちに渡してくれていました。
早速実を口にするこども達、「おいしー」「もっとー」となつめ狩りが止まらない様子に、このスペースで休憩をとっているサラリーマンの方も「これって食べられるんですか?」と興味をもたれたようです。

そして子どもたちの歓声にそっともぎとって食べていましたよ。

なつめのお味といえば青りんごのような味と食感。素朴です。

ちなみにここ、ミニミニ大滝には「やまぼうし」の実もあり、こちらも争奪戦となっています。

 

おやつも給食ももりもり食べる子どもたちですが、「自分たちの手で採って食べる」という行為がワクワクでいっぱいなのです。食べられるものとあらば採らずにはいられない、集めずにはいられない!この湧き上がる気持ちは小さな子どもたちも持っているものなのですね。
食べられる実に詳しいY保育士(福島の田舎育ち)に感化され、あちこちの公園で食べ物探しを楽しむ、秋の散歩風景でした。

 

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