1998年もあと数日で終わりという日。

保育園での忘年会が終わり、当然の顔をして二次会に繰り出すおやじたちと、子どもを連れて家へ帰ろうとするお母さんたち。
その光景に、「ちょっとなんか変じゃない?わたしたちもかあちゃんの会をつくろうよ。」と声をあげた1人のお母さん。

その言葉に何人かのお母さんが共鳴し「かあちゃんの会」は誕生しました。

 

母親、妻、嫁、労働者といくつもの役割を果たしているかあちゃんたちが抱えているストレスは大変なものです。
当時の「かあちゃんの会」の目的は「とにかくかあちゃんたちのストレスを少しでも解消すること」でした。
それがゆとりを持った子育てや家庭円満につながり、生き生きと生活することができると考えたのです。

 

当初の理想は、子どもを家族に預けてお母さんが単身で楽しむことでした。

でも家庭の事情で無理な人もおり、また、子ども同士を遊ばせたい、子どもと一緒に楽しみたい等の理由で、子連れの参加者が多いのが実態でした。

しかし、たとえ子連れで参加しても、他のお母さんが子どもの世話をしてくれるので、家族だけではできなかったことができるようになり、行けなかった場所にも行くことができるようになりました。

 

「卒園児のかあちゃんを囲む会」「新1年生の近況報告会」「旅行会」「ビアパーティ」などが開催され、お酒を飲みながらおしゃべりし、日頃のうっぷんを晴らして明日への活力としていました。

 

「かあちゃんの会」から生まれたマラソン部会にお父さんや子どもも加わり「朝市ほいくえんず」というチームで活動もしました。そのとき作成されたオリジナルTシャツが「あさいちっこTシャツ」として今も保育園に受け継がれています。

 

「おやじの会」同様、「かあちゃんの会」も20年近く経った現在も、時代の流れとともに活動内容を変えつつ健在しています。

 

「卒園児のかあちゃんを囲む会」「新1年生の近況報告会」は、「卒園児の母を囲む会」「新1年生の母を囲む会」として今も受け継がれ、毎年恒例で開催されています。
今年は子どもと一緒に楽しめる会として、お酒は出さずに会食を楽しみ、在園児のお母さんたちがじゃんけんトーナメントで子どもたちを盛り上げました。
送迎の時間が合わないお母さん同士は普段なかなか話す機会がないため、これらの会が新しい交流をはぐくむ場となっています。

 

今年の春には、これからの「かあちゃんの会」をどう盛り上げるかを話し合う「おにぎりの会」も開催され、参加者がその場で一緒におにぎりを握り、同じ釜の飯を食いながら意見交換をしました。

 

「かあちゃんの かあちゃんによる かあちゃんのための会」として、今のお母さんたちのニーズに合ったかたちの「かあちゃんの会」をつくりあげようと気持ちを新たにしたかあちゃんたちです。

 

「かあちゃんの会」は、保育園と子どもたちを側面から支えていく目的の「おやじの会」とはまるっきり性格がちがい、あくまで“かあちゃんのため“の会です。
しかし、この会でのお母さん同士の結びつきが、PTA活動の活性化や、子どもたちを守る運動への参加、保育園への協力へとつながっているのです。

 

朝市センター保育園のお父さん、お母さんたちは、PTA活動とはまた別に「おやじの会」「かあちゃんの会」という独自の活動を通して、保護者同士の結束を固めているのです。

 

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